子宮口が開くってどういうこと?1・2・3cmから出産までの時間は?

1. 妊娠中の子宮の状態とは?

子宮口は閉じている

子宮口には、赤ちゃんに近い「内子宮口」と、外界に近い「外子宮口」の二つがあります。

子宮口は、通常は閉じているものです。

妊娠中も、赤ちゃんが外に出ないようにしっかり閉じています。

ですが、ママも赤ちゃんも出産の準備が整うと、自然に子宮口が開き始めます。

子宮頚管が短くなる

子宮頚管とは、内子宮口と外子宮口の間にある、子宮腔と膣をつなぐ部分のことをいいます。

子宮頚管の長さは平均3.5~4.5cmとされており、簡単には開かないようになっています。

ですが臨月に入る妊娠36週には、子宮頚管の長さは2.5~3.5cmと短くなります。

2. 子宮口が開くとは?

子宮口が開くしくみ

子宮口が開くというのは、内子宮口と外子宮口の両方が開いた状態のことをいいます。

出産が近づくと、プロスタグランジンというホルモンが、子宮内の羊膜などから分泌されるようになります。

このホルモンは2種類あり、中でもプロスタグランジンE2が分泌され、産道となる子宮頚管の筋肉を柔らかくします。

ほとんどの場合は、内子宮口が開いた後で、外子宮口が開きます。

3. 子宮口が開く段階とは?

子宮口は段階を追って開く

臨月に入って子宮口が開き始めたら、陣痛を経て、分娩するまで、段階を追って開いていきます。

準備期

準備期とは、子宮口が3cm程度まで開いていう時期のことです。

この段階で、前駆陣痛を感じるママが多いです。

最初は弱くて不規則だった子宮収縮が、徐々に規則的になり、本陣痛に移行します。

この準備期は、2~6時間程度で急にお産が進む人もいれば、数日から数週間続く人もいます。

活動期

活動期とは、子宮口が7cm程度まで開く時期です。

子宮収縮が強まり、陣痛間隔が3~4分になります。

通常は準備期より短時間で、2~3時間半程度で、移行期に進みます。

移行期

移行期とは、子宮口が10cm程度まで開く時期です。

子宮収縮はとても強くなり、陣痛間隔は2~3分で、陣痛自体も60~90秒続くようになります。

子宮口全開大といわれる、10cmまで開ききるまでにかかる時間は、15分から1時間程度です。

子宮口が全開大になったら、分娩に進みます。

4. 子宮口が開いてから出産までの目安は?

1・2・3cm開いてから出産までかかる時間

子宮口は生産期に入る前から少しずつ開いていくので、すぐに陣痛がきて、出産に進むわけではありません。

準備期に入るまで、子宮口は時間をかけて開いていくのです。

子宮口が1cm開いた状態とは

子宮口が1cm開いている状態というのは、内子宮口が広がり始めているという段階です。

赤ちゃんの頭も骨盤内に収まり始めたころで、また子宮頸部は完全に柔らかくなっていません。

この時点では、自覚症状がないママがほとんどです。

子宮口が1cm開くタイミングは、妊娠34~35週のママもいれば、臨月に入っても開かない人もいて、個人差が激しいです。

子宮口が2cm開いた状態とは

子宮口が1cmから2cmに開くまでには、約1週間かかるのが普通とされています。

子宮口は少しずつ開いているものの、子宮頸部は完全に柔らかくなっていません。

子宮口が2cm開いた程度では、まだ本陣痛は起こりませんが、前駆陣痛を感じるママが多くなります。

早ければ数日で本陣痛が起こることがあるので、入院準備はしておいた方がよいでしょう。

子宮口が3cm開いてから出産まで

子宮口が3cm開くころには、子宮頸部が柔らかくなります。

赤ちゃんの下降が進むことで、おしるしが見られたり、陣痛が始まるママが増えてきます。

子宮口が3cm開いてから出産までは、初産婦で10~12時間、経産婦だと4~6時間程度というのが一般的です。

陣痛間隔が遠いうちに、食事をしたり、眠れるようなら眠っておくことをおすすめします。

初産婦は陣痛間隔が10分になったら、経産婦は15分になったら、病院に電話をしてから向かいましょう。

5. 子宮口が開くときの症状は?

無自覚なことが多い

子宮口が開き始めても、ほとんどのママには自覚症状がないものです。

とはいえ個人差があり、出血がみられる、お腹が張る、おりものの量が増える、ニオイがするという人もいます。

大抵は、妊婦検診で内診をしたときに、お医者さまに教えてもらうようです。

6. 子宮口を開きやすくする方法とは?

子宮口が開くために必要な条件

分娩に向けて、子宮口全開大になるためには、いくつか必要な条件があります。

本陣痛がきている

3cmまで開いた子宮口が10cmの全開大になるためには、陣痛間隔が10分以内で、生理痛程度の痛みが伴う子宮収縮が起こる必要があります。

10分間隔だった本陣痛の間隔が4~5分程度になるころには、息を吐かないと耐えられないほど、痛みが強くなります。

そして、陣痛間隔が2~3分になるころには、声を漏らさずにいられないほど、痛みが増します。

陣痛間隔が短くなり、子宮収縮の痛みが強くなることが、子宮口をスムーズに開かせる条件なのです。

赤ちゃんの向きが正しい

臨月になると、赤ちゃんはママの骨盤内に下りてきます。

そして、分娩が始まるころには、ママの背中側に向けて下りている必要があります。

赤ちゃんがママのお腹側を向いている、横向きになっているときは、子宮口がなかなか開かなくなってしまいます。

産道が柔らかくなっている

子宮口は、産道に含まれています。

そのたえ、産道が十分に柔らかくなっていないと、子宮口は開かないです。

子宮口が開かないときに試そう

正産期に入った妊娠37週に入っても、子宮口が開かないときには、効果があるといわれる方法を試してみましょう。

身体を動かす

子宮口が開かないときには、階段を上り下りしたり、スクワットを行うなど、股関節を柔らかくする運動をするのがおすすめです。

お腹が大きくなり腰痛に悩むママが多い時期なので、座ったままでストレッチをするなど、無理をしないように気をつけましょう。

また、雑巾がけも効果があります。

冷えを改善する

身体が冷えると、血行が悪くなり、筋肉がこわばってしまいます。

冷たくなりがちな足は靴下を重ね履きにするなどして、温めましょう。

また、しっかり入浴する、温かい飲みものや食べものを意識して摂るのも、おすすめです。

ラズベリーリーフティーを飲む

ラズベリーリーフティーは、ヨーロッパでは「安産のお茶」といわれています。

子宮収縮をサポートするだけでなく、陣痛を和らげるのにも効果があるといわれているので、ホットのラズベリーリーフティーを飲みましょう。

本陣痛が始まったらリラックスを心がける

本陣痛が始まると、痛みをこらえるために、身体に力が入りがちになり、それが子宮口が開きにくくなる原因となります。

パパや、入院後は助産師さんや看護師さんと話をすると、緊張がほぐれることが多いので、試してみてください。

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7. 先輩ママの「子宮口開く体験談」

こっちゃんこさんより

出産予定日4日前の妊婦検診で内診を受けたとき、先生から「子宮口1cm開いているよ」と言われ予定日の1週間後ころまでに産まれるといいね」と話があり、これまで通り身体を動かしていいとも言われたので、産院から家まで1時間ほど歩いて帰りました。

その日の夕方に、腰に不規則な痛みを感じ、だんだんと動くのが辛くなるように。

体調がよいうちに夕飯とお風呂を済ませ、22時ころに時間を計ると、痛みが10分間隔になっており、本陣痛だと確信しました。

翌日3時過ぎに、これまでにない痛みとともに破水。

産院に到着したときには子宮口が全開大で、分娩台にあがって20分のスピード出産となりました。

引用元:「子宮口1cm開いているよ」の翌朝出産