フェノバルビタール(フェノバール)の効果と子どもに使うときの注意点

1. フェノバルビタール(フェノバール)とは?

フェノバルビタールは、抗けいれん薬の一つです。

てんかんなど、けいれんをおこす病気の治療に使用されます。

他には精神的な不安、緊張をしずめる効果もあるので、鎮静剤として使用されることもあります。

2. フェノバルビタールが配合されている薬

フェノバルビタールというのは一般名(成分名)です。

薬の形態や製薬会社によって、商品名は異なります。

原末

  • フェノバール

錠剤

  • フェノバール錠

散剤

  • フェノバール散

座薬

  • ワコビタール坐剤(ざざい)
  • ルピアール坐剤

3. 子どもに対する安全性

15歳未満の子どもに対して、特別な注意点はありません。

4. 副作用はあるの?

初期症状では眠気、ふらつき、軟便・下痢、じんましん、発熱、多動などを引き起こす場合があります。

重症化する副作用はありません。

まれに皮ふに発疹や赤いはんてんなどが出ることがあります。

皮ふの異常は重症化する場合がありますので、必ず病院を受診しましょう。

また長く使用することで依存性、肝機能障害、腎機能障害、血液異常になることがありますので、使用するときは定期的な検査が必要となります。

5. 子どもに使用する上での効果・注意点・用法・用量

フェノバールは、15歳未満の子どものてんかん発作に対する、第一選択薬として、使用されることが多いです。

効果と使うポイント

熱が上がったり、ぐずりだしたりするときに使用すると、ひきつけの予防になります。

眠くなりやすいので、寝る前に使用して、しっかり眠れる環境を整えてあげるといいでしょう。

注意点

長期使用で、効き目が悪くなることがあります。

ひきつけやてんかん発作を起こさないからといって、勝手に薬をやめたり、量を減らすことはしないでください。

薬をやめた反動で、重症な発作を起こすことがあります。

量を減らしたり、やめるタイミングは、必ず医師と相談をしてからにしましょう。

用量

座薬の場合、通常小児では、体重1kgにつき1日4~7mgです。

体重10キロの赤ちゃんであれば、40~70mgです。

症状や状態に応じて、増量が可能です。

必ず、医師の判断に従うようにしましょう。