排卵日ってそもそもなに?いつ来る?生理周期から計算・予測できる?

1. 排卵日とは?

排卵日とは、「卵巣から卵子が排卵される日」のことをさします。

卵巣内にある「卵胞」が、卵胞の成熟を促すホルモンやエストロゲンなどの影響を受けて成熟していきます。

卵胞の直径が約2cmになると、卵胞の膜をやぶって中の卵子が飛び出します。

これが「排卵」です。

卵胞が成熟する過程

女性は、産まれたときから卵巣内に卵胞の元になる細胞をもっています。

これを「原始卵胞」と呼びます。

原始卵胞は徐々に減少する

出生時の原始卵胞の数は、約200万個あると言われています。

原始卵胞は、思春期を迎える頃には約20~30万個に減少し、その後も、1回の月経周期のうち数百から数千の原始卵胞が消えていきます。

閉経を迎える頃には原始卵胞がほとんどなくなります。

そしてゼロになると閉経をむかえるのです。

卵胞はホルモンの影響を受けて成熟する

脳の視床下部から性腺刺激ホルモン放出が分泌されると、性腺刺激ホルモンである、卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンが分泌されます。

また、卵胞刺激ホルモンが分泌されると、エストロゲンの分泌がはじまります。

卵胞は、卵胞刺激ホルモンとエストロゲンの刺激を受けながら成熟していくのです。

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育つ卵胞は基本的に1個

月経が開始すると、卵胞刺激ホルモンが分泌されます。

すると、卵巣内にある数百から数千の原始卵胞が一斉に目覚めます。

しかし、育つ卵胞は質の良い卵胞のみで、残りの卵胞は全て消滅してしまいます。

残った原始卵胞の中から、いちばん質の良い優秀な原始卵胞が「主席卵胞」として成熟し始めるのです。

主席卵胞は基本的に1個ですが、稀に2~3個育つ場合もあります。

また、不妊治療などで排卵誘発剤などを投与した場合、数個から数十個の卵胞が育つこともあります。

2. 卵胞が排卵するまでの過程は?

主席卵胞は、卵胞刺激ホルモンやエストロゲンの刺激を受けながら成長していきます。

卵胞の中には卵子がある

卵胞の中には、卵子の元になる細胞があります。

卵胞が成長するとともに、中にある卵子も成熟していきます。

卵胞の直径が約2cmになると排卵する

卵胞刺激ホルモンやエストロゲンの刺激を受けて成長した卵胞は、直径約2cmになると排卵します。

卵胞の膜をやぶり、中の卵子が飛び出し、卵管にとり込まれるのです。

これを「排卵」と言います。

3. 排卵日を知る!① 基礎体温

よく「排卵日は生理開始日から14日後」と言われていますが、全ての女性がこのタイミングに当てはまるとは限りません。むしろ、当てはまる人は少ないでしょう。

排卵するタイミングは、個人差がかなり大きいのです。

まずは、基礎体温における排卵日についてみていきましょう。

基礎体温の低温期と高温期

康な女性であれば、基礎体温は低温期と高温期に分かれます。

低温期は卵胞が成熟する時期

基礎体温表における低温期の時期は、エストロゲンなどの影響を受けて卵胞が成熟する時期です。

低温期の長さは、12~22日くらいが正常の範囲になります。

高温期にはプロゲステロンが分泌される

卵胞から卵子が飛び出して排卵すると、卵巣内には卵胞が残されます。

卵巣内に残った卵胞は黄体化し、「プロゲステロン」という女性ホルモンを分泌しはじめます。

プロゲステロンは、受精卵の着床にそなえ、子宮内膜を良い状態にととのえたり、子宮内膜を厚くするはたらきがあります。

また、プロゲステロンが分泌されるようになると、基礎体温があがります。

よって、排卵が終わると基礎体温が上がるのです。

高温期は低温期と違い、妊娠しなかった場合は2週間前後で終わります。

基礎体温上での排卵するタイミングは?

基礎体温上での排卵するタイミングは、「低温期の最後に体温がガクッと下がる日」と言われています。

しかし、このタイミングで排卵する人は全体の40%ほどと言われています。

ガクッと下がるタイミングをつかむのは難しい

基礎体温は、ちょっとした要因で数値が違ってきます。

ガクッと下がるとは言え、その差は0.1℃くらいの人もいます。

基礎体温でガクッと下がるタイミングをつかむことは難しいでしょう。

体温がもっとも下がる日以外に排卵する人も

もっとも体温が下がる日以外に排卵する女性も多くいます。

ある産婦人科医がとった統計によると、基礎体温における排卵日は以下の通りです。

  • 低温期最終日の前日:5%
  • 低温期最終日:40%
  • 低温期最終日の翌日:50%
  • 低温期最終日の翌々日:5%
基礎体温,グラフ

このように、排卵するタイミングは個人差が大きいものです。

よって、基礎体温だけで排卵日を予測するのは難しいでしょう。

4. 排卵日を知る!② 排卵検査薬を有効に使おう!

先ほども述べたように、基礎体温だけでは排卵日を知ることは難しいものです。

排卵検査薬を使用することで、より正確な排卵日を予測することができます。

排卵検査薬のしくみ

排卵検査薬は、排卵する前に多く分泌されるホルモンを検知するしくみになっています。

排卵検査薬が陽性になれば、約36時間後に排卵すると言われています。

排卵前に多く分泌されるホルモンとは?

排卵日が近づくと、エストロゲンの分泌はピークをむかえます。

エストロゲンの分泌がピークをむかえると、「黄体形成ホルモン」というホルモンが分泌されるようになります。

黄体形成ホルモンは、成熟した卵胞の排卵を促し、卵胞の黄体化を助ける働きがあります。

黄体形成ホルモンの分泌のピークは?

黄体形成ホルモンは、分泌されはじめると一気にピークをむかえます。

どのくらいで排卵されるの?

黄体形成ホルモンの分泌がピークをむかえると、約36後に排卵すると言われています。

しかし、このタイミングは個人差があり、48時間後に排卵する人もいれば、24時間後に排卵する人もいます。

排卵検査薬をためすタイミングは?

排卵検査薬をためすタイミングは、その人の月経周期によって違います。

まずは基礎体温を2か月ほどつける

排卵検査薬をためす前に、基礎体温を2か月ほどつけてみましょう。

そうすることで、大体の低温期の長さが分かります。

先ほども述べたように、排卵するタイミングは、低温期の最終日の前々日から完全に高温期に入るまでの間です。

低温期の最終日の前々日を狙い、排卵検査薬をためしてみましょう。

生理周期が不安定な場合は?

生理周期が毎月定まっていない人は、低温期の長さが違うということになります。

高温期の長さは、ほとんどの人で2週間前後だからです。

基礎体温と排卵検査薬を半年ほど続けることで、低温期のどのタイミングから排卵検査薬をためせば良いのか分かるようになるでしょう。

排卵検査薬はどこに売っている?

排卵検査薬は、処方せんを取り扱っているドラッグストアで購入することができます。

また、海外製の排卵検査薬は、ネットで購入が可能です。

日本製は種類が豊富!

日本製の排卵検査薬は、大きく分けて2種類あります。

  • 線の濃さで判断するタイプ
  • デジタル式
線の濃さで判断するタイプ

いずれも感知部分に尿をかける(または尿を入れた紙コップなどにひたす)ことで検査します。

線の濃さで判断するタイプは、尿をかけると基準値と判定値の線が2本あらわれます。

基準値より判定値の線が濃い、または同じくらいの濃さの場合は「陽性」になります。

しかし、陽性なのか陰性なのか分かりづらいことがあります。

デジタル式

デジタル式の排卵検査薬は、陽性の場合にマークが表示されるしくみになっています。

線の濃さで判断するタイプのものよりも、大変分かりやすいです。

ただし、線の濃さで判断するタイプの排卵検査薬に比べると、1000円程高価になります。

日本製と海外製の違いはある?

日本製でも海外製でも性能に大きな違いはありません。

海外製の排卵検査薬は、日本製に比べてかなり安価に購入することができます。

生理周期が不安定な人は、どうしても排卵検査薬が多く必要になります。

このような場合は、海外製の排卵検査薬を購入するほうがお得です。

ただし、海外製の場合、使用方法が分からない時など問い合わせ先に困るケースが多くあります。

排卵検査薬の扱いに、ある程度慣れた人が購入するほうが安心でしょう。

5. 排卵日を知る!③ 基礎体温と排卵検査薬を併用しよう

より正確に排卵日を知るためには、基礎体温と排卵検査薬を併用すると効果的です。

どのタイミングで排卵するのかが分かる

基礎体温と排卵検査薬を併用することで、基礎体温上での排卵のタイミングが分かるようになります。

先ほど述べた、低温期の最終日の前々日~高温期に入る一歩手前の、どれかのタイミングで排卵することが分かります。

生理周期が安定している人は…

生理周期が安定している人は、基礎体温と排卵検査薬を何か月が併用することで、月経開始から何日くらいに排卵するのかが分かるようになります。

ただし、生理周期が安定している人でも、生活習慣などにより排卵日がずれる可能性があるため注意してください。

6. 排卵日は生理周期から予測できるの?

生理周期が安定している人は、基礎体温と排卵検査薬を何か月か併用することで、ある程度の排卵日を予測することが可能になります。

しかし、生理周期が不安定な人は、何もせずに排卵日を予測するのは不可能です。

ただし、排卵日は少しの要素でずれる可能性があります。

生活習慣が乱れる

  • 睡眠時間が短く、疲れがたまっている日が多かった
  • 栄養バランスが極端にかたよっていた
  • 過激なダイエットをした

これらは、女性ホルモンのバランスが乱れる原因になります。

女性ホルモンのバランスが乱れると、排卵日がずれることがあります。

ストレスに注意

女性ホルモンは、脳の視床下部から分泌命令が出されています。

視床下部はストレスに弱い器官です。

視床下部がストレスの影響を長く受けると、ホルモンバランスが崩れる原因になり、排卵日がずれることがあります。

排卵日を知るために

排卵日を知るためには、生理周期が安定している人でも、基礎体温と排卵検査薬を併用するほうが安心です。

ただし、基礎体温と排卵検査薬を併用しても中々妊娠しない場合は、何らかの原因が隠されていることがあります。

はやめに病院を受診するようにしましょう。

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