フェノテロール(ベロテック)の効果と子どもに使う時の注意点

1. フェノテロール(ベロテック)とは?

フェノテロールは、気管支拡張剤の一つです。

気管支を広げる効果がありますが、錠剤とシロップにより、効果は異なります。

錠剤は気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫、気道閉塞性障害による呼吸困難などの症状緩和のために、処方されます。

シロップは、気管支喘息、喘息性気管支炎、急性気管支炎、気道閉塞性障害による呼吸困難などの症状緩和のために、処方されます。

ゼーゼー、ヒューヒュー音の呼吸の治療に使われています。

2. フェノテロールが配合されている薬

フェノテロールというのは一般名(成分名)です。

薬の形態や製薬会社によって、商品名は異なります。

シロップ

  • ベロテックシロップ
  • フェノテロール臭化水素酸塩シロップ小児用「タナベ」

錠剤

  • ベロテック錠
  • フェノテロール臭化水素酸塩錠「CH」

ドライシロップ

  • フェノテロール臭化水素酸塩DS小児用「オーハラ」

3. 子どもに対する安全性

内服薬は、子どもに対する安全性が確立されていますが、吸入薬は小児に使用できません。

4. 副作用はあるの?

重い副作用はほとんどありません。

薬を使用した副作用として多いのは、動悸、手の震えです。

気をつけたいのは、低カリウム血症によって起こる、だるさ、筋力低下、脈が乱れるなどの症状です。

このような症状が出たときは、早めに病院を受診してください。

5. 子どもに使用する上での注意点・用法・用量

注意点

医者の指示通りに、回数や量を守って内服してください。

薬を処方以上に飲むと、不整脈などの副作用が出やすくなります。

発作予防のために使用するときは、長い期間の服用になるので、定期的に血液検査を受け、異常がないか調べることが大切です。

医者の指示なく、勝手に使用をやめたり、内服量を変えることはしないでください。

発作がおさまらない、発作を繰り返すときは、すみやかに病院を受診してください。

用法

必ず、医者の指示の通りに使用してください。

用量

1日あたりの投与できる量は、体重1kgにつき0.375mgです。

体重10kgの子どもであれば、3.75mgです。

1日の最大量は7.5mgです。