妊娠初期の頭痛がつらい!いつまで続く?原因・期間・対策まとめ

1. 妊娠初期に頭痛は起こりやすいの?

妊娠した途端、頭痛に悩まされるようになる妊婦さんは、意外と多いものです。

特に妊娠する前は頭痛とは無縁だった人の場合は、頭痛があると辛いものです。

妊娠初期は薬の影響を受けやすい時期なので、安易に痛み止めを飲むことができず、よけいに辛い思いをしてしまいます。

そもそも妊娠初期の頭痛の原因は何なのでしょうか?

また、頭痛の期間や対処法にはどのようなものがあるのでしょうか?

2. 妊娠初期の頭痛、症状は?

妊娠初期にあらわれる頭痛の症状には個人差があります。

また、頭痛がすることでさまざまな不快感をともないます。

妊娠初期の頭痛の症状は?

  • 妊娠が発覚してから安定期に入るまで、毎日頭痛がした
  • 頭痛で何も手につかず、鎮痛剤もあまりきかなくて辛かった
  • 毎日ズキズキする頭痛があった
  • 頭痛のせいか、吐き気の症状もあった
  • 頭痛とともに、目の前がチカチカしたり、強い倦怠感があった

このように、妊娠初期の頭痛は、比較的軽い症状の人もいれば、日常生活に支障がでるほど重い人もいます。

頭痛がすることで起こる不快症状とは?

頭痛がすることで、さまざまな不快症状があらわれることがあります。

  • 吐き気
  • 倦怠感
  • 寒気
  • めまいやふらつき

妊娠初期の頭痛は、基本的に吐き気や倦怠感、めまいなどをともなうことが多いものです。

3. 頭痛にも種類があるって本当?

頭痛には種類がいくつかあります。

ひとつずつみていきましょう。

緊張型頭痛

頭痛の中ではもっとも多く、性別や年齢に関係なく誰もが発症する可能性がある頭痛です。

緊張型頭痛の原因は?

長時間のデスクワークなど同じ姿勢を続けたことによって、血行が悪くなり首や頭の筋肉が緊張してしまうことで起こる頭痛です。

また、過度のストレスがある場合も起こりやすくなります。

緊張型頭痛の症状は?

頭全体がしめつけられるような、重い痛みがあります。

特に後頭部を中心に痛むことが多いです。

多くの場合、肩こりや首の痛み、目の疲れなどの症状がともないます。

片頭痛

緊張型頭痛の次に多いと言われている頭痛です。

特に20~40代の女性に多いと言われています。

偏頭痛の原因は?

はっきりとは解明されていませんが、頭蓋骨内の血管が広がって炎症を起こしたためと考えられています。

また、ストレスや疲労からくると言われています。

女性に多いことから、女性ホルモンが何らかの形でかかわっているとも考えられています。

偏頭痛の症状は?

ズキズキする強い痛みで、光や音に敏感になったり吐き気などを伴います。

動くと痛みが悪化する場合が多いです。

頭痛がする直前に、視界にチカチカした光を感じることがあります(閃輝暗点)。

4. 妊娠初期の頭痛の原因

妊娠初期の頭痛の原因は、何なのでしょうか?

  • ホルモンが原因によるもの
  • からだを動かさないことによる血行不良
  • 脱水症状からくる頭痛
  • 鉄分不足による頭痛

ホルモンが原因の頭痛(片頭痛)

妊娠初期の頭痛は、ホルモンが原因である頭痛が多いと言われています。

ホルモンが原因の頭痛は、片頭痛に分類されます。

妊娠するとさまざまなホルモンが分泌される

妊娠すると、さまざまなホルモンが分泌されるようになります。

  • エストロゲン
  • プロゲステロン
  • プロラクチン
  • hcg(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)
  • リラキシン

妊娠が成立した時点で、女性の体内では劇的な変化があるのです。

ホルモンのバランスがくずれることも

このように、一度にさまざまなホルモンが分泌されるようになるため、ホルモンバランスがくずれてしまうことがあります。

ホルモンバランスがくずれるとどうなる?

ホルモンバランスがくずれると、それをつかさどっている自律神経に影響を及ぼすことがあります。

自律神経が乱れると、血管が過度に拡張してしまい、片頭痛の原因になるのです。

自律神経は嘔吐に関係するものもあり、吐き気をともなうこともあります。

安定期に入ると症状が落ち着くことも

安定期に入ると、ホルモンバランスが安定してきます。

これにより、片頭痛の症状がおさまる人が多いです。

からだを動かさないことによる血行不良(緊張型頭痛)

妊娠初期はつわりの影響で、動くのも辛いときがあります。

眠気や倦怠感も多くなるため横になることが多くなります。

このため、からだじゅうの血行が悪くなってしまうことで頭痛が起きることがあるのです。

また、首や肩のこりがある人は悪化することがあります。

血行不良からくる頭痛は、緊張型頭痛に分類されます。

脱水症状からくる頭痛

妊娠初期は、つわりで食事をとることが困難になることがあります。

水分もあまり飲まないでいると、脱水症状になる確率が高まります。

脱水症状は段階がある

脱水症状は、「軽度」「中度」「重度」の段階があります。

頭痛は軽度~中度の脱水状態

軽度の脱水では、以下のような症状がみられます。

  • 口の中が渇く
  • めまいやふらつき、頭痛

一方、中度の脱水症状は以下の通りです。

  • 口の中や粘膜が強く渇く
  • 尿の量が極端に減る

脱水による頭痛は、軽度~中度の状態であると考えたほうがいいでしょう。

頭痛だけでなくほかの症状にもきをつける

脱水が原因による頭痛の場合、ほかの脱水症状が出ます。

口の中が異様に渇いたり、唇が常に渇いている、尿の量が極端に少ないなどの症状があれば、脱水がすすんでいる可能性があります。

鉄分不足による頭痛

妊娠初期でも鉄分不足になることがあります。

妊娠中に鉄分不足になりやすいのはなぜ?

妊娠すると、お腹の赤ちゃんを成長させるため、血液の量が徐々に増していきます。

しかし、赤血球の数はそのままなので、血液が薄くなってしまう状態になります。

これが妊娠中に鉄分不足になりやすい原因なのです。

鉄分不足になるとなぜ頭痛が起こる?

鉄分が不足すると、脳にじゅうぶんな血液が送られなくなることがあります。

血液はからだじゅうに栄養や酸素を送る役割があります。

鉄分不足で起こる頭痛は、脳が酸素不足になっている状態と言えます。

酸素不足になると、より酸素を求めて脳の血管が拡張し、頭痛が起こるというわけです。

もともと貧血気味の人は要注意

通常、妊娠中の貧血は妊娠後期からあらわれやすくなります。

胎児が大きくなるにつれて、血液量もどんどん増えるためです。

妊娠前から貧血気味の人は、妊娠初期から貧血になりやすいものです。

5. 妊娠初期の頭痛の対処法

妊娠初期の頭痛の対処法を、原因別にみていきましょう。

ホルモンバランスが原因による頭痛の対処法は?

ホルモンバランスが原因による頭痛は、片頭痛の症状があらわれやすくなります。

片頭痛の対処法は「安静」が第一

片頭痛は、動くと痛みが増すため横になって安静にすることが第一です。

可能な限り横になり、安静を保つようにしましょう。

10~20分ほど安静にしていれば、症状が和らいでいくことが多いです。

痛む場所を冷やすのも効果的

片頭痛は、血管が拡張して起こることが多いです。

タオルやガーゼに包んだ保冷剤などを痛む部位に当てると、血管が収縮して症状が和らぐことがあります。

からだを動かさないことによる血行不良の対処法は?

血行不良による緊張型頭痛の場合、まずはからだをあたためることがポイントです。

まずは安静に

片頭痛の対処法と同じで、まずは安静にしましょう。

横になるのが難しい場合は、座るだけでも効果があります。

痛む部位をあたためる

蒸しタオルやカイロなどを使い、痛む部位をあたためましょう。

あたためることで血行がよくなり、頭痛が軽減されます。

入浴や、からだをあたためる食べ物や飲み物も効果的

妊娠初期は、適度な運動をするのが困難なことがあります。

特に出血などの症状がある場合は、医師から安静にするよう指示されます。

このような場合、入浴をすると血行が促進されて頭痛が和らぎます。

また、生姜やあたたかいお茶など、からだをあたためる食べ物や飲み物を積極的にとるのもおススメです。

脱水による頭痛の対処法は?

脱水による頭痛は、とにかく水分補給をすることが大切です。

水分なら何でもいいの?

水分といっても、水やお茶は脱水の解決にはなりません。

脱水症状は、体内の電解質が不足している状態です。

そこで、電解質を補うことが大切になってきます。

経口補水液は、塩分と糖分がバランスよく含まれているため、効率よく電解質を補うことができます。

また、液体なので十分な水分と電解質を補給することができるのです。

つわりの影響で経口補水液をとることが難しい場合は、味噌汁の上澄みやゼリー、プリンなど食べられるものを食べてもいいでしょう。

頭痛が続く場合は病院へ

先ほども述べたように、頭痛が続く場合で、ほかの脱水症状があらわれているときは、脱水がすすんでしまっていることがあります。

水分補給をすると同時に、病院を受診して点滴治療を受けると安心です。

妊娠中は非妊娠時と比べると、多くの水分を必要とします。

普段からこまめに水分補給をこころがけるようにしましょう。

鉄分不足による頭痛の対処法は?

妊娠初期の妊婦健診では、必ず血液検査をします。

血液検査はいろいろな項目がありますが、貧血の検査も含まれています。

そこで貧血と診断された場合、食事指導や鉄剤を処方されます。

鉄分不足を解消する食事は?

鉄分不足を早く解消する食材は、レバーや赤みの肉、牡蠣などです。

食べられる場合は、意識してこれらの食材を取り入れるようにしましょう。

妊娠後期はさらに鉄分不足になりやすいので、妊娠初期からこれらの食材を使ったレシピを覚えておくと役立ちます。

鉄剤を処方されることも

貧血の症状によっては、鉄剤を処方されることもあります。

鉄剤は錠剤タイプで飲みやすいですが、副作用として下痢や便秘があります。

注射や点滴による治療がおこなれる場合もある

貧血の症状がひどい場合、注射によって鉄分を補給することもあります。

飲み薬よりも効果があり、即効性もある上に副作用もほとんどありません。

ただし、週に何回か、多い場合は毎日注射する必要があります。

また、点滴治療を受けることもあります。

6. 妊娠初期の頭痛、期間はどれくらい?

妊娠初期の頭痛は、ほとんどがホルモンの影響によるものです。

ホルモンのバランスが安定してくる安定期頃には、頭痛の症状がおさまってくることが多いです。

しかし、安定期に入っても頭痛に悩まされる妊婦さんもいます。

我慢しないで主治医に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。

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