滲出性中耳炎の治療はどうすればいいの?手術?治療方法・費用・期間

1. 滲出性中耳炎の治療法

投薬治療

症状が軽い場合、投薬治療だけで様子を見ることがあります。

また、鼓膜切開後は感染症・再発防止のために薬を投与します。

使用される薬には、以下のようなものがあります。

  • 抗生物質
  • 粘液融解剤(滲出液をやわらかくし、排出しやすくする薬)

耳管通気

ポリツェル球というゴム風船のような器具を鼻に入れ、鼻から耳管へ空気を送り込みます。

耳管の通気をよくし、滲出液の排出をうながします。

鼓膜切開

鼓膜に小さな穴を開け、たまった滲出液を排出させます。

鼓膜の穴は自然にふさがり、聴力に影響することはありません。

チューブ留置術

何度か鼓膜切開しても改善しない場合、切開した穴に小さいチューブをはめて耳の換気を良くします。

チューブは数ヶ月~半年ほどはめておきますが、チューブが原因で聴こえにくくなることはありません。

原因となる病気の治療

滲出性中耳炎の治療と並行して、中耳炎の原因となった病気の治療を行います。

中耳炎の原因となる病気には、以下のようなものがあります。

  • 感冒(風邪)
  • アレルギー性鼻炎
  • 慢性副鼻腔炎
  • 気管支ぜんそく
  • 咽頭炎
  • アデノイド増殖症

鼻の処置

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎がある場合、以下のような治療を行います。

  • 投薬治療
  • 鼻洗浄・鼻水の吸引
  • ネブライザー

アデノイド切除術

重症のアデノイド増殖症がある場合、切除手術を行います。

2. 治療期間はどれくらい?

滲出性中耳炎の場合、数ヶ月にわたって根気よく通院しなければなりません。

薬の効果が現れるのが遅い

滲出性中耳炎の治療に使用する薬の多くは、効果が現れるまでに時間がかかります。

数週間~数ヶ月投与して効果が出なければ、別の薬や治療方法を検討します。

定期的なチェックが必要

いったん滲出液がなくなっても、しばらくして再びたまることがあります。

チューブを挿入した場合は、耳垢や滲出液のかたまりが詰まっていないか確認する必要があります。

聞こえが良くなったからといって勝手に通院を止めると、悪化するおそれがあります。

3. 治療費はどれくらい?

費用の内訳

鼓膜切開・チューブ留置術

鼓膜切開は約2000~3000円、チューブ留置術は約8000~10000円です。(いずれも3割負担)

どちらの処置も短時間で済みますが、小さい子どもには全身麻酔が必要な場合もあります。

原因となる病気の治療費

中耳炎そのものに加えて、中耳炎の原因となった病気の治療費が必要になります。

病気の種類や程度によって、金額は大きく変わります。

その他

手術・処置費用に加えて、診察費や薬剤費がかかります。

通院にかかる期間や頻度によって、金額は大きく変わります。

子ども医療費助成制度を使いましょう

多くの自治体で実施している子ども医療費助成制度を利用すれば、より負担が少なくなります。

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