子どものじんましんの治療は?自然に治る?治療の期間・費用・薬は?

1. 子どものじんましんとは?

じんましんは、「かゆみ」を主症状とする皮膚の病気です。

「じんま(別名イラクサ)」に触れたときの症状に似ていることから、「じんましん」という名前が付きました。

湿疹と似ていますが、赤く丘状に盛り上がった腫れ(膨疹/ぼうしん)と、症状が数時間から1日程度で消えてしまう点が異なります。

2. じんましんの治療のポイント

アレルギー性じんましん

アレルギー性じんましんの治療は、アレルゲンを除去することが重要となります。

アレルゲンがはっきりしない場合は、症状が出る直前の飲食物や行動からアレルゲンを探っていく必要があります。

ある程度心当たりがある場合は、血液検査などでアレルギーの有無とアレルゲンを調べておくと安心です。

非アレルギー性じんましん

衣類の摩擦や気温差などが原因となってじんましんが出ることもあります。

また、風邪を引いたときなど体調の悪いときにじんましんが出やすい人もいます。

じんましん体質の人は、原因となる行動などを自覚し、注意する必要があります。

3. じんましんは自然に治る?

多くのじんましんは、時間が経つと消えてしまいます。

場合によっては赤みやかゆみが再発することもありますが、一度症状が出て消えた後はそれっきり、というケースも珍しくありません。

その後の様子や体調を見て、受診すべきがどうか判断しましょう。

急いで受診すべきケース

以下のような症状が現れたときは、早めに医療機関を受診しましょう。

  • かゆみがひどい
  • まぶたや唇が腫れあがる
  • チクチクとした痛み、灼熱感がある
  • 呼吸困難
  • 下痢を伴う
  • 意識がもうろうとする

これらの項目に当てはまる場合、アナフィラキシーの症状の一つとしてじんましんが現れている可能性があります。

放っておくと命に関わる恐れもあるため、できるだけすぐに受診しましょう。

4. じんましんの治療期間

じんましんの種類別の治療期間

急性じんましん

じんましんの多くは「急性じんましん」であり、数日から長くても一ヶ月ほどで症状が治まります。

原因物質や行動を避けることができれば、治療期間は短く済みます。

慢性じんましん

原因がはっきりしない「慢性じんましん」では、治療期間が長くなりやすい傾向にあります。

対症療法が中心で、複数の薬を併用したり、長期的に服用を続ける必要が出てくることあります。

5. じんましんの治療費用

「急性じんましん」では症状がすぐに消えてしまうため、受診せずに済ませるという人もいます。

「慢性じんましん」では処方された薬をきっちりと飲み続けることで症状を抑えるため、薬代がかかります。

ただし、乳幼児はほとんどの場合医療補助を受けられるので、実費の負担は数百円から数千円とみておけば良いでしょう。

実費負担のないケースもあります。

6. じんましんの薬

じんましんの薬は大きく分けると4つ

抗ヒスタミン剤

ヒスタミンはアレルギーの原因物質であり、体内の細胞から放出されるかゆみを引き起こします。

じんましんの治療では、ヒスタミンの放出を防ぎ症状を和らげることが大切です。

抗ヒスタミン薬には、アレグラやポララミンなどがあります。

抗アレルギー薬

アレルギー症状を抑えるために使われます。

ジルテック、アレジオン、エバステルなどがあります。

副腎皮質ステロイド

ショック症状や粘膜の腫れがあり命の危険がある場合、副腎皮質ステロイド薬の静脈注射を行うことがあります。

外用剤

かゆみがひどいときは、リンデロンなどのステロイド外用剤が処方されます。

抗炎症作用があり、かゆみを抑える働きがあります。

副作用の可能性があるので、医師の指示に従い用法・用量を守って使うようにしましょう。

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参考:病院で処方される薬