排卵日に眠くなるのは変?眠気の原因・対処法・病気の可能性について

1. 排卵日に眠くなることってある?

排卵日が近づくと、急に眠くなってしまうことがあります。

一般的に、月経周期の中で眠くなりやすい時期は、排卵後から月経前、または月経中であることが多いです。

しかしこれらの期間よりも、排卵日のほうが眠くなってしまうという女性もいます。

排卵は基本的に毎周期おこなわれますので、そのたびに眠くなってしまうのはつらいものです。

そこで今回は、排卵日に眠くなってしまう原因や対策、病気の可能性についてまとめました。

2. 排卵日に眠くなってしまう原因は?

排卵日に眠くなってしまう原因は、いくつか考えられます。

排卵日前後は、女性ホルモンが入れ替わる時期

排卵日が近づくと、女性の体内ではさまざまなホルモンが活発にはたらきはじめます。

ホルモンが入れ替わる時期でもあるので、疲れやすく眠気も感じやすくなるのです。

エストロゲンの分泌がピークをむかえる

卵巣内にある卵胞が成熟すると、エストロゲンという女性ホルモンの分泌がピークをむかえます。

エストロゲンは、卵胞の成熟を促したり、子宮内膜を厚くするはたらきがあります。

また、排卵日が近づくと、子宮頸管粘液(おりもの)の状態をととのえ、精子が侵入しやすいように変化させます。

黄体形成ホルモンが分泌される

エストロゲンの分泌がピークをむかえると、黄体形成ホルモンが分泌されるようになります。

黄体形成ホルモンの役割は?

黄体形成ホルモンは、脳の下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンのひとつです。

排卵を促したり、排卵後の卵胞にはたらきかけ、卵胞を黄体化させる役割があります。

黄体形成ホルモンの分泌は、急激にピークをむかえます。

黄体形成ホルモンの分泌がピークをむかえると、約36時間後に排卵が起きると言われています。

プロゲステロンが分泌される

卵子は卵胞内にあり、排卵時は卵胞の膜をやぶって飛び出し、卵管内にとり込まれます(排卵)。

卵巣内に残された卵胞は、黄体形成ホルモンの影響を受けて黄体化します。

黄体気した卵胞からは、「プロゲステがロン」という女性ホルモンが分泌されるようになります。

プロゲステロンの役割は?

プロゲステロンは、子宮内膜の状態をととのえ、受精卵が着床するまでの間、子宮内膜を維持するはたらきがあります。

排卵後に眠気が強い場合、プロゲステロンの分泌が関係していることがあります。

プロゲステロンの影響によるもの

先ほども述べたように、プロゲステロンが分泌されると、強い眠気を感じる場合があります。

不快症状がでる場合も

プロゲステロンは、女性が妊娠するためになくてはならないホルモンです。

しかし、プロゲステロンが多く分泌される排卵後は、眠気以外にもさまざまな不快症状があらわれることがあります。

  • 下腹部痛や腰痛
  • 胃痛・頭痛
  • 吐き気・嘔吐
  • 下痢・便秘
  • イライラしたり気分が落ち込む
  • うつっぽくなる

排卵後にあらわれる不快症状をPMS(月経前症候群)と呼びます。

PMSは、約80%の女性にあらわれると言われています。

プロゲステロンが分解されると

プロゲステロンがが分解されるときに「アロプロゲステロン」という成分が生成されます。

アロプロゲステロンは、強い眠気を引き起こすアミノ酸(ガンマーアミノ酸)の分泌を促します。

このガンマ―アミノ酸の眠気は、睡眠導入剤と同じくらいの強い作用があると言われています。

プロゲステロンが分泌されたり、分解される期間は眠気に襲われることが多いのです。

3. 排卵日の眠気の症状は?

排卵日の眠気の症状は、個人差が大きいものです。

また、眠気があらわれる期間にも差がみられます。

排卵日前後とはいつ?

排卵日前後とは、排卵する2~3日前から排卵後2~3日後の期間をさします。

この期間のことを、月経周期では「排卵期」と呼びます。

排卵日前の眠気

排卵日前に眠気を感じることが多い人は、ホルモンの入れ替わりが原因です。

先ほども述べたように、排卵日前はエストロゲンや黄体形成ホルモン、プロゲステロンが急激に入れ替わります。

見た目は分かりませんが、体内では急激な変化がおこなわれているのです。

このような時、人間は眠気を感じやすくなります。

排卵日後の眠気

排卵日の後に眠気が強い場合は、プロゲステロンが影響していると考えられます。

プロゲステロンの分泌は、排卵後から約1週間後がもっとも多くなります。

PMSの症状があらわれやすいのも、この期間がもっとも多いと言われています。

しかし、排卵してすぐに眠気が強くなることもあるのです。

月経前まで続く場合も

プロゲステロンは、月経が始まるまで分泌され続けます。

プロゲステロンによる眠気が強い人は、月経が始まるまで眠気を感じる場合もあります。

排卵日の眠気の症状ってどんな感じ?

排卵日の眠気の具体的な症状は以下の通りです。

  • きちんと寝たのに昼間も眠くなる
  • 寝てもすっきりしない
  • 眠気がずっと続く

4. 排卵日の眠気、病気の可能性は?

排卵期に眠気を感じる場合、原因は先ほども述べたように、ホルモンの影響によるものがほとんどです。

月経が始まると眠気がおさまる場合、病気の可能性はないと考えてOKです。

排卵後に起こりやすいPMSは、眠気以外にもさまざまな不調があらわれます。

しかし、これもホルモンの影響なので病気の可能性はありません。

5. 排卵日の眠気対策は?

排卵が近づくたびに眠気が強くなるのはつらいものです。

排卵日の眠気対策をご紹介します。

規則正しい生活を送る

排卵期は、ただでさえホルモンの影響が大きい時期です。

不規則な生活を送ると、体調が悪くなったり眠気が増したりすることがあります。

夜はできるだけ0時には就寝するようにしましょう。

質の良い睡眠を心がける

排卵日の眠気対策は、質の良い睡眠を取るように心がけることが大切です。

就寝する1時間前に入浴する

人間は、からだがあたたまった後に冷えていく時眠気を感じやすいものです。

この性質を利用し、就寝する1時間前に入浴するようにしましょう。

入眠しやすくなります。

ハーブをためしてみる

枕元にハーブを置いてリラックス効果を高めることで、質の良い睡眠を取ることができます。

寝る前にスマホやパソコンの画面を見すぎない

スマホやパソコンから発せられるブルーライトは、入眠しにくくなる物質が含まれています。

寝る前は、スマホやパソコンの画面を見すぎないようにしましょう。

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