クロミッドによる不妊治療と妊娠への効果は?排卵しないこともある?

1. クロミッドとは?

クロミッドは排卵誘発剤のひとつです。

錠剤タイプの飲み薬で飲みやすく、作用も比較的マイルドな扱いやすい薬です。

卵巣を直接刺激しないので、卵巣への負担も非常に軽いです。

このため、不妊治療の現場でももっとも多く使用されています。

排卵誘発剤とはいえ、クロミッドを服用しても排卵しないケースもあります。

今回は、クロミッドの不妊治療の効果や副作用、また排卵しなかった場合の対策についてまとめました。

2. クロミッドの効果や副作用は?

クロミッドは、排卵誘発剤の中でももっともポピュラーな薬です。

婦人科系の疾患をはじめ、不妊治療でも広く使用されています。

クロミッドは、「クロミフェン」という成分を含む排卵誘発剤です。

クロミッドを服用する治療を「クロミフェン治療」と呼ぶこともあります。

錠剤タイプの薬で、ホルモン分泌が安定する生理開始5日目から5日~10日間ほど服用します。

クロミッドが処方されるのはどんな場合?

クロミッドは、次のような場合に処方されます。

無排卵月経

月経があるのに排卵がおこなわれていない状態で、排卵障害のひとつです。

稀発月経

月経周期が39日以上と長い場合です。

多くの場合は排卵がおこなわれています。

無月経

月経周期が90日以上と非常に長い場合です。

卵胞が成熟する過程で、何らかの問題があるケースが多いでしょう。

多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群とは、卵巣の中に小さな卵胞がたくさんできてしまい、どの卵胞も育ちきらずに排卵できなくなる病気です。

排卵障害の中ではもっとも多い病気と言われています。

黄体機能不全

高温期に分泌されるプロゲステロンの分泌量が少ない場合です。

子宮内膜が維持できなくなったり、厚くならなくなります。

また、通常は14日ほど続く高温期が8日未満と短くなることもあります。

クロミッドを服用して卵子の質を上げたり、女性ホルモンの分泌を促進することで子宮内膜を厚くする治療をします。

不妊治療

妊治療をはじめて中々成果があらわれない場合に、クロミッドが使用されることがあります。

クロミッドの効果は?

クロミッドの成分であるクエン酸クロミフェンは、排卵をコントロールしている脳の視床下部や脳下垂体に作用します。

クロミフェンは、視床下部にあるエストロゲンを感知する反応を鈍らせるはたらきがあります。

これにより、エストロゲンが不足しているとみせかけることで、エストロゲンの分泌が促進され、排卵が起きやすい環境を整えるしくみになっています。

クロミッドは比較的マイルドな薬

クロミッドは排卵障害がある場合、最初に処方されることが多い排卵誘発剤です。

効果は比較的マイルドで、排卵誘発剤の中でもゆるやかに作用します。

クロミッドの効果は?

臨床試験においては、クロミッドを服用した無月経の女性のうち、約70%の女性に排卵がみられたというデータがあります。

クロミッドの副作用は?

クロミッドは、内服することで以下のような副作用があらわれることがあります。

  • 子宮頸管粘液の分泌が減る
  • 卵巣過剰刺激症候群(約5%)
  • 多胎妊娠(約5%)

クロミッドは様子をみながら服用する

不妊治療をしている場合、子宮内膜が薄くなったり子宮頸管粘液の分泌が減ることで、さらに不妊の原因が増えてしまうことになります。

妊娠する為に必要な子宮内膜の厚さは?

妊娠するために必要な子宮内膜の厚さは、約10mm前後と言われています。

クロミッドを長期間服用することにより、子宮内膜が薄くなってしまうと、受精卵の着床率が低下してしまいます。

子宮頸管粘液の分泌が減るとどうなる?

子宮頸管粘液は、排卵日近くになると多く分泌されるようになります。

子宮頸管粘液は、性交渉をスムーズにおこなうはたらきがあります。

また、精子を子宮に送り込みやすくすることで、卵子と出会う確率が上がります。

子宮頸管粘液の分泌量が減ることで、これらのはたらきが落ちてしまうことがあります。

クロミッドはどのくらいの期間服用する?

クロミッドを長期間服用することで、逆に妊娠率が下がってしまうこともあります。

このため、約半年クロミッドを服用したら、1か月ほど薬をお休みする場合もあります。

3. クロミッドを服用しても、排卵しないこともある?

先ほども述べたように、クロミッドは比較的マイルドな薬です。

このため、正しく服用しても排卵がおこらないケースもあります。

クロミッドで排卵しない原因は?

クロミッドを服用しても排卵しない場合、以下の原因が考えられます。

クロミッドは卵巣を直接刺激しない

クロミッドは、強制的に卵胞を成熟させる薬ではなく、あくまでも排卵を誘発させる薬です。

重度の排卵障害には効果がないことがあります。

服用する量が足りない

クロミッドのききめは個人差があります。

少しの量でききめが出る人もいれば、多めに飲んでも中々効果があらわれないことがあります。

クロミッドで排卵しない場合はどうする?

注射での排卵誘発法に切り替える

hmg注射などの排卵誘発は、卵巣を直接刺激するためクロミッドに比べると強力な排卵誘発作用があります。

クロミッドを飲んでも排卵しない場合、注射による排卵誘発法に切り替えることがあります。

飲む量を増やす

クロミッドは、基本的に1回1錠服用します。

しかし、効き目が弱い場合、1回2錠~3錠と飲む量を増やすことがあります。

マカ・葉酸サプリを超えた、ピニトール配合の妊活サプリ・ベジママとは?

不妊治療専門の病院を
探す・口コミを見る