腹腔鏡検査とは?どんな方法で何がわかる?費用はいくら?

1. 腹腔鏡検査とは?

腹腔鏡検査とは、お腹から腹腔鏡を挿入し腹部の内腔を観察して、不妊の原因を調べる方法です。

通称で「ラパロ」と呼ばれることもあります。

これは、腹腔鏡を意味する英語「Laparoscopy」の省略語が由来となっています。

どんな人が受ける検査なの?

腹腔鏡検査は、不妊治療や、不妊検査をする方全員が受ける検査ではありません。

一通りの不妊検査を受けても、不妊の原因が見つからず、人工授精にステップアップしても妊娠できない方が対象です。

その他にも、子宮内膜症の疑いのある方や、クラミジア検査で陽性反応がでた方なども、検査対象となります。

検査を受ける時期

検査を受けるためには、必ず妊娠していないことを確認しなければなりません。

そのため、生理終了後の低温期で、排卵日の数日前までが、検査にはベストなタイミングとなります。

排卵後から生理までの高温期にも検査は可能ですが、その周期には避妊が必要です。

腹腔鏡検査の所要時間

腹腔鏡検査は、腹部を1〜2cmほど切開して行う検査です。

体への負担も、他の不妊検査よりも大きいため、入院が数日間必要になります。

基本的には1〜3日間、回復の程度によっては、1週間ほど入院が必要な場合もあります。

2. 腹腔鏡検査の方法

腹腔鏡検査は、他の不妊検査に比べて、体への負担が大きな検査です。

腹腔鏡検査は、日帰りで行える検査ではなく、数日間の入院が必要です。

検査前の準備

手術前には、血液検査、尿検査、エックス線検査や心電図などの検査があります。

一般的に、検査日の前日から病院に入院し、座薬や浣腸にて、胃や腸の中を空にします。

そして、検査日当日は、腹腔内に炭酸ガスを注入し、全身麻酔をかけて準備をします。

腹腔鏡検査開始後

おへその下約1~2cmの部分の皮膚を1~2cmほど切開し、まずは腹腔鏡を入れるための管を挿入します。

管が問題なく挿入できたら、腹腔鏡を管の中に入れ、初めに入れた管を抜きとります。

腹腔鏡はテレビモニターに接続されおり、リアルタイムで子宮や卵巣の状態などを確認します。

診断が終了したら、腹腔内に注入した炭酸ガスを抜き、切開部分を縫合します。

検査終了後

検査終了後は、腹腔鏡にて録画した検査中の様子を、医師がモニターを見ながら説明してくれます。

そして数日後に回復の具合を確認し、特に問題がなければ退院となります。

3. 腹腔鏡検査でかかる費用

入院が必要となる腹腔鏡検査は、費用が心配な方も多いと思います。

腹腔鏡検査にかかる費用には、保険が適用されます。

検査を受ける病院や検査内容により、金額は変わりますが、目安としては5万円~20万円程度です。

しかし、検査の内容が予想以上に大きくなったり、入院期間が長くなると、費用が高くなります。

「高額医療費」の対象になる腹腔鏡検査

腹腔鏡検査は、「高額医療費」の対象になります。

高額医療費とは、1ヶ月間にかかった医療費の自己負担額が、一定の金額を超えると適用されます。

一定の金額を超えた自己負担額は、その分が後で払い戻されます。

また、加入済みの生命保険などで、腹腔鏡検査が保険の適用になる場合もあります。

検査前には、しっかりと確認しておきましょう。

4. 検査で見つかる異常と治療法

腹腔鏡検査で見つかる異常

腹腔鏡検査で見つかる異常には、以下のようなものがあります。

  • 子宮内膜症
  • 卵管形態の異常
  • 子宮の異常
  • 癒着

では、1つずつ詳しく見ていきましょう。

子宮内膜症

子宮内膜症とは、子宮内腔にしか存在しないはずの子宮内膜や子宮内膜様の組織が、子宮以外の場所にできてしまう病気です。

卵管形態の異常

卵管とは、子宮底の両端にある湾曲した細い管で、卵子や精子の通り道になっている場所です。

ここがクラミジアや、なんらかしらの異常により管が狭くなってしまっていたり、詰まってしまったりする場合があります。

子宮の異常

子宮の異常にはさまざまなものがあり、子宮筋腫や、遺伝的な子宮の形成異常などがあげられます。

癒着

癒着とは、膜などが炎症などを起こしてくっついてしまう状態のことです。

炎症などの影響で、子宮や卵管などに癒着が起こる場合があります。

検査と同時にできる腹腔鏡手術

検査の最中に異常を見つけた場合、異常の種類などにもよりますが、同時に治療(手術)をすることも可能です。

この腹腔鏡手術は、下腹部に3~4か所ほど穴を開けます。

そこに医療器具などを差し込み、小さな癒着を剥がすなどの治療が行えます。

また、卵巣嚢腫や子宮筋腫を摘出したり、子宮内膜症を焼いて治療することも可能です。

手術も同時に行う場合の所要時間

検査と同時に手術が行われる場合には、所要時間が手術分だけ長くなります。

手術の内容などによっても変わりますが、だいたい1〜2時間ほどになることが多いようです。

5. 退院後の生活での注意点

退院後は、基本的に1~2週間程度、自宅で安静に過ごす必要があります。

その後に術後経過の受診をして、問題がなければ、通常の生活に戻すことができます。

検査や手術後はあまり無理をせず、ゆっくりと元の生活に戻すようにしていきましょう。

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