悪露ってなに?どんなにおいや色がするの?量はどう変化する?

1. そもそも悪露ってなに?

悪露とは

お産を終えて一安心と思いきや、何日も出血が続き、不安になることがあります。

この出産後に出てくる血は、「悪露(おろ)」といいます。

悪露というのは、産後に続く膣からの分泌物になります。

悪露が出る原因としくみ

胎内の残存物と傷あとからの出血

出産の中で、子宮内膜や胎盤ははがれ、産道は傷つきます。

はがれた子宮内膜や胎盤の一部などの残存物、傷跡からの分泌物(出血した血液など)が悪露です。

止血されるまで時間がかる

出産すると子宮の中が空になるので、子宮を産前の時の状態に戻すために子宮復古と言われる子宮収縮が始まります。

子宮復古は出産によって剥がれた胎盤や卵膜によって出血するのを止める作用があります。

ただ、完全に止血されるまで時間がかかります。

それまでは、出血や体液が分泌されて体外に排出されることになります。

悪露は誰でも出る

悪露は、血液だけでなくて子宮粘膜、胎盤の一部を含んでいるため、サラサラしている部分とドロドロしている部分があります。

個人差はありますが、出産すれば誰でも悪露は排出されます。

基本的には不安を感じることはありません。

悪露の臭いや色ってどんなの?

悪露は、血液だけでなく子宮に残った胎盤や卵膜が混ざり合った分泌物なので、生理とはまた違うものになります。

色は生理の出血と似ている

血液が混じりあっているので、色は赤っぽく生理の出血と良く似ています。

においは独特で臭い

少し血生臭く、独特のにおいです。

生理のにおいとは少し違います。

独特なにおいが気になるという場合は、こまめにトイレで産褥パッドを交換しましょう。

2. 悪露っていつまで続くの?

一般的に悪露が続くのは1ヶ月ほど

悪露が出るのはしかたないと言っても、いつまで続くのか気になりますよね。

個人差はありますが、基本的に産後1ヶ月ほどで悪露は出なくなります。

悪露はどう変わっていくのか?

子宮収縮すると出血がなくなるので、産後1週間ほどすると血の色がなくなり、体液中心の黄色っぽい色になっていきます。

そして、最終的に白色へと変わって悪露はなくなります。

鮮血の真っ赤な悪露が2週間以上続く場合、悪露が産後1ヶ月以上続くような場合は、子宮復古がうまく機能していないことも考えられます。

産後2~3日

産後2、3日は、まだ子宮口が開いている状態なので、悪露の量は多くなります。

血液が多く含まれているため、生理のように赤く生臭い臭いがします。

産後1週間

<産後1週間を過ぎると、出血量が少なくなってきて子宮口も閉じてきます。

鮮血のような赤色から茶褐色へと変化して、悪露の量も少なくなっていきます。

ただ、この時点ではまだ悪露特有の血生臭いにおいがします。

産後2~3週目

産後2~3週目になると、子宮内膜が再生して出血がほとんどなくなります。

茶褐色から薄く黄色っぽい色へと変わっていきます。

色が変わって量が少なくなるとともに、においも少なくなっていきます。

産後4週目

産後4週目になると、子宮口が閉じて悪露はほとんど出なくなります。

薄い黄色から白っぽい色に変わり、色も無臭になってそのままなくなっていくことが多いです。

人によって違いますが、産後5週目に入る頃には悪露がなくなるというのが一般的です。

産後5週目以降になっても、悪露がなかなか減らない、においが強いというような場合は、医師に相談してください。

3. 悪露が多いのはトラブルの可能性がある

悪露が少ない人と多い人の違い

悪露の量には個人差がありますが、悪露が多い場合、何かしらのトラブルが起こっている可能性が考えられます。

悪露の量は平均すると約300gほどと言われています。

少ない人だと200g以下、多い人だと400gほどあるので、個人差が大きいです。

悪露が少ない人

経膣での自然分娩だと、平均が約300gほどなので、200gだかなり少なめです。

経産婦の場合は、子宮が元に戻ろうとするスピードが初産の時よりも早くなり、痛みや出血も多くなる傾向にあります。

そのため、経産婦は初産の方よりも悪露が多くなりやすく、250gで少なめだといわれています。

悪露が多い人

赤ちゃんが大きめだったり、羊水が多かったり、双子を出産して子宮が大きくなった人は、悪露が多くなる傾向にあります。

出産するときに異常があった場合も、悪露の量が多くなってしまうことがあります。

悪露の量が増えていく場合は体のトラブルかも?

想定される体のトラブル

悪露は出産後、時間が経っていくほどに少なくなりなくなっていきます。

時間が経過しても悪露の量が増えるというような場合、体に何かしらのトラブルが起こっていることが考えられます。

子宮内に胎盤が残っている、子宮の収縮がうまくいっていないというような場合は、いつまでも悪露やにおいが続くことがあります。

悪露は少しずつでも減っていくのが基本です。

心配な場合は病院へ

先週に比べて悪露が多いかも?と思ったら、すぐに産婦人科に行くようにしてください。

多少長引いても悪露の量は減っていくので、悪露の量が増える=何らかのトラブルかもしれないと考えて対処してください。

4. 産後の悪露で慌てる必要はない

アイテムで対処しよう

出産した後も血とおりものが混ざったような分泌物が出続けると、気持ち悪く、気になります。

しかし、産後に悪露が出るのは、身体を回復させるためで仕方のないことです。

出産をすれば誰しも悪露は出ます。

悪露が出ること自体は心配する必要はありませんので、「産褥パッド」や「産褥ショーツ」で対策しましょう。

出産が終わったらすぐに悪露が出るようになるので、事前にたくさん用意しておくと便利です。

悪露の状態をチェックしよう

実は、悪露というのは異常や病気発見のバロメーターになります。

悪露の状態をチェックすることで、産後の自分自身の身体の回復状態を見ることができます。

トイレに行く時に悪露の色はどうか、量はどうかなど、確認するクセをつけておくようにしてください。

そうすることで、ちょっとした変化にすぐに気付くことができるようになります。

いつまでも赤色のまま、量が減らない、臭いが強いというような場合、1人で悩まずに病院に相談するようにしましょう。

5. 産後はゆっくり休むように

出産というのは、思っている以上に体力が必要となります。

もともとデリケートな子宮は、産後さらにデリケートな状態になります。

小さな赤ちゃんがいると忙しくなりますが、休めるときはできるだけ身体を休ませてあげるようにしてください。

悪露には個人差があるので、一概には言えませんが、不安があるなら医師に伝えることが大切です。

いつまでも赤色のまま、量が減らない、臭いが強いというような場合、1人で悩まずに病院に相談するようにしましょう。

近所の産婦人科の病院を
探す・口コミを見る