不妊検査とは?検査方法・内容・費用・タイミング・感想まとめ

1. 不妊検査とは?

不妊検査とは、「妊娠を望んでいるのに、なかなか授からない。」そんな方のための検査です。

病院での検査によって、授からない原因を調べ、不妊治療が必要かどうかの判断をします。

しかし、一言に不妊検査と言っても、実際どのような検査をするのでしょうか?

検査の内容・費用・期間など、あらゆる面から不妊検査について調べてみました。

どんな人が受ける検査なの?

「妊娠を望んでいるのになかなか授からない。」という場合、ある程度の個人差がありますよね。

妊活を始めて、3ヶ月で授からないと思う人も入れば、2年経って授からないと思う人もいます。

不妊検査のタイミングは「妊娠を希望して、避妊せずに性交渉を行っても、1年以上妊娠しない」というのが、およその目安となっています。

35歳以上の方の場合は、半年以上妊娠しない場合が目安になります。

不妊検査は1回で終わる?

実際に不妊検査を行うにあたって、みなさんはどのようなイメージを持っていますか?

「病院に行って1回で検査できるんでしょ」と、思っている方も案外多いようですね。

しかし、不妊治検査は決して1回の通院では終了せず、数回〜数十回程度の通院が必要です。

どんな病院で検査できるの?

不妊検査は、専門性の高い検査です。

そのため、不妊治療を専門で扱っているクリニックや、病院の不妊外来などで検査を受けるのが一般的です。

夫婦のどちらが受けるの?

不妊検査は、男女両方に不妊の可能性があります。

そのため、夫婦どちらかの検査ではなく、基本的には夫婦2人の検査が必要です。

一般的には、先に女性の検査から始める方が多いようです。

検査に期間はどのくらいかかるの?

検査にかかる期間には個人差があるため、はっきりとした期間を断定しかねます。

特に女性の場合は、生理周期に合わせ、さまざまな検査が行われるため、1〜2ヶ月程度の検査期間が必要です。

2. 不妊検査の内容

不妊検査の内容は、大きく3つに分かれています。

  • 女性側の検査
  • 男性側の検査
  • 男女共同の検査

どこまで検査するかにもよりますが、比較的、女性側の検査の方が多く、検査期間も長いことが特徴です。

女性側の検査

女性側の検査の大きな特徴としては、生理の周期に合わせて、それぞれの期間に、さまざまな検査が行われます。

検査の期間とは、大きく分けて5つです。

  • 月経期に行う検査
  • 卵胞期に行う検査
  • 排卵期に行う検査
  • 黄体期に行う検査
  • その他の検査

では、事項からそれぞれ詳しく見ていきましょう。

月経期に行う検査(FSH・LH・プロラクチンなどのホルモン検査)

月経期に行う検査は、FSH・LH・プロラクチンなど、ホルモンの検査です。

これは、採血による検査です。

性腺刺激(せいせんしげき)ホルモンである、FSHとLHの値を測ることで、脳下垂体や性腺機能の異常をチェックします。

ここでは、月経異常(無月経・無排卵)などの、不妊症の原因を突き止めることができます。

卵胞期に行う検査(子宮卵管造影検査(HSG)・通気検査)

卵胞期とは、生理が終わり体温が低くなっている、低温期にあたる時期のことです。

この時期に行われるおもな検査は、子宮卵管造影検査と通気検査です。

子宮卵管造影検査は子宮の入り口からカテーテルを使用して造影剤を注入し、レントゲンを撮ります。

通気検査は炭酸ガスを子宮~卵管内に通して、圧力の変化で卵管の通過性を予想します。

この2つの検査は、卵管の癒着を広げる効果があるので、妊娠しやすい状態へ改善も期待できるのです。

排卵期に行う検査(宮頚管粘液検査)

排卵期とは、卵巣から卵子が排出される時期のことで、排卵のあった日から前後数日間のことを指します。

ここで行う検査はおもに2つで、その1つが宮頚管粘液検査です。

子宮頚管粘液検査は排卵数日前に病院の診療を受け、特殊な注射器で、子宮口から粘液を採取します。

量や色調、粘性やシダ状結晶などの有無を調べて、排卵の時期を推測し、卵巣の機能を知るために行います。

排卵期に行う検査(フーナーテスト)

フーナーテストとは別名「性交試験」と言われています。

排卵日の前後、医師の指定する検査当日か前夜に性交渉をもって病院を受診し、子宮口や子宮頸管内の粘液を採取します。

そして、この粘液を顕微鏡見ながら、精子の動きや数、状態を確認し、優・良・可・不良の4段階で判定結果をだします。

この検査にはタイミングも重要なので、不良の場合にも、複数回検査を繰り返して診断する場合があります。

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黄体期に行う検査(プロゲステロンなどホルモン検査・超音波エコー検査)

黄体期は、排卵期が終わり、次の生理が来るまでの期間を指します。

この時期に行う検査は、卵巣から分泌される、プロゲステロンというホルモンの検査です。

排卵の有無や、黄体の働きが良好であるかなどを調べます。

そして、超音波エコー検査では排卵後の黄体・子宮内膜厚を確認して測定をします。

その他の検査(抗精子抗体)

数回のフーナーテストで、結果が何度も不良の場合に行う検査です。

抗精子抗体とは、精子を外部からの異物と認識し、攻撃し排除してしまう抗体のことです。

女性側にこの抗体があると、精子が攻撃され排除される原因になります。

抗体価が強陽性の場合、この段階で不妊治療へのステップアップをすすめられる場合があります。

男性側の検査

男性側は生理周期などに合わせる必要がありません。

そのため、本人の体調や希望次第で、いつでも検査することが可能です。

男性側は2つの検査をしていきます。

  • 血液検査
  • 精液検査

では、こちらも1つずつ説明していきます。

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血液検査

FSH・LH・プロラクチンなど、ホルモンの分泌に異常がないかどうかの検査をします。

健康診断などの採血と同じで、注射器を使って採血するだけです。

血液の採取量も、普通の血液検査の時と同じで、基本的に試験管1本分ほどです。

精液検査

精液検査とは、1度の射精での精液の量や、精子の状態などを調べる検査です。

精子の濃度や運動率、奇形率、ウイルス感染の有無などがチェックできます。

基本的には、マスターベーションで射精した精液を、病院から渡された指定の容器に入れます。

病院によって、家での採取や病院での採取など、指示の違いがあります。

男女共同の検査

中には、男女ともに同じ検査をするものがあります。

それが、クラミジアの検査です。

クラミジア検査

クラミジア感染症は、細菌が引き起こす感染症のことで、不妊症の原因につながる可能性があります。

女性の場合は、子宮頸管の分泌液や、腟壁の粘膜部分の分泌液を採取して検査をします。

男性の場合は、尿検査と血液検査によって、検査をします。

3. 不妊検査の費用

一言で不妊検査と言っても、これだけの数の検査内容をこなしていきますので、費用もそれなりにかかります。

不妊検査にかかる費用は、通院する医療機関や保険の適用などによっても変わってしまうため、はっきりと断定はできません。

ここでは、女性と男性の検査費用の、大まかな目安を紹介します。

女性側の費用の目安

生理周期に合わせて数回〜数十回通院する必要があるため、女性の方が比較的費用が高めです。

目安としては、初診のカウンセリングだけでも1000円前後、そして採血だけでも2000円〜20000円程度です。

膣内に特殊な器具を入れて、子宮や卵巣などを見るような超音波の検査では、1500〜3000円程度が多いです。

経血を検査する検査は4500円程度、卵管造営検査では6000円程度が多いです。

それ以上の高度な検査が必要であれば、さらに費用がかかります。

男性側の費用の目安

男性は女性よりも通院の回数が少ないこともあり、女性よりも比較的安めです。

まずは、初診のカウンセリングで1000円前後、そして採血で2000円〜20000円程度です。

また、触診や視診などは、初診の料金に含まれることが多いようです。

そして、精液検査では、2000円〜10000円程度かかります。

これ以上の精密検査になる場合には、女性同様、更に費用がかかります。

検査を受ける前に費用の事前確認を

これらの費用はあくまでも目安です。

病院によっては、これよりも低価格だったり、逆に高額だったりする場合もあります。

事前に、通院する予定のクリニックや病院のホームページをチェックすると、費用が掲載されていることもあります。

また、予約の電話を入れる際に、費用を確認をすることもおすすめです。

不妊検査は、時に高額になる場合があるため、会計時に驚かないためにも、事前に費用を確認しておく方がよいでしょう。

4. 不妊検査にかかる期間

費用同様、確認しておいた方が良いのが、不妊検査にかかる期間です。

例え順調に検査が進んだ場合でも、全ての検査には1〜2ヶ月はかかります。

特に、お仕事をしている女性などの場合、事前に対策をしておいた方がスムーズに検査がすすみます。

生理周期に合わせた女性の検査

女性側の検査の場合、上記でも説明した通り、生理の周期に沿った、さまざまな検査が行われます。

生理周期は、必ずしも自分の都合には合わせることができません。

そのため、「仕事があるから」と、その日にしか出来ない検査を行わない場合、検査が翌月のタイミングまで持ち越しになります。

よって、検査日のタイミングを逃すと、それだけ検査にかかる期間も長くなります。

中には時間の指定がある場合も

また、検査を行う日だけではなく、時間までも指定される場合があります。

フーナーテストの場合は、「診察日の朝◯時に来て」など、時間指定がある場合が多いです。

そして、自宅での精子検査の場合も、「精子を採取してから◯分以内の検査が必要」などの指定があります。

そのため、不妊検査を始めると、仕事をしている場合、確実に遅刻・早退・欠勤などが増えてしまいます。

5. 不妊検査は夫婦2人で行う

不妊検査は、夫婦のどちらか片方だけが行うものではありません。

傾向として、女性の方が熱心になり、男性がなんの知識もないという場合も多いです。

これは、病院に行く回数が多い女性の方が、必然的に不妊に対する知識がつくためです。

また、男女共に、不妊の検査は非常にデリケートな問題であり、どちらか片方が100%悪いということは決してありません。

不妊検査は、精神的にも肉体的にも、夫婦2人に負担のかかる検査です。

どのような結果が出たとしても、夫婦ともに、お互いをサポートしていくことが大切です。

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