シプロヘプタジン(ペリアクチン)の効果と子どもに使う時の注意点

1. シプロヘプタジン(ペリアクチン)とは?

シプロヘプタジンは、抗ヒスタミン薬の一つです。

ヒスタミンとは、アレルギー症状によって放出される、化学伝達物質の一つです。

ヒスタミンが神経受容体と結合することで刺激が起こり、鼻水、クシャミ、じんましん、かゆみなどのアレルギー症状が起こります。

この薬は、アレルギー症状の原因となる、ヒスタミンが受容体に結合するのを阻止する働きがあります。

抗ヒスタミン薬は、開発時期と効果の違いから、第1世代と第2世代に分類されます。

シプロヘプタジンは、開発時期が古いので、第1世代です。

クシャミ、鼻水、かゆみには即効性がありますが、鼻づまりには、それほど効果はありません。

2. シプロヘプタジンが配合されている薬

シプロヘプタジンというのは一般名(成分名)です。

薬の形態や製薬会社によって、商品名は異なります。

シロップ

  • ベリアクチンシロップ
  • シプロヘプタジン塩酸塩シロップ

散剤

  • ベリアクチン散

錠剤

  • ベリアクチン錠

3. 子どもに対する安全性

小児に対する安全性が確立されています。

低出生体重児・新生児には投与できません。

乳児・幼児には慎重投与との記載があります。

4. 副作用はあるの?

重い副作用はほとんどありません。

副作用として多いのは、眠気、だるさ、口の渇き、下痢・便秘、排尿障害、頻尿などです。

薬の作用が脳に入りやすいので、眠気や鎮静作用など中枢神経抑制作用が出やすいという特徴があります。

学習能力の低下がみられる場合は、薬の副作用が考えられます。

5. 子どもに使用する上での注意点・用法・用量

注意点

脳の中枢神経に対して眠気、だるさ、鎮静作用などの抑制作用があるだけでなく、興奮作用もあるので、けいれんを引き起こすことがあります。

アレルギーが原因のクシャミ、じんましん、かゆみなどには効きますが、アレルギーの原因そのものを治す効果はありません。

用法

年齢、症状により、内服量や回数が異なります。

医者の処方した量と、回数を守ってください。

用量

1日あたりの投与できる量は、体重1kgにつき0.25mgです。

体重20kgの小児であれば、5mgです。

1日1~3回に分けて服用します。