排卵誘発剤に副作用やリスクはある?使うタイミングはいつがいい?

1. 排卵誘発剤とは?

排卵誘発剤とは、卵胞の成熟を促したり、成熟した卵胞を排卵させるはたらきがある薬剤のことです。

排卵誘発剤は、飲み薬と注射の2種類があります。

薬なのでリスクや副作用がでる場合もあります。

また、排卵誘発剤を使うタイミングは、種類によって違いがあります。

ここでは、排卵誘発剤のリスクや副作用、使うタイミングなどについてまとめました。

2. 排卵誘発剤の種類は?

排卵誘発剤は、以下の種類があります。

  • クロミッド
  • セキソビット
  • テルグリド
  • hcg(注射)
  • hmg(注射)

クロミッドの効果は?

クロミッドは、排卵誘発剤の中でももっともポピュラーな飲み薬です。

クロミッドはどんな場合に処方される?

クロミッドが処方されるのは、以下のような場合です。

無排卵月経

月経があるのに排卵がおこなわれいない状態です。

無月経

月経周期が90日以上と非常に長い場合。卵胞が成熟する過程で、何らかの異常があるケースが多いです。

多嚢胞性卵巣症候群

卵巣の中に小さな卵胞がたくさんできてしまい、排卵できない病気です。

不妊治療

不妊治療をはじめて効果が出ない場合です。

クロミッドはマイルドな薬

クロミッドは、脳の下垂体に作用する薬です。

このため、効き目は比較的マイルドです。

セキソビットの効果は?

セキソビットは、クロミッドと同じく錠剤タイプの飲み薬です。

セキソビットはどんな場合に処方される?

セキソビットが処方されるのは、無排卵月経や無月経などの病気がある場合です。

セキソビットの効き目は弱い

セキソビットは、排卵誘発剤の中でも作用がもっとも弱い薬です。

その分、副作用もほとんどありません。

このため、他の排卵誘発剤の休薬期間中や、副作用の心配がある患者に処方されるケースが多いでしょう。

テルグリドの効果は?

テルグリドは、高プロラクチン血症に効果がある排卵誘発剤です。

高プロラクチン血症とは、妊娠中や授乳期間でないにも関わらずプロラクチンの値が高い状態です。

プロラクチンが多く分泌されると、卵胞の成熟を抑制します。

このため、卵胞が育たず排卵がおこなわれなくなるのです。

テルグリドを服用することで、プロラクチンをコントロールする物質「ドーパミン」の分泌を調整することができます。

hcg注射の効果は?

hcg注射は、成熟した卵子を強制的に排卵させたり、子宮内膜を維持するはたらきのある「黄体ホルモン」の分泌を助けるはたらきがあります。

打つ時期によって効果が違う

hcg注射は、打つ時期によって違う効果があります。

卵胞が18mm~20mm程度に成熟した時点で打つ

卵胞が18mm~20mm程度に成熟すると、いつ排卵してもよい状態になります。

このタイミングで打つことで、約36時間後に排卵を起こす作用があります。

タイミング療法や人工授精などで、タイミングを合わせるときに打つことが多いです。

排卵後1週間後に打つ

排卵した1週間後に打つと、黄体ホルモンを補充するはたらきがあります。

黄体ホルモンの分泌が少なくなる「黄体機能不全」の治療に使用されることがあります。

hmg注射の効果は?

hmg注射は、hcg注射と合わせて使用される「hmg-hcg療法(「ゴナドトロピン療法)」が一般的です。

hmg注射は、卵巣に直接はたらきかけることで、卵胞の成熟を強く促します。

3. 排卵誘発剤を使うタイミングは?

飲み薬(クロミッド・セキソビット)

クロミッドとセキソビットは、生理開始日5日目から約5日間服用します。

テルグリドは、生理周期に関係なく1日2回毎日服用します。

注射の場合

注射は、排卵誘発の方法によって違いがありますが、大体以下のようなスケジュールですすめていきます。

1. 月経開始日から3~6日目に、hmg注射を1日に1~3本を打ちます。

2. 1~3本の注射を、6~10日間毎日続けます。

3. 卵胞の大きさが18mm~20mm程度に成熟したらhCG注射を打ち、排卵を促します。

4. 排卵誘発剤のリスクや副作用は

排卵誘発剤は薬なので、リスクや副作用に気をつける必要があります。

排卵誘発剤のリスクや副作用は以下のようなものがあります。

  • 子宮内膜が薄くなる
  • 子宮頸管粘液の分泌が減る
  • 卵巣過剰刺激症候群
  • 多胎妊娠

子宮内膜が薄くなる、子宮頸管粘液の分泌が減る

飲み薬タイプの排卵誘発剤「クロミッド」は、服用を続けることで子宮内膜が薄くなることがあります。

また、子宮頸管粘液の分泌が減ることもあります。

これにより、妊娠率が低下してしまうことがあります。

卵巣過剰刺激症候群

卵巣過剰刺激症候群とは、卵巣を過度に刺激することで卵巣が腫れる病気です。

ひどくなると、お腹や胸に水がたまることもあります。

特に、注射を用いた排卵誘発剤の治療では、卵巣過剰刺激症候群になりやすくなります。

多胎妊娠

多胎妊娠とは、双子以上の胎児を妊娠することです。

多胎妊娠は、流産や早産、低体重児など胎児にさまざまなリスクが起きやすくなります。

また、母体も妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病にかかりやすくなるため、注意が必要です。

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