アモキシシリン(パセトシン)の効果と子どもに使う時の注意点

1. アモキシシリン(パセトシン)とは?

アモキシシリンはペニシリン系抗菌薬の一つです。

ペニシリンとは、世界で最初に見つかった抗生物質です。

アモキシシリンは代表的な抗生物質で、ブドウ球菌、ポツリヌス菌、大腸菌、インフルエンザ菌(インフルエンザウイルスとは異なる)に対して効果があります

ほかにも扁桃炎、咽頭炎、中耳炎、気管支炎などの治療に使われることが多いです。

子どもが飲みやすい、シロップ用細粒があります。

2. アモキシシリンが配合されている薬

アモキシシリンというのは一般名(成分名)です。

薬の形態や製薬会社によって、商品名は異なります。

細剤

  • パセトシン細粒
  • サワシリン細粒

錠剤

  • パセトシン錠
  • サワシリン錠

カプセル

  • サワシリンカプセル
  • パセトシンカプセル

3. 子どもに対する安全性

小児に対する安全性は確立していますが、新生児に対する安全性は未確立です。

4. 副作用はあるの?

重い副作用はほとんどありません。

薬を服用して、最も多い副作用は下痢です。

これはアモキシシリンの抗菌作用によって、腸内細菌のバランスが乱れるからです。

いつもよりも柔らかい便の場合は、それほど心配ありませんが、ひどい下痢や、便に血液が混ざるときは、薬の使用を中止して病院を受診してください。

他には吐き気、発疹、だるさ、食欲不振など出ることがあります。

いつもと違う症状があるときは、医者の診察を受けてください。

5. 子どもに使用する上での注意点・用法・用量

注意点

処方された通りの回数、量を守ってください。

症状が落ち着いたからと、薬をやめたり、量を減らしたりしないでください。

治りにくくなったり、症状が悪化することがあります。

通常は3~4日服用すれば、症状はおさまります。続けていても効果がなかったり、症状の改善がみられられない場合は、薬が症状に合っていない可能性があるので、病院へ相談してください。

新生児の内服について

ほかの薬で効果が出なかったときなどに、医者が必要と判断した場合は、月齢、症状に合わせた適切な量を考慮しながら処方します。

その際、医者は副作用について説明し、副作用が出たら、すぐに相談するか中断するように指示をします。

医者の話を、いつも以上にしっかりと聞いて、指示を守ることが大切です。

用法・用量

1日あたり、体重1kgにつき20~40mgです。

体重10kgの子どもであれば、200~400mgです。

3~4回に分けて、服用します。