結膜炎は一度かかったら大丈夫?それとも何回もかかる?

1. 結膜炎の種類

結膜(まぶたの裏にある半透明の膜)や白目部分が充血し、さまざまな症状が起こる病気です。

ひとくちに結膜炎といっても、さまざまな種類があります。

細菌性結膜炎

身近な細菌や真菌(カビ)などが原因で起こります。

感染力はそれほど強くありませんが、抵抗力の弱い乳幼児は注意が必要です。

細菌性結膜炎を引き起こすおもな細菌は、以下のとおりです。

  • 黄色ブドウ球菌
  • 表皮ブドウ球菌
  • インフルエンザ菌
  • クラミジア

ウイルス性結膜炎

流行性角結膜炎(はやり目)

起床時などに目が開かないほど多くの目やにが出る場合、まず流行性角結膜炎が疑われます。

症状が強い場合、結膜だけでなく角膜(黒目部分)にも炎症が起こります。

おもな原因ウイルスは、アデノウイルス8型・19型・37型です。

咽頭結膜炎(プール熱)

結膜炎の症状とともに喉にも症状が現れ、38℃以上の高熱をともなうこともあります。

アデノウイルス3型をはじめ、4型・7型・2型・11型などが原因となって発症します。

急性出血性結膜炎(アポロ熱)

潜伏期間が1日前後と短く、白目やまぶたの裏側に出血が起こるのが特徴です。

エンテロウイルス70型とコクサッキーウイルスA24変異型が原因となります。

ヘルペス性結膜炎

単純ヘルペスウイルス1型に初感染すると、ヘルペス性結膜炎になることがあります。

目の周りにヘルペス特有の水疱ができることもあります。

アレルギー性結膜炎

その名の通り、アレルギーによって起こる結膜炎です。

アレルギー性結膜炎を引き起こすアレルゲンの種類は多く、花粉症の一症状として現れることも多いです。

おもなアレルゲン

  • 花粉(スギ・ヒノキ・ブタクサなど)
  • ダニ
  • カビ
  • ハウスダスト
  • ペットの毛

2. 2回以上結膜炎になることも

細菌・ウイルス性結膜炎

結膜炎にはさまざまな種類があり、同じ種類の結膜炎でも病原体は1種類ではありません。

せっかく結膜炎が治っても、その後別の病原体に感染すればまた結膜炎になるおそれがあります。

ヘルペスウイルスの特性

ヘルペス性結膜炎を引き起こすヘルペスウイルスは、体内に長期間潜伏する特性をもっています。

抗ヘルペスウイルス薬を使っても、体内のウイルスを完全になくすことは難しいです。

そのため、体力が落ちたときなどにヘルペス性結膜炎が再発するおそれがあります。

ヘルペス性角膜炎に注意

ヘルペス性結膜炎の合併症として、黒目に症状が出るヘルペス性角膜炎があります。

ヘルペス性角膜炎を繰り返すと視力障害が出ることがあるので、早めに対処しましょう。

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎は、アレルゲンに接触すれば何度でも症状があらわれます。

発症しない・悪化させないためには、できる限りアレルゲンに触れないことが重要です。