セロフェンとは?排卵誘発効果・副作用・クロミッドとの違いは?

1. 排卵誘発剤「セロフェン」とは?

排卵誘発剤のひとつに「セロフェン」という薬があります。

排卵誘発剤と言えば「クロミッド」を思い浮かべる人も多いかと思います。

しかし、セロフェンも婦人科や産婦人科などで広く処方されているポピュラーな薬です。

そこで今回は、セロフェンの排卵誘発効果や副作用、クロミッドとの違いなどについてまとめました。

2. セロフェンの効果は?

セロフェンは、卵胞の成熟を促す薬として広く使用されています。

セロフェンは、「クロミフェン」と呼ばれる成分を含む排卵誘発剤です。

クロミッドやセキソビットと同じく錠剤タイプの飲み薬で、ホルモン値が安定し始める月経開始3~5日目から5~10日間ほど服用します。

1回の服用量は1~3錠です。

セロフェンで排卵が誘発されるしくみは?

セロフェンは排卵に関わるホルモン分泌を司る脳の視床下部や下垂体に作用します。

卵胞の成熟を促すエストロゲンの受容体に結合し、「エストロゲンが足りない!」と脳に錯覚させます。

これにより、卵胞の成熟を促すホルモン「FSH」が多く分泌され、卵胞の成熟がを促すことができるわけです。

セロフェンに限らず、クロミッドやセキソビットなどの飲み薬タイプの排卵誘発剤は、飲んですぐに排卵が起こるわけではありません。

5~10日間継続的に飲むことで、排卵誘発効果が期待できるのです。

セロフェンが処方されるのはどんな場合?

セロフェンは、次のような場合に処方されます。

無排卵月経

月経があるのに排卵がおこなわれていない状態で、排卵障害のひとつです。

稀発月経

月経周期が39日以上と長い場合ですが、必ずしも排卵障害があるとは限りません。

多くの場合、排卵がおこなわれていますが卵胞の成熟なゆっくりな状態です。

無月経

月経周期が90日以上と非常に長い場合です。

卵胞が成熟する過程で、何らかの問題があるケースが多いでしょう。

不規則性月経

不規則性月経とは、月経がいつ始まるのか分からない状態です。

基礎体温もバラバラで、女性ホルモンのバランスが崩れてしまっている状態です。

排卵誘発剤を服用することで、卵胞の成熟が規則正しくおこなわれ、不規則性月経の症状が改善されます。

多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群とは、卵巣の中に小さな卵胞がたくさんできてしまい、どの卵胞も育ちきらずに排卵できなくなる病気です。

排卵障害の中ではもっとも多い病気と言われています。

黄体機能不全

黄体ホルモンの分泌量が少なくなる症状をさします。

黄体ホルモンが少なくなると、子宮内膜が維持できなくなったり、厚くなりにくくなり受精卵が着床しにくくなります。

排卵誘発剤を服用して卵子の質を上げたり、女性ホルモンの分泌を促進して子宮内膜を厚くする治療をします。

不妊治療

妊治療をはじめて中々成果があらわれない場合にも、排卵誘発剤が使用されることがあります。

セロフェンの効果は?

セロフェンは、クロミッドと同じく脳の視床下部や脳下垂体に作用します。

クロミッドと同じくらいの排卵誘発作用があり、無月経や無排卵月経の場合は約70%の女性に効果がみられたという研究データがあります。

3. セロフェンの副作用は?

セロフェンは、内服することで以下のような副作用があらわれることがあります。

  • 子宮頸管粘液の分泌が減る
  • 卵巣過剰刺激症候群
  • 多胎妊娠
  • 眠気・頭痛・吐き気

子宮内膜が薄くなる、子宮頸管粘液の分泌が減る

セロフェンを長期間服用することで、子宮内膜が薄くなったり、子宮頸管粘液の分泌が減るという副作用がみられることがあります。

これにより、妊娠率が低下してしまうことがあります。

卵巣過剰刺激症候群

卵巣過剰刺激症候群とは、卵巣を過度に刺激することで、卵巣が腫れてしまう病気です。

しかし、セロフェンは卵巣を直接刺激しないため、卵巣過剰刺激症候群になるケースは少ないです。

多胎妊娠

多胎妊娠とは、2人以上を妊娠することです。

多胎妊娠は、流産や早産、低体重などのリスクが上がります。

また、母体も妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などにかかる確率が上がります。

セロフェンを服用することで、多胎妊娠のリスクが上がることがあります。

しかし、注射による排卵誘発法に比べると、多胎妊娠のリスクはかなり低いでしょう。

眠気・頭痛・吐き気

セロフェンは、脳の視床下部や脳下垂体に作用する排卵誘発剤です。

女性ホルモンの分泌を促進する作用があるため、人によっては眠気や頭痛、吐き気などの副作用があらわれることもあります。

副作用がひどい場合は、作用が弱いセキソビットなどの排卵誘発剤に切り替えることもあります。

4. セロフェンとクロミッドの違いは?

セロフェンとクロミッドの違いは何なのでしょうか?

セロフェンとクロミッドの成分はほとんど同じ

セロフェンは、クロミッドと同じ「クロミフェン」という成分を含む排卵誘発剤です。

このため、効果や副作用もクロミッドとあまり変わりません。

セロフェンは、ジェネリック医薬品になります。

クロミッドは、先発医薬品なので薬価が高くなります。

近年の、ジェネリック医薬品をすすめる動きにより、セロフェンを処方する病院も多くなっています。

クロミッドがきかなくても、セロフェンならきくことも

クロミッドとセロフェンの成分はほとんど同じですが、若干の違いはあります。

このため、クロミッドを飲んでも効果がみられない場合に、セロフェンを処方されることもあります。

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