妊婦の結膜炎の症状と治療法は?胎児への影響は?

1. 結膜炎とは

結膜や白目が充血し、さまざまな症状が起こる病気です。

ひとくちに結膜炎といっても、さまざまな種類があります。

細菌性結膜炎

ブドウ球菌やインフルエンザ菌などが原因となります。

健康な大人がかかることは少ないですが、抵抗力が落ちているときは注意が必要です。

ウイルス性結膜炎

咽頭結膜炎(プール熱)や流行性角結膜炎(はやり目)をはじめ、多くの種類があります。

感染力が強いものが多く、上の子を看病しているママにうつることもあります。

アレルギー性結膜炎

アレルゲンによって引き起こされる結膜炎です。

おもなアレルゲンは以下のとおりです。

  • 花粉(スギ・ヒノキ・ブタクサなど)
  • ハウスダスト
  • ペットの毛

2. 妊娠中の結膜炎による赤ちゃんへの影響

抵抗力が落ち、しばしば体質も変わる妊娠中は、感染症にかかりやすくなります。

しかし、ママの結膜炎がおなかの赤ちゃんに影響を及ぼすことはほとんどありません。

発熱時の体力低下と脱水症状に注意!

咽頭結膜熱では、しばしば38~40℃の高熱をともないます。

そのほかの結膜炎でも、重症化すると発熱する場合があります。

妊娠中は体力が低下するので、高熱が続くと普通の人より早く体力を消耗します。

また、妊娠中の脱水症状は赤ちゃんにとってもママにとっても非常に危険です。

臨月の場合、産後に赤ちゃんにうつさないよう注意!

病原体の種類によりますが、長ければ発症後約1ヶ月は目やに・涙に病原体が混じります。

病原体が付着した手であちこちに触れ、そこに第三者が触れることで感染が広がります。

咽頭結膜熱の場合は、接触感染と飛沫感染で広がります。

臨月近くに発症した場合、生まれた赤ちゃんにうつさないよう注意しましょう。

3. 妊娠中でも点眼薬は使える?

薬の種類によっては、妊娠中の使用に際して安全性が確立されていない場合があります。

しかし点眼薬は1回あたりの使用量が少なく、基本的に胎児への影響はほとんどないとされています。

薬が怖いからと結膜炎を治療せずにいると大きなストレスになり、また悪化するおそれもあります。

受診時に妊娠中であることを伝えればきちんと配慮してもらえるので、早めに眼科へ行きましょう。

妊娠前から薬を使っている場合

アレルギー性結膜炎などで、妊娠前からずっと点眼薬を使っている場合もあるでしょう。

アレルギー性結膜炎の治療には、しばしばステロイド点眼薬が使用されます。

また、妊婦への安全性が確立されていないプラノプロフェンを配合した点眼薬もよく使用されます。

妊娠がわかった場合は、念のためかかりつけの眼科医に相談しましょう。