不妊治療の超音波検査とは?子宮の状態がわかる?内容・費用・感想

1. 不妊治療とは?

不妊治療とは、妊娠しにくい原因をつきとめ、妊娠の可能性を高めるための治療です。

厚生労働省の資料によると、平成14年度の時点で不妊治療を受けているカップルの数は、46万人を超えているようです。

不妊治療はどんな人が受けるの?

不妊治療の前には、必ず不妊検査が行われます。

不妊検査により、不妊症と判断された場合、希望により不妊治療にすすみます。

2. 不妊検査とは?

不妊検査とは、妊娠を希望しているのに、なかなか授からない方のための検査です。

男女共に、複数の検査を受け、不妊の原因を調べます。

どんな人が検査を受けるべき?

妊娠を希望しており、避妊せずに性交渉を一定期間行っているのに妊娠しない場合、不妊検査を受けることをおすすめします。

一定期間の目安としては、1年程度ですが、35歳以上の方は半年程度と、期間が短くなります。

また、「結婚前に念のため確認しておきたい。」などの理由で、検査を受ける方もいます。

不妊検査の種類

不妊検査にはさまざまな種類があり、女性の場合は、生理周期に合わせた検査を行っていきます。

基本的な女性の不妊検査は、以下の周期に合わせて行われます。

  • 月経期
  • 卵胞期
  • 排卵期
  • 黄体期

病院や、クリニックによって、多少検査の内容に違いがありますが、基本的にはほぼ、同じような検査をしてきます。

では、それぞれにどのような検査をするのか見ていきましょう。

月経期

生理中の、この時期にする検査は以下の通りです。

  • 超音波検査(全胞状卵胞数の確認)
  • ホルモン検査(卵胞ホルモン、黄体化ホルモン、乳汁分泌ホルモン、卵巣刺激ホルモン、甲状腺ホルモンなど)
  • 月経血培養検査

卵胞期

生理が終わり、低体温になっている排卵前の時期です。

検査内容は以下の通りです。

  • 超音波検査(発育卵胞の径の確認)
  • ホルモン検査(卵胞ホルモンなど)
  • 子宮卵管造影検査
  • 通水検査

排卵期

成熟した卵胞から卵子が、放出される前後数日の期間のことをいいます。

検査内容は以下の通りです。

  • 超音波検査(卵胞、子宮内膜の計測)
  • 頸管粘液検査
  • フーナーテスト

黄体期

排卵後の次の月経が始まるまでの時期で、月経周期の後半にあたる期間です。

検査内容は以下の通りです。

  • 超音波検査(子宮内膜厚を計測)
  • ホルモン検査(黄体ホルモンなど)

このように、女性の検査の場合は生理周期に合わせて、検査の内容が変わっていきます。

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3. 超音波検査(エコー)とは?

周期によって変わっていく女性の検査内容ですが、どの時期にも登場している検査内容があります。

それが超音波検査です。

超音波検査は、不妊治療・不妊検査共によく用いられる検査の方法です。

超音波検査のしくみと特徴

超音波検査とは超音波のはねかえりを利用し、おなかの内部をモニター画面に映し出すという検査です。

別名「エコー検査」とも呼ばれており、エックス線のように、生体に対しての傷害がなく、安全に行えることが特徴です。

超音波検査の種類

超音波検査には2種類の検査があります。

  • 経腹超音波診断
  • 経腟超音波診断

では、それぞれの特徴を見ていきましょう。

経腹超音波診断

腹部に検査用のゼリーをぬって、上から超音波を当てる方法です。

この方法は、ある程度の大きさになった胎児の様子などを確認するのに向いています。

よって、おもに妊娠中期〜後期に使用される超音波検査です。

経腟超音波診断

腟内に入れたプローブ(検査用器具)から、超音波を出す方法です。

不妊治療や検査の場合は、卵巣や子宮などの臓器を近くから観察できる方がよいため、この経腟超音波が向いています。

周期によって変わる超音波検査

不妊治療中や不妊検査中に、ほぼ毎回行われる超音波検査ですが、調べる内容は周期によっても変わります。

不妊治療や検査中に、超音波で調べるおもな内容は以下の通りです。

  • 全胞状卵胞数
  • 発育卵胞の大きさ
  • 卵胞、子宮内膜の計測
  • 子宮内膜厚の計測

では、1つずつ詳しく見ていきましょう。

全胞状卵胞数

近く排卵する可能性がある卵胞を、胞状卵胞といいます。

そして、超音波を用いて両側の卵巣にある胞状卵胞数を調べる検査をします。

この検査は、卵胞期の早期、つまり生理期間中(生理日3日目〜)あたりに検査が行われます。

発育卵胞の大きさ

卵胞の径、つまり卵胞の大きさを超音波で計測します。

卵胞の大きさ測定することによって、排卵時期を予測するための検査です。

こちらは、卵胞期に検査が行われます。

卵胞、子宮内膜の計測

排卵期に入ると、卵巣では卵胞が成熟し、排卵されます。

そして、子宮内膜は妊娠に備えて、受精卵が着床しやすいよう、厚みがではじめます。

よって、卵胞の大きさや、子宮内膜の厚みを超音波で測ることによって、排卵日を特定します。

子宮内膜厚の計測

同じ子宮内膜厚の測定でも、排卵期と同じように、黄体期にも厚みを測定します。

妊娠が成立しなかった場合、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌が止まります。

そして子宮内膜は薄くなって、最終的に脱落し、血液などと一緒に体外へ排出されていきます。

この時期の超音波検査は、正常に体のサイクルが行われているかどうかを確認するために計測されます。

超音波は子宮や卵巣のトラブルを発見する

不妊治療や検査に、超音波を利用するのには、さまざまなメリットがあります。

特に、肉眼や採血では分かりにくい、私たちの体のサイクルや、異常に素早く気づくことができます。

4. 超音波の費用

不妊治療や検査の度に、ほぼ毎回行われる超音波検査ですが、費用はどのくらいかかるのでしょうか?

これは、病院やクリニックによっても費用が変わるため、はっきりと金額を断定することができません。

超音波検査の大まかな目安としては、保険が適用されて1回1500円程度からになります。

しかし、1度目の超音波検査は保険が適用される場合が多いのですが、2回目以降は保険が適用されない場合があります。

その時の検査や治療で、保険適用外になる場合も

1度目は保険が適用されるのに、2回目以降は保険適用外になってしまう場合も中にはあります。

排卵誘発剤などの投与量が多くなると、最初から保険が適用されなくなってしまう場合があるからです。

費用面が心配な方は、事前に通院している病院に、確認しておくことをおすすめします。

5. 超音波検査の方法と時間

先ほども説明した通り、不妊検査で用いられる超音波検査は、経腟超音波診断です。

これは、膣の中に直接プローブ(検査用器具)を入れて検査する方法です。

基本的にこの検査は、診察台の上での検査になります。

超音波検査にかかる時間は、個人差があります。

特に問題がない場合は、長くても5〜10分程度で終わります。

6. 超音波検査の安全性

不妊治療での超音波検査は、体の中で超音波を発する検査です。

そのため、安全性を心配される方も多いかと思います。

超音波自体が、人体に全く影響がないかといわれたら、何らかしらの影響を及ぼしている懸念は残ります。

しかし、医療用の超音波器具には、安全面の設備がしっかりと設置されています。

そして、レントゲンやX線などよりも、超音波は安全性が高いことが実証されています。

7. 超音波検査を受けた感想

不妊治療での超音波検査は、特に大きな痛みや不快感を伴うことはありません。

そのため、初めて超音波検査を受けた方は「もう終わりなの?」という、感想を持つ方がほとんどだと思います。

プローブ(検査用器具)を入れる前にも、特殊な薬を塗ったりすることもありません。

超音波検査はとても簡単

検査が未経験の場合、超音波検査と聞くと、不安なことも多いかもしれません。

しかし、超音波検査は、診察台の上に乗ってしまえば、時間もそんなにかかることはありません。

あまり緊張せずにリラックスした状態で診察を受けましょう。

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