臨月の妊婦は下痢になりやすい?お通じの調子がよくなるのはなぜ?

1. 臨月とは?

正産期とは異なる

臨月とは、妊娠36週0日から39週6日までの期間のことをいいます。

よく間違われるのが正産期は、妊娠37週0日から41週6日までのことで、この間に出産するのは正常です。

妊娠36週での出産は早産になりますので、違いを覚えておきましょう。

2. 臨月にお通じがよくなる原因は?

臨月が近づくと下痢や快便が増える

それまで便秘で苦しんでいたママも、臨月に入って快便や、ときには下痢になることが増えてきます。

そのほとんどは出産の兆候としてあらわれ、原因も様々です。

ホルモンのバランスが変化する

臨月に入ると出産に備えて、黄体ホルモンであるプロゲステロンの分泌量が減少します。

このプロゲステロンには、腸の機能を低下させる働きがあり、便秘しやすい原因となっていたのです。

プロゲステロンの分泌量減少に伴い、腸の機能が正常化するので、便秘だったママは快便に、快便だった人は下痢になることがあります。

子宮の位置が下がる

臨月になると、お腹の赤ちゃんの頭が、ママの骨盤内に収まります。

そのため、子宮が骨盤のあたりまで下がります。

すると、子宮が腸や膀胱を圧迫してしまうので、下痢や頻尿を引き起こすことがあります。

その他の原因

とはいえ、臨月の下痢がすべて、出産の兆候とは限りません。

ウイルス性胃腸炎や食中毒も、腹痛を伴う下痢を起こす病気です。

こうした病気にかかる要因に心当たりがあるなら、すぐに病院で診察を受けましょう。

3. 臨月の下痢の対処法は?

下痢を解消するより、症状改善を心がける

臨月を迎え、出産の兆候として起こっている下痢を、完全に止めるのは難しいものです。

ですが、生活習慣を改善することで、下痢をやわらげることはできますので、できることから試してみましょう。

消化のよいものを食べる

下痢をしているときには、うどんや雑炊といった、温かく消化のよいものを食べましょう。

そして、一度の食事量を減らし、よく噛んで、消化しやすくすることを心がけます。

体を冷やす冷たい飲み物や食べ物は、できるだけ避けるのが基本です。

ただし、消化のよいものばかり食べ続けることで、便秘になることがあります。

ヨーグルトなどの乳酸菌を同時に摂取すると、便秘を予防できます。

胃腸に負担をかける食べ物を控える

臨月に入って子宮の位置が下がると、圧迫されていた胃が楽になるので、食欲がアップするママが多いです。

ですが、揚げ物や肉料理といった脂質が多いもの、チョコレートやケーキなど糖分が多いもの、根菜など食物繊維が多いものを食べ過ぎると、胃腸に負担がかかります。

特に食物繊維は、消化されないまま体外に排出されるため、便通をよくしてしまいます。

下痢をしているときには、避けるようにしましょう。

水分補給を心がける

下痢が続くと、体内から水分が奪われます。

そのため、下痢がひどいと脱水症状を引き起こすことがあるのです。

下痢が続いているようなら、常温か温かい飲み物をこまめに摂るなど、水分補給を心がけましょう。

体を温める

体を温めると血流がよくなり、内臓の働きが活発化します。

それは、下痢の解消にも効果があるのです。

温かいお風呂にゆっくり使ったり、腹巻をする、湯たんぽを入れて寝る、靴下をはくなど、日ごろから身体を温める習慣をつけておきましょう。

ただし、妊娠後期に長風呂をすると、のぼせやすいので転倒のリスクがあります。

貧血気味のママも、長風呂しないように注意してください。

4. 臨月の下痢での注意点は?

体の異変を示すサインのことも

臨月に入ってからの下痢の中にも、病気を含めて、体の異変を示すサインのことがあります。

素人判断せず、不安なときは病院で診察を受けましょう。

吐き気や腹痛を伴う

吐き気や腹痛を伴った下痢の場合は、ウイルス性胃腸炎の可能性があります。

その場合は、発熱することもあります。

一度、病院で検査をしておきましょう。

痛みの間隔が規則的である

初産の場合、下痢が起こる際の腹痛だと思っていたものが、実は陣痛だったということがよくあります。

前駆陣痛だと、お腹の張りや痛みは不定期です。

陣痛になると、お腹の張りを伴う痛みの間隔が10分になります。

もし、お腹の張りや痛みが規則正しく起こっているようなら、時間をメモし、一度病院に電話で指示を仰いでおくと安心できるはずです。

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5. 先輩ママの「臨月の下痢体験談」

みどりさん(40代)より

臨月になったころ、急にお腹の調子が悪くなり、下痢になったのです。

陣痛のような痛みはなく、お腹の張りも続かなかったので放置し、妊婦検診の際にお医者さまに聞いたところ、よくあることといわれました。

子宮から赤ちゃんを出さないために分泌されていたホルモンは、臨月になって弱まり、それが腸の動きを活発にするのだそうです。

私の場合は、1~2週間で下痢が治まりましたが、人によっては分娩台でも下痢が続いてしまうこともあるようです。

引用元:臨月の下痢ってどうだった?