排卵検査薬のしくみ・購入方法・正しい使い方は?結果の見方は?

1. 排卵検査薬とは?

排卵検査薬とは、排卵日を予測するためにつくられた検査薬です。

感知部分に尿をかけることで検査します。

排卵検査薬を使用することで、ある程度の排卵予測が可能になり、妊娠する確率がアップします。

排卵検査薬は種類がいくつかあり、人によって使いやすさに違いがあります。

また、生理周期によって使うタイミングに個人差があります。

今回は、排卵検査薬の使い方や種類、使うタイミングなどについてまとめました。

2. 排卵のしくみは?

排卵検査薬は、排卵する前に分泌されるホルモンを感知するしくみになっています。

まずは、排卵するしくみを理解しましょう。

排卵の過程

月経が始まると、女性ホルモンの影響を受けて、卵巣内にある卵胞が成長し始めます。

卵胞の中には卵子があり、卵胞の成熟とともに卵子も成長していきます。

卵胞の直径が約2cmになると、卵胞の膜をやぶり卵子が飛び出します。

飛び出した卵子は、卵巣から卵管にとり込まれます。

これが排卵の過程です。

排卵時に分泌されるホルモンは?

エストロゲンの分泌がピークをむかえる

卵胞が成熟し、排卵日が近づくと、エストロゲンの分泌がピークをむかえます。

エストロゲンは、卵胞の成熟を促したり、子宮内膜を厚くするはたらきがあります。

黄体形成ホルモンが分泌される

エストロゲンの分泌がピークをむかえると、黄体形成ホルモンが分泌されます。

黄体形成ホルモンは、脳下垂体から分泌されます。

卵胞を刺激して排卵を促したり、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌を促進するはたらきがあります。

排卵後はプロゲステロンが分泌される

排卵後、卵胞は卵巣に残って黄体化します。

黄体化した卵胞からは、プロゲステロンという女性ホルモンが分泌されるようになります。

プロゲステロンは、子宮内膜の状態をととのえたり、子宮内膜を維持して受精卵が着床するのを助ける役割があります。

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排卵検査薬は、黄体形成ホルモンを感知する

排卵検査薬は、黄体形成ホルモンを感知するしくみになっています。

排卵検査薬が陽性になると、約36時間後に排卵が起きると言われています。

3. 排卵検査薬のしくみは?

排卵検査薬は先ほども述べたように、黄体形成ホルモンを感知するしくみになっています。

黄体形成ホルモンの分泌は、急激にピークをむかえる

黄体形成ホルモンが分泌されると、急激にピークをむかえます。

分泌量をグラフで表すと、以下のようになります。

lhsaji

黄体形成ホルモン自体は常に体内に存在していますが、排卵直前に分泌量が急増する現象を「LHサージ」と呼びます。

14時間ほどかけて数値が上昇した後、最高値の状態が約14時間続くといわれます。

ピークを過ぎた後は、急激に下降していきます。

LHサージがみられてから排卵する時間は?

LHサージがみられてから、約36時間後に排卵が起こると言われています。

ただし個人差があり、24時間で排卵する人もいれば、48時間たって排卵する人もいます。

排卵検査薬が感知するタイミングはいつ?

排卵検査薬は、LHサージを感知するしくみになっていますが、グラフでも示しているように、LHサージの時間は少し幅があります。

基本的に、排卵検査薬が陽性になれば、LHサージ(黄体形成ホルモンの分泌のピーク)が起こっていると考えてよいでしょう。

4. 排卵検査薬の購入方法・場所は?

排卵検査薬は、2009年の薬事法改正で医療用医薬品に指定されています。

現在では、病院や調剤薬局で氏名、住所、電話番号を登録することで購入できます。

第2類医薬品の妊娠検査薬と違い、インターネットでは購入できないのです。

5. 排卵検査薬の正しい使い方は?

排卵検査薬は、使い始めるタイミングが重要になります。

まずは自分の月経周期を知ろう!

月経周期とは、月経開始から次の月経が始まるまでの日数のことです。

月経周期から排卵日を予測する

例えば、月経周期が28日の人の場合、排卵日は月経開始から数えて14日目頃になります。

また、月経周期が33日の人の場合だと、排卵日は大体19日頃になります。

月経周期だけでは排卵日を予測できない

先ほど述べた排卵日は、あくまでも目安です。

基礎体温の低温期や高温期の長さによって、排卵日は全く違ってきます。

月経周期だけでは、排卵日を予測することは不可能です。

基礎体温をつけよう

排卵検査薬を使用する前に、まずは約2か月ほど基礎体温をつけてみましょう。

基礎体温をつけることで、自分の月経周期や低温期、高温期の大体の日数が分かるようになります。

低温期の長さは個人差がある

基礎体温の低温期は、約2週間続くと言われていますが、実際は個人差が大きいものです。

11日ほどで高温期に移行する人もいれば、20日続く人もいます。

これは、卵胞の成熟に個人差があるからです。

高温期は約2週間で終わる

妊娠していなかった場合、高温期は約2週間で終わります。

基礎体温が高温になる要因は、排卵後の卵巣から分泌される「プロゲステロン」にあります。

妊娠が成立しなかった場合、プロゲステロンの分泌は長くても15日ほどで終わります。

ただし、高温期の長さも個人差があり、10日未満で終わる人もいます。

排卵はいつおこなわれる?

排卵は、基礎体温でいうと低温期の最終日におこなわれると言われています。

しかし、実際には個人差があり、低温期の最終日の前々日から高温期に入る直前までのどこかのタイミングで排卵します。

ここで重要になってくるのが排卵検査薬なのです。

排卵検査薬を使い始めるタイミングは?

排卵検査薬は、「排卵すると思われる数日前から検査を始める」ことが大切です。

ここで参考になるのが基礎体温です。

低温期の最終日の3日前くらいから検査する

排卵は、低温期の最終日の2日前くらいにおこなわれる場合があります。

このタイミングを逃さないためにも、低温期の最終日の3日前から検査を始めましょう。

排卵検査薬は陽性が出るまで毎日検査する

排卵検査薬は、陽性が出るまで毎日検査しましょう。

性交渉のタイミングをとる目的だけであれば、1日1回でじゅうぶんです。

より正確な排卵日が知りたい場合は?

LHサージは短時間で起こるため、より正確な排卵を知りたい場合、朝と夕方の2回検査するとよいでしょう。

排卵検査薬が陰性になるまで続けることで、いつ頃排卵が起こったのかが、かなりしぼれるようになります。

基礎体温と併用することで、基礎体温のどのタイミングで排卵しているのかが分かるようになるでしょう。

排卵検査薬の使い方は?

排卵検査薬は、検知部分に尿を直接かけて検査します。

ただし、この方法は手軽なぶん、慣れていないと失敗してしまう可能性があります。

清潔な紙コップなどに尿をとり、検知部分を説明書の時間どおりに浸す方法が確実です。

尿をかけたら(ひたし終わったら)、検知部分にキャップをし、平らな場所に静かに置いて判定を待ちます。

排卵検査薬の種類によって違いますが、1~3分で結果が出ます。

6. 排卵検査薬の陽性・陰性の判断のしかたは?

妊娠検査薬の場合、「判定窓に線が出たら陽性」という非常にシンプルな判断で分かりやすいです。

しかし、排卵検査薬の陽性・陰性の判断は少し難しくなっています。

排卵検査薬には、「コントロールライン」と「テスト結果ライン」と呼ばれる2本のラインがあらわれる部分があります。

陽性の場合はどうなる?

排卵検査薬が陽性の場合、コントロールラインとテスト結果ラインにそはっきりとした2本の縦線があらわれます。

または、コントロールラインよりテスト結果ラインのほうが濃い場合も陽性になります。

陰性の場合はどうなる?

排卵検査薬が陰性の場合は、コントロールラインだけに線があらわれた時です。

また、コントロールラインよりテスト結果ラインのほうが薄い場合も陰性になります。

コントロールラインに線がない場合は?

尿をかけてもコントロールラインに線があらわれない場合があります。

これは尿が正しくかけられていないなどが原因で、検査ができない状態です。

この場合は、もう一度新しい排卵検査薬を試す必要があります。

陽性か陰性の判断が難しい場合は?

「コントロールラインよりも、テスト結果ラインのほうがほんの少しだけ薄く見える」など、陽性か陰性の判断が難しいことがあります。

この場合、6時間後くらいに改めて検査してみましょう。

タイミングは、一応とっておいたほうがいいでしょう。

7. 排卵検査薬で陽性が出たらいつ子作りすべき?

排卵検査薬で陽性が出たら、約24~36時間後に排卵が起きると言われています。

卵子と精子の寿命は?

卵子の寿命は、長くても約24時間程度と言われています。

一方、精子の寿命は2~3日です。

排卵検査薬で陽性が出た場合、できるだけ早くタイミングをとることが大切です。

タイミングは何回かとる

排卵検査薬で陽性が出た場合、24~48時間後に排卵が起きると言われています。

陽性が出た時点でタイミングをとればいいのですが、運悪く精子が長く生きられなかった場合、受精するチャンスを逃してしまいます。

陽性が出た日とその翌日か、翌々日にタイミングをとっておくと安心でしょう。

8. 排卵検査薬の疑問点

排卵検査薬を使用していると、疑問点がいくつか出てきます。

排卵検査薬で陽性が続く場合は?

排卵検査薬で陽性が続く場合、まずは基礎体温をみてみましょう。

基礎体温が高温期に入っていれば、排卵している可能性が高いです。

LHサージは約14時間ですが、個人差が大きいものです。

排卵したあとも、排卵検査薬で陽性が続くことがあります。

排卵検査薬が陽性にならない

排卵検査薬が陽性にならない場合、排卵そのものが起こっていない可能性があります。

基礎体温が低温のままだと、無排卵月経の可能性がありますので、病院を受診しましょう。

排卵検査薬が陰性のまま基礎体温が高温に入った場合、すでにLHサージが終わっていることが考えられます。

排卵検査薬を使用するタイミングがずれてしまったことで起こります。

不安な場合は病院を受診する

毎周期排卵検査薬が陽性にならない場合は、LHサージの分泌量が少ないことも考えられます。

また、無排卵月経の可能性もあります。

排卵検査薬はおおよその排卵日を知ることができますが、絶対に排卵しているとは限りません。

少しでも不安なことがあれば、病院を受診するようにしましょう。

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