妊娠初期にげっぷがよくでるけど、これってつわり?対処法は?

1. 妊娠初期にげっぷがでるようになる?

妊娠初期にはさまざまな症状があらわれます。

吐き気や倦怠感、眠気や胃もたれなどが代表的な症状です。

妊娠した途端、げっぷが多くでるようになったという人もいます。

たかがげっぷとはいえ、続いてしまうと不安になるものです。

そこで今回は、妊娠初期とげっぷの症状についてまとめました。

2. 妊娠初期のげっぷの症状は?

そもそもげっぷはなぜでるの?

げっぷがでるのは、胃の中にたまった空気やガスが口から出されることです。

げっぷが出やすくなるのは、以下のようなときです。

  • 炭酸飲料やビールを飲んだ後
  • 満腹になるまで食べる(食べ物と一緒に空気も飲みこむため)
  • 胃腸の調子が悪いとき
  • 緊張状態にあるとき
  • 水泳のあと

妊娠初期のげっぷ、具体的な症状は?

ひとことでげっぷと言っても、さまざまな症状があります。

  • げっぷがよく出る
  • げっぷが出そうな感じがずっと続く
  • 胃の中に空気がずっとたまっている感じがする
  • 喉の奥に何かが詰まっている感じがして苦しい

妊娠初期のげっぷは、いつからあらわれるの?

妊娠初期のげっぷの症状は、つわりが始まる妊娠5週頃からあらわれることが多いです。

妊娠2~3か月頃にピークをむかえ、安定期に入る妊娠5か月頃に落ち着くことが多いでしょう。

ただし、中には安定期に入ってからも続く人もいます。

3. 妊娠初期のげっぷの原因は?

妊娠初期にげっぷが多くでる原因はいろいろあります。

プロゲステロンの増加

妊娠すると、プロゲステロンという女性ホルモンが増加します。

プロゲステロンの役割は?

プロゲステロンは、月経周期でいうと高温期に多く分泌されるホルモンです。

妊娠すると大量に分泌されるようになります。

プロゲステロンは、子宮内膜を維持して胎児の成長を助けたり、子宮の収縮を抑制するはたらきがあります。

また、胎盤をつくる手助けをしたり、乳腺の発達を促す役割もある非常に大切なホルモンです。

プロゲステロンは胃腸のはたらきを弱める

プロゲステロンが分泌されると、子宮の収縮を抑制します。

子宮と腸は同じ筋肉からできているため、子宮の収縮が抑制されると、腸の運動も抑えられてしまいます。

その結果、胃腸のはたらきが弱まってしまい、便秘や下痢になりやすくなるのです。

げっぷが多くでる原因にも

胃腸のはたらきが弱まると、消化不良の原因にもなります。

すると、お腹の中でガスが多く発生し、それがげっぷにつながるのです。

胃腸のはたらきが悪くなるため、胃痛や胃もたれなどの症状があらわれる人も多くいます。

食べづわりによる食べすぎ

つわりと聞くと、「気持ち悪くて吐いてしまう」というイメージがあります。

これは「吐きづわり」と呼ばれるつわりです。

「食べづわり」とは?

食べづわりとは、胃の中に食べ物が入っていないと気持ち悪くなってしまうつわりです。

空腹になると胸焼けや吐き気などの症状があらわれるのが特徴です。

食べ過ぎがげっぷの原因になることも

食べづわりの妊婦さんは、ついつい食べ過ぎてしまう場合があります。

少し食べる程度であればよいですが、満腹になるまで食べてしまうと、食べ物と一緒に空気を飲みこむ機会も多くなります。

これにより、げっぷが多くなることがあるのです。

唾を飲みこむことが多くなる

妊娠初期は、気持ち悪さを抑えるため、無意識のうちに唾を飲みこんでいることが多くあります。

また、「よだれづわり」といって、よだれの分泌が多くなるつわりもあります。

唾を飲みこむ機会が多くなると、そのぶん空気も一緒に飲みこむことが多くなります。

その結果、げっぷが多くなるのです。

4. 妊娠初期のげっぷの対処法は?

妊娠初期のげっぷは、続くととても不快です。

対処法についてご紹介しましょう。

消化の良い食べ物を食べる

先ほども述べたように、妊娠初期はプロゲステロンの分泌量が多いため、胃腸のはたらきが弱まっています。

消化不良を起こしやすくなることでげっぷが多くなっている場合があります。

これを解決するためには、消化の良い食べ物をとることがいちばんです。

消化の良い食べ物とは?

消化の良い食べ物は、「炭水化物」が適しています。

おかゆやおにぎり、うどん、そうめんやにゅう麺などです。

パンやサンドイッチなどもいいでしょう。

特に食べづわりの妊婦さんは、おにぎりやサンドイッチなどを作っておけば、空腹を感じたときにすぐ食べられるため便利です。

炭水化物のとり過ぎが気になる人は、野菜スープやりんご、バナナなども消化が良くおススメです。

食べすぎには気をつけて

特に食べづわりの妊婦さんは、空腹になると吐き気を感じるため、ついつい食べ過ぎてしまうことがあります。

食べ過ぎると、げっぷが多くなる原因になるので、食べすぎにはじゅうぶん注意しましょう。

ポイントは「腹八分目におさえること」です。

少しの量をちょこちょこ食べる

妊娠初期は、食べられるものを食べるのが基本です。

げっぷが多い場合は、食べられるものを少量に分けて、ちょこちょこ食べるようにしましょう。

1日3回の食事にこだわる必要はありません。

げっぷの症状が落ち着いてきたら、食事をしっかりととるようにすればいいでしょう。

よく噛んで食べる

よく噛んで食べることで、食べ物が小さくなって消化がよくなります。

これにより、げっぷの症状を抑えることができるようになります。

よく噛んで食べると、満腹中枢が刺激されるため、食べ過ぎ防止にもなります。

食べたあとすぐに横にならない

食べたあとすぐに横になると、胃酸が逆流することがあります。

すると「げっぷが出そうな感じ」「喉に何か詰まったような感じがして苦しい」などの症状があらわれることがあります。

食べたあとは、しばらく起きているようにしましょう。

横にならざるを得ないほど辛いときは、からだの右側を下にして横になりましょう。

胃の中のものが腸に下がっていきやすくなり、不快症状が多少やわらぐことがあります。

ココアを飲むとげっぷがおさまることがある

ココアには「リグニン」という善玉菌が含まれています。

リグニンは、胃や腸内のガスを吸収するはたらきがあります。

これにより、げっぷを抑制することができるのです。

5. げっぷで病院を受診する目安は?

げっぷが増えると、つわりの症状がひどくなることがあります。

場合によっては何も食べられない、水分もとれない状態になります。

脱水の症状がある場合

脱水になると、母体が危険な状態になることがあります。

脱水になるとどうなる?

脱水症状は「軽度」「中度」「重度」の三段階に分かれます。

軽度の脱水

めまいや頭痛、口の中が渇いた感じがするといった症状があらわれます。

中度の脱水

ひどい頭痛や口の中や粘膜がひどく渇いた感じがします。

吐き気を感じることもあります。

重度の脱水

意識障害や幻覚などの症状があらわれます。

一般的に、中度の脱水症状がみられたら、病院での治療が必要になります。

妊婦さんは早めの受診を

妊娠すると、血液の量が非妊娠時と比べると約1.5倍増えます。

妊娠初期は、まだそこまで増えませんが、つわりの症状がある人は脱水が急速に進むことがあります。

早めに病院を受診し、治療を受けることが大切です。

げっぷが毎日出て辛い場合

げっぷが毎日出て辛い場合も、病院を受診して医師に相談しましょう。

食べ物の食べ方や飲み方、げっぷに効果的な治療をすることがあります。

たかがげっぷだからと我慢せず、積極的に相談することが大切です。

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