頭痛がひどい!妊娠超初期の可能性あり?生理前の頭痛と違いはある?

1. 偏頭痛と緊張型頭痛

まず始めに、日本人に多い頭痛のメカニズムについて解説します。

偏頭痛(片頭痛)とは?

痛みがどちらかに偏っていることが多いため、偏頭痛と呼ばれます。

偏頭痛のおもな特徴は、以下のとおりです。

  • 脈打つようにズキズキ痛む
  • 頭の片側だけが痛むことがある
  • 左右で痛みの強さが違うことがある
  • 頭を動かすと痛みが強まる

偏頭痛が起こるメカニズム

偏頭痛は、頭の血管が拡がって起こる頭痛です。

血管が拡がると、血管周辺の神経が圧迫されて痛みが起こります。

神経から痛みが伝わる途中で、吐き気・嘔吐を司る中枢が刺激されることがあります。

そのため、偏頭痛とともに吐き気・嘔吐が起こることがあります。

緊張型頭痛とは?

偏頭痛と並んで現代人に多いのが、緊張型頭痛です。

頭全体を締め付けられるような鈍い痛みや、後頭部~首筋の鈍い痛みなどが特徴です。

長時間のPC・スマホ利用やデスクワーク、ストレスなどが原因で起こります。

緊張型頭痛が起こるメカニズム

ストレスや疲労がたまると頭・首・肩の筋肉が緊張し、血行が悪くなります。

血行が悪化すると、筋肉の中にたまった老廃物が排出されにくくなります。

この老廃物が神経を刺激し、痛みが起こります。

2. 生理前・妊娠超初期に頭痛が起こる理由

偏頭痛の原因

生理前・妊娠超初期の頭痛は、偏頭痛であることが多いです。

プロゲステロンの作用

生理前や妊娠超初期は、プロゲステロン(黄体ホルモン)がたくさん分泌されます。

プロゲステロンが増加すると、体が水分や栄養分を蓄えようとします。

その結果頭の血管が拡がり、偏頭痛が起こりやすくなります。

セロトニンの減少

排卵後は、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が減少します。

エストロゲンが減少すると、脳や体を休ませる神経伝達物質「セロトニン」が減少します。

セロトニンが減少すると血管の調節機能がうまく働かなくなり、頭痛の一因となります。

緊張型頭痛の原因

生理前・妊娠超初期でも、緊張型頭痛が起こることがあります。

普段からストレスが多い人や首・肩に負担がかかっている人は、特に注意しましょう。

自律神経の乱れ

ホルモンバランスの変化は、自律神経にも影響を及ぼします。

自律神経が乱れると頭の血管が収縮し、血流が悪化して緊張型頭痛が起こります。

虚血性貧血

生理前や妊娠中は、多くの血液が子宮周辺に集まります。

その結果脳へ送られる血液が不足し、虚血性貧血になることがあります。

この貧血が原因で頭の筋肉が収縮し、緊張型頭痛が起こることがあります。

3. 頭痛から妊娠の有無を知ることはできる?

生理前と妊娠初期症状の頭痛には、共通点がいくつもあります。

ただし、妊娠超初期は通常の生理前よりホルモンバランスの変化が大きくなります。

そのため、普段と違う頭痛が起こることもあります。

頭痛以外の妊娠超初期症状はある?

頭痛の症状だけで妊娠の有無を断定することはできません。

頭痛のほかに以下のような症状があれば、妊娠の可能性が高くなります。

  • 下腹部の痛み・違和感
  • 腰痛
  • 胸の張り・痛み
  • 少量の出血(着床出血)
  • 便秘・下痢
  • 胸焼け・吐き気・げっぷ
  • 味覚・嗜好の変化
  • 風邪の初期症状に似た症状(鼻水・寒気など)
  • 微熱・ほてり
  • 強い眠気・集中力低下
  • 精神的症状(イライラ・落ち込みなど)

検査薬でチェックするのが確実

普段と体調が違っても、妊娠超初期症状だけで妊娠を断定することはできません。

妊娠の有無を判断するうえで最も確実なのは、妊娠検査薬によるチェックです。

予定日から約1週間経っても生理が来ず体温が下がらないときは、検査薬を使ってみましょう。

もし陽性反応が出たら、早めに産婦人科を受診しましょう。

4. 市販の鎮痛剤は使ってもいい?

妊娠超初期と気付かず、市販の鎮痛剤を飲んでしまうことも多いでしょう。

長期連用や大量の服用でなければ、妊娠超初期に服用した鎮痛剤が胎児に影響することはほぼありません。

しかし、少しでもリスクを減らしたい人は鎮痛剤の使用を極力控えましょう。

妊娠中でも使える鎮痛剤

鎮痛剤の中には、妊娠中でも使えるものもあります。

かかりつけの内科・産婦人科などで処方してもらえるので、痛みがひどいときは受診しましょう。

5. 薬を使わず頭痛を軽減させるには

偏頭痛と緊張型頭痛では、痛むメカニズムが大きく異なります。

対処法を間違えると痛みが強まるおそれがあるので、注意が必要です。

偏頭痛の場合は、痛む場所を冷やす

広がった血管を収縮させると、痛みがやわらぎます。

冷たいタオルや熱さまし用シートなどで、痛む場所を冷やしましょう。

緊張型頭痛の場合は、温めて血行を良くする

収縮した血管を拡げて血行を良くすると、痛みがやわらぎます。

蒸しタオルなどを痛む場所に当てて、ゆっくり温めましょう。

入浴や軽いストレッチで、全身の血行を良くするのも効果的です。

辛いときは、無理せず安静にする

偏頭痛・緊張型頭痛のいずれの場合も、辛いときは無理せず休養をとりましょう。

偏頭痛の場合は光・音が刺激になるので、暗く静かな部屋で休みましょう。

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