女性ホルモン検査とは?不妊がわかる?検査の詳細や費用について

1. 女性ホルモンの検査とは?

女性ホルモン検査とは、血液検査で女性ホルモンの値を調べることです。

ホルモン検査を受ける目的は、以下のような場合です。

月経異常

月経周期が長すぎたり短すぎる場合、女性ホルモンに何らかの異常があると考えられます。

また、月経の量が多すぎたり少なすぎる場合も、女性ホルモンの検査をした方がいいでしょう。

不妊症

健康なカップルが普通に性交渉をした場合、約80%が1年以内に、約90%が2年以内に妊娠すると言われています。

1~2年以内に妊娠しない場合、不妊症の可能性があります。

不妊症の原因はたくさんありますが、女性ホルモンの分泌がうまくいっていないケースも多くあります。

ホルモン検査をして異常がある場合は、ホルモン補充療法をするなどして治療します。

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体調不良が続く

女性ホルモンは、女性の健康を維持していると言っても過言ではありません。

ホルモンバランスが崩れると、人間の体を維持している「自律神経」も崩れてしまうことがあります。

自律神経が崩れると、体に様々な不調が出ます(自律神経失調症)。

  • 頭痛・胃痛
  • 嘔吐・下痢
  • 蕁麻疹や肌荒れ
  • 動悸・息切れ
  • 極度の不安
  • 食欲不振
  • 不眠

ホルモン検査をした上でホルモン療法をすることで、自律神経失調症の症状が改善することがあります。

更年期障害

閉経するまでの数年間は、ホルモンバランスの崩れによるさまざまな不調に悩まされることがあります。

これを更年期障害と呼びます。

更年期障害の症状を軽くするには、ホルモン検査をした上でホルモン補充療法をすると効果的です。

2. 女性ホルモンの検査ってどのようにするの?

女性ホルモンの検査は、血液検査にておこなわれるのが一般的です。

女性ホルモンは月経周期によって変動する

女性ホルモンは月経周期によって、数値がかなり変動します。

例えば、FSH(卵胞刺激ホルモン)の基準値をみてみましょう。

卵胞期 5.2~14.4 mIU/mL

排卵期 5.6~14.8 mIU/mL

黄体期 2.0~8.4 mIU/mL

閉経期 26.2~113.3 mIU/mL

卵胞期(基礎体温の低温期)と排卵前後ではあまり数値が変動しませんが、黄体期(基礎体温の高温期)では、数値が下がっていることが分かります。

また、閉経前では数値がかなり上昇しています。

このように、女性ホルモンと月経周期は切っても切れない関係にあるのです。

基礎体温をつけると、より参考になる

基礎体温は、女性の健康のバロメーターになります。

健康な女性の基礎体温は、低温期と高温期に分かれます。

低温期と高温期では、分泌されるホルモンの種類や量がが違います。

女性ホルモンの検査をするときには、基礎体温表があるととても便利です。

3. 女性ホルモン検査はどんなものがあるの?

女性ホルモンの検査は、実にさまざまな項目があります。

FSH(卵胞刺激ホルモン)

FSHの役割は?

FSH(卵胞刺激ホルモン)は卵胞を刺激して発育を働きかけるホルモンです。

脳の視床下部から命令を受け、脳下垂体から分泌されています。

FSHを検査する時期は?

FSHは生理後から分泌され、排卵が近づくにつれて徐々に上昇します。

通常、月経開始から3~5日目に検査します。

この時期に検査することで、卵巣のはたらきを調べることができます。

FSHの基準値は?

FSHの基準値は、上の項目を確認して下さい。

LH(黄体化ホルモン)

LH(黄体化ホルモン)の役割は?

LHは、成熟した卵胞を排出させるホルモンです。

卵胞にある卵子が成熟すると、視床下部から命令を受け、脳下垂体から分泌されます。

LHが大量に分泌される時期になると、約36時間以内に排卵が起こります。

LHは尿検査でも測定が可能

LHは、血液中だけでなく尿中にも排出されます。

市販の排卵検査薬は、尿中のLHを判定して排卵日を予測します。

LHを検査する時期は?

LHは生理後から分泌され、排卵が近づくにつれて徐々に上昇し、排卵日近くになると急激に上昇します。

月経開始から3~5日目に検査します。

また、おおよその排卵日を予測する目的で、排卵日近くに検査することもあります。

LHの基準値は?

卵胞期 1.8~7.0 mIU/mL

排卵期 5.6~34.9 mIU/mL

黄体期 1.0~7.8 mIU/mL

閉経期 6.7~38.0 mIU/mL

エストラジオール(E2)

エストラジオールは、一般的に「エストロゲン」と呼ばれているホルモンです。

エストラジオール(E2)の役割は?

エストラジオールは、卵胞の成熟を促したり、子宮内膜を厚くするはたらきがあります。

FSHの分泌を受け、卵巣から分泌されます。

エストラジオールを検査する時期は?

月経が始まってから、3~5日に検査します。

この時期にFSHやLHとエストラジオールを合わせて検査することで、卵巣のはたらきが分かるようになります。

E2の基準値は?

卵胞期 13~70 pg/mL

排卵期 70~240 pg/mL

黄体期 70~160 pg/mL

閉経期 10以下 pg/mL

P4(プロゲステロン)

P4(プロゲステロン)の役割は?

プロゲステロンは黄体ホルモンとも呼ばれるホルモンです。

LHの分泌を受け、排卵後に黄体化した卵胞から分泌されます。

子宮内膜の状態をととのえ、維持することで着床する準備をします。

P4を検査する時期は?

排卵後から約5~7日目は、P4の分泌がいちばん多い時期です。

この時期にP4の分泌が少ないと、黄体機能不全と診断されることがあります。

P4の基準値は?

卵胞期 1以下 ng/mL

排卵期 1以下 ng/mL

黄体期 5~30 ng/mL

閉経期 1以下 ng/mL

プロラクチン

プロラクチンの役割は?

主に産後の母乳を分泌を促すホルモンです。

授乳期以外にプロラクチンの値が高い場合は?

授乳期以外にプロラクチンの数値が高いと、高プロラクチン血症が疑われます。

プロラクチンはエストロゲンの分泌を抑制するはたらきがあるため、卵胞が育ちにくくなり、排卵障害の原因になることがあります。

また、着床しにくくなったり、流産しやすくなる可能性もあると言われています。

プロラクチンを検査する時期は?

プロラクチンは月経周期に左右されません。

検査する時期はいつでも良いです。

数値がどれくらいだと高プロラクチン血症になる?

プロラクチンの血中濃度が25ng/ml以上の場合、高プロラクチン血症と診断されることがあります。

AMH(抗ミュラー管ホルモン)

発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンです。

このホルモンの量が多いほど、卵巣の中にたくさんの卵胞が存在していることを意味します。

卵胞の数が多いほど、質の良い卵子が育つ確率が高くなります。

月経開始後すぐに検査します。

4. 女性ホルモンの検査の費用はどれくらい?

女性ホルモンの検査費用は、1つの項目では1000円以内です。

しかし、検査は複数の項目についておこなわれることが多いため、数千円ほどかかることがほとんどです。

特に不妊治療の場合は、女性ホルモン検査の他にも、クラミジアや風疹などの抗体検査なども合わせておこなわれるため、1万5千円~2万円ほどかかるケースがほとんどでしょう。

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