排卵日の前後はなんでイライラするの?どうすれば気持ちが落ち着く?

1. 排卵日にイライラする理由は?

排卵日とは、卵巣内で成熟した卵胞の膜をやぶり、中の卵子が卵管にとり込まれる日のことをさします。

排卵日は、基礎体温や排卵検査薬、おりものや体調の変化、病院での超音波検査などである程度予測することができます。

しかし、正確な排卵日を予測は、医師でも難しいと言われています。

排卵時はさまざまなホルモンの入れ替わりがおこなわれる時期です。

このため、排卵日が近づくにつれて、体調に変化があらわれたり、イライラしてしまうことがあります。

今回は、排卵日のイライラの原因や対策についてまとめました。

2. 排卵が近づくと、女性はどんな変化が起きている?

排卵日が近づくと、女性の体内ではさまざまな変化が起こっています。

排卵日前後はホルモンの入れ替わりの時期

排卵日前後は、さまざまなホルモンの入れ替わりがおこなわれる時期でもあります。

このため、からだにいろいろな症状があらわれやすくなります。

排卵日前に多く分泌されるホルモンは?

排卵日前になると、エストロゲンの分泌はピークを迎えます。

エストロゲンは、卵胞を成熟させたり、子宮内膜を厚くするはたらきがある女性ホルモンのひとつです。

エストロゲンの分泌がピークをむかえると、今度は性腺刺激ホルモンのひとつである「黄体形成ホルモン」が分泌されます。

黄体形成ホルモンの役割は?

黄体形成ホルモンは、排卵を促し、卵胞が黄体化するのを助ける役割があります。

排卵の時期を予測する排卵検査薬は、黄体形成ホルモンを感知するしくみになっています。

黄体形成ホルモンの分泌は、短時間でピークをむかえる性質があります。

黄体形成ホルモンの分泌がピークをむかえた後、約36時間後に排卵すると言われています。

プロゲステロンが分泌されはじめる

卵子が飛び出したあとの卵胞は、卵巣に残ったままとなり、黄体形成ホルモンの刺激を受け黄体化します。

黄体化した卵胞からは、プロゲステロンが分泌されるようになります。

プロゲステロンは、子宮内膜を維持したり、子宮内膜の環境をととのえるはたらきがあります。

このように、排卵日前後は多くの女性ホルモンの入れ替わりがおこなわれているのです。

月経前や月経中の症状より辛い場合も

一般的に、月経前や月経中は、女性にとって辛い症状があらわれやすい時期です。

これはPMS(月経前症候群)と呼ばれており、約80%もの女性が経験しています。

しかし、「PMSよりも排卵日前後の症状のほうがつらい」という女性も多くいるのです。

3. 排卵日前後に起こる症状とは?

排卵日が近づくと、からだにさまざまな症状があらわれることがあります。

排卵日前後に起こる症状とは?

排卵日前後になると、以下のような症状がでることがあります。

  • 下腹部痛や腰痛
  • 排卵出血
  • 胸の張り
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 下痢・胃痛
  • おりものの変化
  • 眠気がひどい
  • イライラしたり、気分が落ち込んだりする

症状がでるのはいつ?

「排卵日前後」とは、「排卵する2~3日前から排卵後2~3日後」あたりをさします。

この期間を「排卵期」と呼びます。

排卵期の間ずっと何らかの症状がでる人もいれば、排卵前だけの人、または排卵後だけに出る人もいます。

イライラするのはPMDD(月経前不快気分障害)の可能性も

先ほどあげた症状の中でも、特にイライラするなど気分的に不安定になる症状を「PMDD(月経前不快気分障害」と呼びます。

PMDDの症状は?

PMDDは、体調よりも精神的に辛い症状が強くでる状態をいいます。

具体的な症状は以下の通りです。

  • イライラする
  • うつ状態になる
  • 不眠になる
  • 感情の抑制が難しくなる
  • 他人に対して攻撃的になる

日常生活が送れなくなることも

PMDDの大きな特徴は、精神的に不安定になるあまり、日常生活を送ることが困難になるケースがあることです。

PMDDの症状は、まだ多くの人に知られていません。

かかったことがある人しか分からない部分が大きいのも、PMDD患者のつらい部分なのです。

また、PMDDは月経がはじまると噓のように症状がおさまります。

このため、特別な治療を受けない人も多いのです。

PMDDの治療はどこでおこなわれる?

PMDDは、海外ではうつ病の一種と認識されています。

このため、PMDDの治療は、婦人科などよりも精神科や心療内科にておこなわれます。

婦人科から精神科や心療内科に紹介されるケースも多いです。

PMDDに使用される薬は?

抗うつ剤

PMDDの治療は、抗うつ剤による治療がもっとも効果的と言われています。

特に、「セロトニン再取り込み阻害薬」という薬が使用されることが多いです。

抗うつ剤を服用することに抵抗がある人もいますが、最近では偏頭痛や過食症などの治療にも使用されている、ポピュラーな薬です。

抗不安剤

抗不安剤とは、その名の通り不安をおさえる薬です。

デパスやリーゼ、ドグマチールなどさまざまな種類があります。

PMDDの症状が出ている間だけ服用するという方法がとられることもあります。

4. 排卵日のイライラ対策は?

PMDDのような辛い症状まではいかなくとも、排卵期のたびにイライラしてしまうのはつらいものです。

排卵期のイライラを解消する方法をご紹介します。

軽い運動をする

運動をすると、血行がよくなりストレスを解消する効果があります。

ジョギングやスイミングなどの激しい運動もよいですが、軽い運動だと手軽におこなうことができるでしょう。

  • ウォーキング
  • ストレッチ
  • ヨガ

これらの運動は、自宅などで手軽にできる上、排卵期のイライラを解消する効果が期待できます。

入浴をする

入浴をすると、血行が促進されてからだがあたたまります。

からだがあたたまることで、精神的にリラックスしイライラを解消する効果があります。

入浴するときは、短時間で熱いお湯に入るのではなく、少しぬるめのお湯に15~20分ほどゆっくりつかるようにしましょう。

からだが芯からあたたまり、リラックス効果がより期待できます。

マッサージに行く

排卵期は、下腹部痛や腰痛がひどくなることがあります。

痛みがある部分をマッサージしてもらうことで、これらの痛みが緩和する効果が期待できます。

特に、アロマオイルを使用したマッサージは、リラックス効果が高くおすすめです。

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