妊婦のクループの症状と治療法は?胎児への影響は?

1. クループは妊婦もかかるの?

クループは大人でもかかる

クループは、風邪の中でものどや声帯に炎症が起こる疾患の総称です。

呼吸機能が弱い乳幼児が発症することが多いですが、大人でもかかることがあります。

つまり、妊婦もかかる可能性があるということです。

2. クループの症状とは?

クループの特徴的な症状

クループは、のどや声帯に炎症が起こるので、特徴的な症状が出ます。

  • 犬の遠吠えあるいはオットセイの鳴き声のような、「ケンケン」「コンコン」という乾いたせきが出る
  • 声がかれる
  • 陥没呼吸が起こる
  • 息苦しさが続く
  • 顔色が悪く、チアノーゼが起こる

大人に多い急性喉頭蓋炎

人間には、食べ物を飲み込むときに気管にふたをする「喉頭蓋」という器官があります。

急性喉頭蓋炎とは、インフルエンザ菌や溶連菌に感染することで、喉頭蓋に炎症を起こす病気です。

まず発熱やのどの痛みがあらわれ、水や唾液を飲み込むときに痛みを感じ、だんだんよだれが増えます。

その後、かすれ声になる、呼吸困難や喘鳴が出始めます。

3. 妊婦のクループの治療法は?

クループの治療法

クループの治療は、せきをしずめ、のどの炎症を抑えるために行います。

そのため、せき止めやのどの炎症止めを内服するのが基本です。

原因が最近の場合は抗生剤が、症状が重いときにはステロイド剤が処方されることがあります。

妊婦の場合の治療法

妊婦がクループを発症した場合は、お腹の赤ちゃんに影響のない薬で治療を進めることになります。

せき止め

妊婦がクループを発症した際に、せき止めとして処方される薬には、メジコンやアストミンがあります。

気管支拡張剤である、ベネトリンやブリカニール、テオドールが処方されることもあります。

抗生剤

細菌感染が原因でクループを発症した場合には、抗生剤が処方されます。

妊婦には、比較的安全とされる「ペニシリン系」「セフェム系」「マクロライド系」の抗生剤が処方されるので、お医者さまに指示された通りに飲み切りましょう。

ですが、妊娠16週に入るまでは、できるだけ抗生剤を飲まない方がよいとされています。

ステロイド剤

ステロイド剤と聞くと危険な薬と連想する人も多いようですが、大量に使わなければ安全な薬です。

妊婦であっても、指示された服用量を守れば、お腹の赤ちゃんには影響しません。

4. 妊婦がクループになると胎児に影響する?

せきが続くのは好ましくない

妊娠中のママのせきが続くと、本人も苦しいですが、お腹の赤ちゃんに十分な酸素が供給されなくなります。

強いせきが長く続くことで、胎児低酸素血症や子宮内発育遅延、低体重、早産などを引き起こす可能性があるので、すぐに治療を開始しましょう。

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参考:病院で処方される薬