急性中耳炎の治療はどうすればいいの?治療方法・費用・期間について

1. 急性中耳炎の治療法

薬物治療

解熱鎮痛剤

痛みや熱がひどい場合に使用します。

抗生物質

細菌が原因の場合、抗生物質が効きます。

しかし、近年は抗生物質でも死滅しない耐性菌が増えています。

また、ウイルスにはそもそも抗生物質が効きません。

そのため、軽症であれば抗生物質を使わない病院が増えています。

整腸剤

中耳炎のとき処方される薬の中には、胃腸に負担をかけてしまうものがあります。

胃腸への負担をやわらげるために、整腸剤を併用することがあります。

鼓膜切開

鼓膜に針などで小さな穴を開け、たまった膿を出します。

麻酔はする?しない?

部分麻酔を行う場合は、耳に麻酔液を入れてしばらく置いてから切開します。

ただし症状によっては麻酔が効きにくいことがあり、また切開自体はすぐ終わってしまいます。

そのため、麻酔なしで切開する病院もあります。

すぐ切開するかどうかは、病院によって異なる

鼓膜切開をすると痛みが消え、治りも早くなります。

しかし、多くの子どもにとって鼓膜切開は大きなストレスになります。

そのため、すぐ切開する病院もあれば極力薬物治療で対処する病院もあります。

耳洗浄・鼻洗浄

専用の器具で耳や鼻に生理食塩水を入れ、内部を洗浄します。

鼻水が多い場合は、吸引してもらうこともあります。

2. 中耳炎が治るまでのおおまかな日数

痛みや熱は1~3日でおさまる

急性中耳炎による痛みや発熱は、たいてい1~3日でおさまります。

しかし、中耳炎の痛みは大人でもつらいものです。

子どもが痛みを訴えたら、早めに病院を受診しましょう。

夜間などすぐ受診できない場合は、応急処置として必要最低限の子ども用鎮痛剤を使いましょう。

膿が完全になくなるのに、1~3ヶ月ほどかかる

痛みや熱がおさまっても、中耳炎そのものはすぐには治りません。

鼓膜切開などで膿を出さない場合、1~3ヶ月かけて膿が鼻の奥へ抜けていきます。

鼓膜切開の有無にかかわらず、膿が完全に消えるまで通院して耳の様子をチェックします。

鼻の通りが悪いと、治るのに時間がかかる

風邪や鼻炎などで鼻の通りが悪いと、膿が抜けにくくなります。

赤ちゃんなら鼻吸い器で鼻水を取り、ある程度大きい子なら鼻をかんで通りを良くしましょう。

3. 費用のめやす

通院回数・頻度に大きく左右される

中耳炎は、症状によって通院の頻度・回数が大きく変わります。

そのため、通院費・薬剤費の合計金額はケースバイケースと言えるでしょう。

鼓膜切開の費用

3割負担の場合、鼓膜切開費用は2000円前後となります。

風邪・鼻炎などがある場合

中耳炎の原因となる風邪や鼻炎の症状がある場合、中耳炎と並行して治療しなければなりません。

鼻・のどの症状であれば、たいてい耳鼻咽喉科で対処できます。

他の科を同時に受診すべき場合もある

症状によっては、内科や小児科の同時受診をすすめられることがあります。

その場合は、すすめられた科の診察費・薬剤費が必要になります。

同時受診する際の注意

内科や小児科を同時受診する際は、耳鼻科に通院中であることを必ず伝えましょう。

処方される薬の重複や、複数の薬の同時使用による副作用を避けるためです。

子ども医療費助成制度を利用しましょう

多くの自治体で実施している子ども医療費助成制度を利用すれば、出費を抑えることができます。

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参考:病院で処方される薬