共働きで日曜日しか一緒に過ごせなかった20代夫婦の不妊経験

1. 不妊治療に至った経緯

自己紹介

私は27歳で結婚2年半の主婦です。

25歳で結婚し、子作りに対しても前向きだったので、若いからすぐにできるかなと思っていました。

田舎なので結婚・出産が早い

24歳~25歳のときに第1次結婚ラッシュがあり、まわりの友人も大勢結婚をしました。

そして、25歳~26歳では第1次ベビーブームで、まわりがどんどん妊娠・出産をしました。

自分だけ妊娠しなかった

私も同じ時期に妊娠・出産をする予定でしたが、私だけなかなか妊娠をしない。

「まだ20代だし大丈夫だろう」と思っていましたが、待てど暮らせど私だけ妊娠をしませんでした。

不妊症を疑いはじめる

結婚をして1年が経過し、毎月タイミングを見て子作りしていたのに、一向に妊娠をしませんでした。

その頃から「私はもしかしたら不妊症かもしれない」と思いはじめました。

旦那に相談してみた

「自分は不妊症かもしれない」と悩み始めて約2か月程経過したある日、旦那さんに相談をしました。

旦那は、「考えすぎじゃない?」「まだ20代なんだしそんなに焦らなくても」と私をなだめてくれました。

正直に言うとその時は、「もっと真剣に考えてよ、私は悩んでいるのに」と思いました。

お互い仕事も忙しい時期だったので、そこで話は終わりました。

結婚後1年半に初めて産婦人科を受診

旦那さんに相談をしてからは、あまり夫婦間で妊娠の話をしないようにしました。

でも、私はいつも排卵期が近づくと「赤ちゃんが欲しいな」と思っていました。

早く子どもがほしかった理由

私は両親が40のときに生まれた子どもです。

両親の子どもでイヤだと思ったことは一度もありませんが、若いキレイなお母さんに憧れていました。

そのため、「20代の若いうちに出産をして若いママになりたい」という夢がありました。

旦那に内緒で産婦人科へ

結婚1年半を経過したある日、旦那さんには言わずに初めて産婦人科を受診しました。

2. 不妊治療開始前の私の生活

夫婦ともに仕事で忙しい毎日

不妊治療を始める前は、大学を卒業して就職した会社で営業職として勤務をしていました。

平日の帰宅時間は22時

顧客を約120件担当していて、平日は移動を含めて9時~21時まで仕事をしていました。

22時頃に帰宅、食事の準備をしていました。

ほぼ同時間に旦那さんも仕事から帰ってきて、一緒に22時半頃から夕食をとっていました。

就寝時間は0時半頃という毎日を過ごしていました。

夫婦で過ごせるのは日曜のみ

平日は、先述したような生活を送っていたので、正直夫婦生活を行う余裕がありませんでした。

土曜日も、接待や職場の交流会があり、夫婦で一緒に過ごすのは日曜日だけでした。

日曜日は昼過ぎまで寝て、掃除や外出をしたらもう夕食の時間…というだらしない過ごし方をしていました。

不妊の悩みをきっかけに退職を決意

大学を卒業して、数年間は仕事にほとんどの時間を使っていました。

しかし、結婚してからは仕事と家庭の両立が難しくなり、少し体調を崩したときに将来について考えるようになりました。

そして、不妊について悩みだしたこともあって、退職を決意しました。

退職2週間後に産婦人科を初めて受診

退職をして落ち着いた頃に、初めて産婦人科を受診しました。

受診するまでの流れが長くなってしまいましたが、これが私が治療を開始したきっかけです。

3. 初めての産婦人科受診

病院探しから診察予約まで

ネットの口コミサイトで病院探し

産婦人科は、子宮頸がん検診やピル処方の際にしか行ったことがありませんでした。

不妊治療となると評判が高い病院にしたほうが良いと思い、住んでいる場所で口コミランキングが高い産婦人科を選択しました。

予約時に必要なこと

私はネットで予約をしましたが、以下の質問について回答を入力するよう指示がありました。

  • 生理の周期や状態
  • 病気・感染症の有無
  • 妊娠経験の有無
  • その他気になること
  • 最後の生理日

ネットで予約したら電話がかかってきた

予約確認のメールの受信直後に、産婦人科から電話がありました。

生理周期から今回の排卵日を予測し、夫婦生活のタイミングを指示されました。

指示された夫婦生活の日の翌日が初診日になります。

仕事をしている場合は、受診可能な日程の前日で最も妊娠確率が高いタイミングの日を指定されます。

初診の流れと検査について

受付と説明

初診当日は、まず、不妊治療の内容と必要な費用について説明を受けました。

私は「20代で不妊治療をした方がよいのか?している人はいるのか?」ということが不安だったので、質問をしました。

最近は、結婚前に自分が妊娠しやすいかどうかをチェックをする20代の方も増えていると聞いて、安心をしました。

問診

私が行った病院は先生、スタッフともに女性のみの病院でした。

担当の先生は優しそうなおばちゃん先生で、まずは問診で基本的なことについて聞かれました。

内診

膣から子宮内に内視鏡を入れて、子宮内を確認する「子宮鏡検査」を受けました。

椅子にまたがり、お腹より下にカーテンがかかっていて、自動で足が広がる形式の機械に乗りました。

子宮の健康状況や膣内の様子を映し出すエコーを見せてもらい、子宮筋腫などの病気のチェックがありました。

私は病気はなく、健康な子宮であると言われました。

血液検査

エコーを見た後は血液検査をしました。

病気の有無は後日でなければ結果がでないとのことでしたが、ホルモン値や卵胞の状況などは当日に数値が分かるということだったので約1時間時間をつぶすように言われました。

カフェで時間をつぶしながら、「本当に不妊症だったらどうしよう」と1人で不安になりました。

再度問診

血液検査の結果が出て、今日分かる範囲では数値に問題はないと説明を受けました。

最初に私の仕事をしていた頃の生活についても話をしていたので、まずは「タイミング」をみて夫婦生活をしましょうと指導を受けました。

生理日から排卵日を割り出し、「この日だ!」というタイミングの日程の指示をいただきました。

排卵誘発剤は一旦使用しない

病院によっては、夫婦生活のタイミングの指示だけでなく排卵誘発剤を処方するそうです。

私の場合退職するまでの生活習慣が不規則すぎだったため、まずは薬なしでタイミングを計ろうというお医者様の判断でした。

不妊治療の初診費用

費用は初診料込みで18,000円位でした。

最初の説明でも言われましたが、不妊治療は病気ではないので、保険が適用されない検査・治療が多いです。

最近は、WEBで調べればおおまかな不妊治療の内容は分かります。

あらかじめ、不妊症治療はどの治療までするのかを夫婦間で話し合って、費用の準備をしておくべきだと思いました。

初診から帰った夜

その日の夜、旦那に、不妊検査に行ってきたことと先生に言われたことを伝えました。

その時、旦那は初めて私がこんなにと悩んでいたことを知ったそうです。

なかなか言いづらくて相談ができなかったのですが、旦那にきちんと正直な気持ちを話すことができて良かったと思いました。

次はタイミングを見て夫婦生活をする約束もできました。

4. タイミングをみて夫婦生活

先生に言われたタイミングで実施をしました。

そこからは約2週間後の生理を「来るな~来るな~」と祈るばかりでした。

しかし、そんなに簡単にはうまくいかず、あっけなくいつも通りに生理はきました。

5. 3ヶ月過ごしたが妊娠はしない

初診をしてから基礎体温を測るようになり、排卵予定日を予測するツールも購入しました。

タイミング日前後に加えて、そういう雰囲気になったときに夫婦生活を行いました。

でも、3か月経っても妊娠はしませんでした。

その頃からまた焦るようになり、2度目の受診をすることにしました。

6. 2回目の産婦人科受診

2回目の受診

2回目の受診では、問診が中心でした。

こちらからは、最近の夫婦生活の状況と生理の様子についてなどの説明をしました。

また、次の治療について提案を受けました。

排卵誘発剤の服用

排卵が問題なく行われている女性でも、排卵誘発剤を使うと妊娠する可能性が高くなるそうです。

問題があるというほどではないですが、血液検査の結果で私の卵子数が少ないと説明を受けたので、排卵誘発剤はやってもいいと思いました。

マカ・葉酸サプリを超えた、ピニトール配合の妊活サプリ・ベジママとは?

旦那の精液検査

旦那側の不妊の原因の有無を確認し、必要ならば治療するために、精液検査の提案を受けました。

こちらは乗り気にはなれませんでした。

精液検査は彼が自分で射精をして精子を採取して、指定のボトルに入れなければなりません。

彼はどちらかというと「そんなに焦らなくても…」という考えの人です。

そのため、検査を頼んだ場合もいい顔をしないと思ったことと、プライドが高いので絶対に嫌がることが目に見えていました。

この日は「排卵誘発剤」だけを検討することにして帰りました。

2回目以降の治療について

旦那の反応

2回目の受診から帰った夜に、今後の治療に関する説明の内容を旦那に話しました。

彼は「精液検査は絶対にしない」と言いました。

私の排卵誘発剤の使用に対してもあまり乗り気でない様子でした。

夫婦関係の変化

今考えれば、私もこの頃にはかなり神経質になっていました。

そのため、「赤ちゃんを作りたいのは私だけなのか!」や「全然協力してくれない!」とケンカをするようになりました。

そのせいで夫婦生活の回数も減っていきました。

その後1人で治療を開始

2回目の受診後にもめてから、彼とのコミュニケーションがじょじょに少なくなりました。

私もヤケになり、自分の貯金で不妊治療を継続しました。

今考えてみれば、夫婦生活が減れば妊娠する確率は下がることは明らかなのに、それすら考えられなくなっていました。

先生からは治療中断を提案された

先生からは、「あまり焦らずに夫婦仲良く生活したほうが今はいいのではないか?」とアドバイスされました。

「少し妊活を休憩したら?」という提案もされました。

不妊治療のことしか考えられない

しかし、その頃の私は、仕事を退職して時間の余裕があったので、不妊治療のことしか考えられなくなっていました。

まわりの友人は、結婚・妊娠ラッシュで会えなくなり、1人でいる時間が多くなりました。

そのため、先生にも旦那にも不満しかありませんでした。

そんな生活を約半年続けた

人口受精や体外受精などのいろんな治療を何年も経験している方からすれば、私の悩んだ期間は短く、苦しみも少ないはずです。

しかし、まだ未熟な私にとって、この半年間はとても長くつらかったです。

この時期は、排卵誘発剤の服用と注射をしながらタイミング法に取り組み続けました。

ただ、精子検査と次のステップである人工授精は、旦那さんの理解を得られていなかったので実現していませんでした。

1回あたり499円!!自宅で簡単に人工授精ができるシリンジ法キットとは?

7. 治療開始から半年後にストップ

久しぶりに2人で出かけることに

治療開始の半年後、久しぶりに旦那さんに連休がありました。

私が不妊治療で精神が不安定になってからの半年間は、どこかに出かけたり、楽しいことをすることはありませんでした。

連休前日の夜に、「たまにはどこかに出かけよう」と旦那さんが言ってくれて、連休で出かけることになりました。

どこに行くか考えたり、ご飯は何を食べようと話をしたりして、結婚前に戻ったようで楽しかったです。

1泊2日で温泉旅行に

結局連休は1泊2日で温泉旅行に行きました。

久しぶりにデートっぽいお出かけをして、ずっともやもやしていたものが晴れた気がしました。

久しぶりに不妊治療の話題に

その日の夜、久しぶりに2人でお酒を飲んだときに、「まだ病院に通ってるの?」とけんかして以来初めて旦那から不妊治療について聞かれました。

そこから今の治療や今後の治療予定について話しました。

旦那から治療中断の提案

旦那は黙って聞いていて、一通り聞いた後に「一旦治療をやめれば?」と口を開きました。

「悩む理由も分かるけど慌てる必要はない」「自分は子どもが欲しくて結婚したわけじゃない。もし子どもができなくても、2人で楽しく過ごせばいい」と言われました。

不妊治療中の方のブログを読むと、「旦那さんの言葉に救われた」と書いている方がいますが、「本当にその通りだな」と思いました。

旦那さんの言葉で治療をストップ

温泉旅行のときの旦那さんの言葉がきっかけで、「まぁゆっくりすればいいか」と思うようになり、心に余裕ができました。

その日以降は薬の服用もやめて、産婦人科の先生に治療をストップする旨を伝えに行きました。

先生は「それくらいの心の余裕を持っていたら、きっと緊張もほぐれていい方向に進むよ」と言ってくれたことが、とても嬉しかったです。

病院が患者を確保するのもビジネスの1つなのに、温かい言葉をかけてくれた先生にお世話になれてよかったと思いました。

8. 治療ストップから4か月後に妊娠

不妊治療をストップしてからは私がピリピリしなくなって、旦那さんと良好な夫婦関係になりました。

夫婦生活も「この日にしなければ」という義務的なものから楽しむものに変わりました。

そんな生活を4ヶ月ほど過ごし、不妊のことも意識しなくなった頃に妊娠が発覚しました。

そして、無事マタニティ生活を楽しみながら、元気な男の子を出産することができました。

9. 不妊治療を振り返って思うこと

今振り返ると、旦那さんと不妊のこと以外も話をすべきでしたし、適度な息抜きを行うべきでした。

子どものことばかり考えてしまい、旦那との夫婦関係をないがしろにしたことを強く後悔しています。

2人の間に子どもがほしいから行う不妊治療で、夫婦関係が壊れてしまってはいけません。

気が進まなくても、不妊治療のことしか考えられなくても、たまには旦那さんや友だちと出かけてリラックスをしたり、買い物をしたりしてみてください。

そんなことから何かのきっかけで、悩んでいる方の気持ちの持ちようが変わったらいいなと願います。

マカ・葉酸サプリを超えた、ピニトール配合の妊活サプリ・ベジママとは?

不妊治療専門の病院を
探す・口コミを見る