妊娠検査薬で陽性反応後に生理がきたけど間違い?どう捉えるべき?

1. 妊娠検査薬は100%信頼できる?

「もしかして、妊娠したかも?」という場合に、気軽に妊娠の有無を調べられるのが、妊娠検査薬です。

しかし、妊娠検査薬で判定された判定結果は、本当に100%信頼できるものなのでしょうか?

正しい判定結果を得るためにも、妊娠検査薬のしくみと自分の体について、よく知ることが大切です。

2. 妊娠検査薬とは

妊娠検査薬とは、妊娠の有無を調べる検査薬のことです。

一般的な妊娠検査薬は、薬局やドラッグストア、場所によってはコンビニでも手に入ります。

妊娠検査薬の判定結果

妊娠検査薬の判定結果は2種類です。

  • 妊娠の可能性が高い陽性反応
  • 妊娠の可能性が低い陰性反応

基本的に、この2つのどちらかの反応が現れます。

3. 妊娠検査薬のしくみ

では、妊娠検査薬は一体何に反応して、妊娠の有無を調べているのでしょうか。

実は、妊娠検査薬のしくみはとてもシンプルです。

妊娠検査薬は、尿中に含まれるhCGというホルモンに反応して、判定結果をだしています。

妊娠すると分泌されるホルモン「hCG」

hCGとは、妊娠すると分泌させるホルモンのことです。

受精卵が子宮内膜に着床し、妊娠が成立することにより分泌されます。

hCGの分泌量が判定結果のカギ

妊娠検査薬は、妊娠すると分泌されるhCGに反応し、判定結果をだしています。

一般的な妊娠検査薬は、尿中のhCGが50mIU/ml以上になると、陽性反応がでます。

また、早期妊娠検査薬などの場合、尿中のhCGが25mIU/mlで、陽性反応がでるものもあります。

検査可能期間とhCGの分泌量の関係

一般の妊娠検査薬は、検査可能期間が、生理予定日1週間後となっているものが主流です。

これには理由があり、生理予定日1週間後、つまり妊娠3週の終わり頃から、尿中のhCG分泌量が50mIU/mlに達し始めるからなのです。

妊娠検査薬の正確性

一般的な妊娠検査薬は、正確性99%というものが多く、それがパッケージに記載されている製品もあります。

よって、使用方法を正しく守っていれば、ほぼ100%に近い確率で正確な判定結果を得られるはずなのです。

4. 妊娠検査薬には判定ミスがある?

しかし、時には妊娠検査薬で、誤った判定結果がでる場合があります。

そもそも妊娠検査薬とは、hCGの分泌量で妊娠の有無を調べる薬であり、正常な妊娠かどうかを調べる薬ではありません。

よって、妊娠検査薬は正常な妊娠以外でも、hCG分泌量が検査薬の規定量に達していれば、陽性反応がでます。

これは、決して妊娠検査薬の判定ミスではなく、あくまでhCGの反応があったという結果です。

陽性なのに生理がきたのはナゼ?

陽性反応が出たにも関わらず、数日後に生理が来てしまう場合も、中にはあります。

これには、主な以下の原因があげられます。

  • 不妊治療中のhCG注射の影響
  • 子宮外妊娠などの妊娠異常
  • 病気などによるhCG産生腫瘍
  • 閉経期の場合
  • 流産や中絶直後
  • 尿中に、タンパク質・血・糖が混ざっている場合

では、1つずつ詳しく見ていきましょう。

不妊治療中のhCG注射の影響

hCG注射は、不妊治療に使用される排卵誘発剤の一種です。

そして、このhCG注射には、hCGホルモンが含まれています

よって、使用するタイミングによっては、妊娠検査薬が反応してしまう場合があります。

hCG注射の効果が0になるまでに、注射から、およそ1週間程度かかります。

注射から1週間以内に検査薬を使用した場合には、hCG注射の影響で陽性反応がでる場合があります。

子宮外妊娠などの妊娠異常

先ほども述べた通り、妊娠検査薬は、正常な妊娠かどうかまで判断することはできません。

子宮外妊娠や胞状奇胎などの、正常な妊娠ではない場合にも、陽性反応がでることがあります。

陽性反応が出たからといって安心せずに、しっかり医師の診療を受けることが大切です。

病気などによるhCG産生腫瘍

卵巣がん・絨毛がん・子宮頚がん・肺がんなどの悪性腫瘍や疾患の影響で、hCGが分泌され、陽性反応が出る場合があります。

このように、病気によって陽性反応がでる場合もありますので、判定後はすみやかに病院での診療を受けましょう。

閉経期の場合

閉経期とは、更年期に入った女性の、生理が終わる時期のことです。

生理が終わる年齢はひとそれぞれでの個人差があります。

平均はおよそ50歳と言われていますが、早い方は30代でも閉経期を迎えます。

そして、この閉経期には、hCGに良く似たホルモンが分泌され、尿中に含まれるため、検査薬が反応してしまう場合があります。

流産や中絶直後

流産や中絶から時間が経っていない時期に検査をすると、陽性反応が出る場合があります。

この場合は、体が「直近まで妊娠していた」という状態になっています。

経過日数が浅いなどの理由で、尿中のhCGの分泌量が非妊娠のレベルまで下がっていないために、陽性反応が出ます。

尿中に、タンパク質・血・糖が混ざっている場合

高度の、糖尿や高タンパク、血尿などで尿に不純物が混じっている場合、適切な判定がだせずに、陽性反応がでてしまう場合があります。

尿の純度が下がっていると、それだけ検査薬の判定結果の正確性も下がりますので、注意が必要です。

5. 検査薬の使用後は必ず病院へ

このように、妊娠検査薬を使用して、陽性反応がでたとしても、正常に妊娠しているかまでは判断できません。

妊娠検査薬で陽性反応がでた場合には、すみやかに病院の診療を受けて、正しいアドバイスをもらうことが大切です。

近所の産婦人科の病院を
探す・口コミを見る