クループは大人でもなるの?大人がなったときの症状は?

1. クループは大人でもかかる?

大人でもかかる可能性がある

クループとは病名ではなく、のどや声帯に炎症が起こる疾患の総称です。

基本的には、呼吸機能が十分ではない乳幼児に多い病気です。

ですが、ウイルスや細菌が原因でクループを発症することが多いため、大人でもかかる可能性があります。

クループはうつるの?

クループは、ウイルスや細菌に感染するなど、原因があって起こった症状をいいます。

そのため、クループ自体が人にうつることはありません。

ですが、原因であるウイルスや細菌を感染させ、その人がクループを発症することはあります。

2. 大人のクループの症状とは?

クループの特徴的な症状

クループには、のどや声帯で炎症が起こることで、特有の症状があらわれます。

  • 「ケンケン」「コンコン」「バウバウ」という、犬の遠吠えやオットセイの鳴き声のような乾いたせきが出る
  • 声がかれる
  • 呼吸困難。特に息を吸うときに苦しい
  • 陥没呼吸
  • 顔色の悪さとチアノーゼ

大人がクループを発症する際、発熱を伴うこともあります。

3. クループの治療法は?

薬物治療が基本

病院でアドレナリンを吸入し、血管を収縮させることで、気道の腫れを抑えます。

大人のクループには、せきを鎮める薬、のどの炎症を抑える薬が処方されます。

急性喉頭蓋炎を発症しているときには、感染源が細菌かウイルスかを区別しにくいので、抗生剤を処方します。

せきや気道の腫れがひどい場合は、ステロイドの吸入薬や飲み薬、点滴薬を使うこともあります。

重症化した場合の治療法

薬物治療を続けても効果が見られず、呼吸困難がひどければ、入院して治療を受けることになります。

特に急性喉頭蓋炎の場合は、急にのどが腫れて、呼吸困難になることが少なくありません。

呼吸困難に陥ったときには、気管挿管や気管切開、人工呼吸器の装着を行うこともあります。

辛い症状があるときは我慢せず、早めに病院で診察を受けましょう。

参考:病院で処方される薬