バルプロ酸ナトリウム(デパケン)の効果と子どもに使う時の注意点

1. バルプロ酸ナトリウム(デパケン)とは?

バルプロ酸ナトリウムは、てんかん発作をふせぐ、抗てんかん薬の一つです。

子どもに多い欠神発作(意識消失発作)をふくめた、全般発作、部分発作など、色々なタイプの発作に対して、広く使用されています。

抗てんかん薬の中では一番多く処方されている薬です。

2. バルプロ酸ナトリウムが配合されている薬

バルプロ酸ナトリウムというのは、一般名(成分名)です。

薬の形態や製薬会社によって、商品名は異なります。

錠剤

  • デパケン錠
  • デパケンR錠

細剤

  • デパケン細粒

シロップ

  • デパケンシロップ

3. 子どもに対する安全性

小児、幼児に対する安全性が、確率されています。

ただし、低出生体重児、新生児に対する安全性は、確立されていません。

4. 副作用はあるの?

重い副作用はありません。

初期症状に多いのは眠気、ふらつき、吐き気、食欲不振などです。

薬を飲み始めたときに多くみられます。

症状はしだいに落ち着きますが、症状が強い場合は、早めに病院を受診してください。

子どもの場合は、怒りやすくなることがあります。

5. 子どもに使用する上での注意点・用法・用量

注意点

飲む量や飲む時間は、医者の指示を必ず守ります。

発作が起こらないからといって、薬の量を減らしたり、やめたりしないでください。

やめた反動で、重症な発作を引き起こすことがあります。

まれにですが、肝臓が悪くなることがあります。

飲み始めの数カ月間は、特に症状があらわれやすいです。

ほかにも、高アンモニア血症による意識障害、貧血、血液障害、過敏症症候群などの症状が出ることがあります。

定期的な検査を受け、薬の効き具合や副作用のチェックをすることで、重大な副作用の予防に繋がります。

用法

飲み始めは少量から開始します。

効果や副作用をチェックしながら、薬を増量していきます。

適量が決まったら、長期的な服用になるので、定期検査を忘れずに行います。

用量

1日当たりのバルプロ酸ナトリウムは400〜1,200mgを、1日2〜3回に分けて投与します。

ただし、年齢・症状に応じて量は変動します。