おりもので排卵日がくるのを予測できる?量・色・粘り気の変化は?

1. 排卵日が近づくと女性のからだは変化する

おりものは、女性の健康を知るバロメーターのひとつです。

また、月経周期によっておりものの状態が違ってきます。

特に妊娠を望んでいるカップルは、排卵日を知って性交渉をもつことが重要なポイントになってきます。

排卵日が近づくと、女性の体は大きな変化が起こります。

基礎体温や排卵検査薬である程度の排卵日を知ることが可能ですが、自分の体の状態を知っておくことも大切です。

今回は、おりものの状態で排卵日を知る方法についてまとめました。

2. 排卵日が近づくとなぜおりものが変化するの?

排卵日が近づくと、おりものの量が増えてサラサラしてきます。

おりものは子宮頸管から分泌される

おりものは、子宮頸管から分泌されています。

おりものって何?

おりものとは、子宮頸管から分泌される分泌液のことです。

おりものの役割は?

おりものは、普段は酸性に保たれています。

これは、膣から雑菌が侵入するのを防ぐためです。

酸は、菌を殺すはたらきがあります。

また、おりものの状態をチェックすることで、子宮や腟などの病気に気づくことができます。

おりものの色、量、匂いなどに以下のような変化がみられたら、一度病院を受診しましょう。

  • おりものに血が混じる
  • 黄色や黄緑色、茶褐色などになる
  • 急に量が増える
  • 悪臭がする

精子が生きやすい環境に変化する

排卵日が近づくと、おりものは精子が生きやすい環境に変化します。

射精された精子はどうなる?

膣内に射精された精子は、子宮と膣の入り口をつないでいる「子宮頸管」という器官を通り、子宮をめざします。

しかし、射精された精子の99%が子宮頸管内で死んでしまいます。

精子はアルカリ性

精子は酸性ではなくアルカリ性です。

酸性の子宮頸管内は、精子にとって生きにくい環境です。

排卵日が近づくと、おりもの(子宮頸管粘液)がアルカリ性に変化し、精子が生きやすい環境に変化するのです。

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おりものが変化するのはホルモンのはたらきによるもの

排卵日が近づくとおりものが変化するのは、女性ホルモンのはたらきによるものです。

排卵日が近づくと分泌されるホルモンは?

卵巣内には、内部に卵子が入っている「卵胞」が成熟しています。

卵胞の直径が約2cmになると排卵しますが、排卵が近づくにつれて女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」が多く分泌されるようになります。

エストロゲンの分泌が増えるにしたがって、おりものは徐々に変化していくのです。

黄体形成ホルモンも分泌される

黄体形成ホルモンとは、排卵を促し、子宮内膜を維持するはたらきがある「黄体ホルモン」の分泌を助けるホルモンです。

黄体形成ホルモンが分泌されると、おりものはよりサラサラになり、指にとると5~10cm伸びるようになります。

黄体形成ホルモンの分泌がピークをむかえると、約36時間後に排卵すると言われています。

伸びるおりものが出るようになったら、排卵が近づいていると言えます。

3. 月経周期によって変化するおりもの

おりものは、月経周期によって徐々に変化します。

生理中

生理中は、血液が排出されているため、おりものの有無は分かりづらいものです。

しかし、少量のおりものが分泌されています。

おりものの量は月経周期の中でもっとも少ないです。

卵胞期

卵胞期とは?

卵胞期とは、卵巣内の卵胞が成熟する期間のことです。

基礎体温でいうと、低温期にあたります。

女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの影響を受けて、子宮内膜も徐々に厚みをおびていきます。

卵胞期のおりものは?

生理中よりは量が多いですが、それでもおりものの量は少ないです。

粘り気はなく、サラッとした感触です。

排卵期

排卵期とは?

排卵期とは、成熟した卵胞から卵子が飛び出し、卵管にとり込まれる(排卵)期間です。

基礎体温でいうと、低温期の最終日の前々日から高温期に入ったあとの2日目くらいの時期にあたります。

排卵期のおりものは?

精子をスムーズに受け入れられるように、おりものの量がいちばん多くなります。

透明でサラサラと適度な粘り気があり、指にとるとよく伸びます。

黄体期

黄体期とは?

黄体期とは、排卵後から生理開始前までの期間です。

基礎体温では高温期にあたります。

黄体期に入ると、卵巣からプロゲステロンが分泌されるようになります。

プロゲステロンは、子宮内膜を維持したり、受精卵が着床しやすい環境にととのえるはたらきがあります。

黄体期のおりものは?

排卵が終わると、おりものの量は急激に減ります。

適度な粘り気もなくなり、より粘り気が増したおりものが分泌されます。

生理前になるとおりものの分泌は減りますが、生理直前はまたおりものの分泌が増えます。

生理直前のおりものは、においがきつかったり、黄色っぽくなったり、たまに血液が混ざっていることもあります。

4. 排卵日前のおりものの状態を知る方法は?

排卵日前のおりものの状態を知る方法に「福さん式」というものがあります。

助産師の福さんという人が開発した方法で、誰でも簡単におこなうことができます。

福さん式の具体的なやり方は?

福さん式は、膣に指を挿入します。

おこなう前には、必ず指を清潔にしましょう。

最初は抵抗がある場合もありますが、慣れてくるとスムーズにできるようになります。

まず、石けんで手を洗う

膣内を傷つけないように爪も短く切ります。

膣内に指をゆっくり挿入する

このとき、指が濡れているほうがやりやすいです。

膣の奥に指が当たったら、盛り上がっているところを探す

そこが子宮口で、子宮頸管粘液(おりもの)が分泌されている場所になります。

子宮口の状態を確認する

開き具合ややわらかさなどを確認します。

指を少し曲げて子宮口周りのおりものを取る

無色透明でサラサラしており、5~10cm以上伸びる場合は排卵日が近い証拠です。

福さん式をする時のポイントは?

おりものをとるとき、必ず指を曲げてとるようにしましょう。

指を曲げないとおりものをとることができません。

また、力を入れ過ぎないように注意しましょう。

子宮口のチェックも忘れずに!

排卵日が近づくと、おりものだけでなく子宮の状態も変化します。

子宮がいつもより下に下がっており、子宮口がやわらかい状態であれば排卵が近いということになります。

福さん式をおこなうときは、子宮口のチェックも忘れずにおこなうようにしましょう。

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