低温期が短くなって生理も早くなるのは頻発月経?症状と治療法は?

1. 基礎体温の低温期とは?

基礎体温は、健康な女性の場合低温期と高温期に分かれます。

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基礎体温の低温期とは、月経周期でいう「卵胞期」にあたります。

卵胞期に女性の体内で起こっていることとは?

卵胞期は、卵巣内にある卵胞が成長する時期です。

卵胞の中には卵子があります。

卵胞の直径が約2cmになると卵胞内にある卵子が飛び出し、卵管内に取り込まれます(排卵)。

卵胞は「エストロゲン」の影響を受けて成長する

卵胞は、低温期に分泌されるホルモン「エストロゲン」の影響を受けて成長します。

エストロゲンの役割は?

エストロゲンは女性ホルモンのひとつです。

卵胞の成長を促したり、子宮内膜を厚くする役割があります。

エストロゲンの分泌量は個人差がある

エストロゲンの分泌量は、月経がある女性すべてが同じ量ではありません。

エストロゲンの分泌量は、以下の原因で変化することがあります。

  • 年齢
  • 生活習慣
  • ストレスの有無
  • 喫煙や飲酒の有無
  • 過度なダイエットをしていないか

年齢が高くなればなるほど、エストロゲンの分泌量は減る傾向にあります。

また、生活習慣が乱れていたり、過度なストレス、喫煙や過度の飲酒、無理なダイエットをしている場合、エストロゲンの分泌量は減ってしまうことがあります。

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2. 基礎体温の高温期とは?

基礎体温の高温期は、低温期と同じく約2週間ほど続きます。

高温期のとき、女性の体内で起こっていること

排卵が終わると、卵子を包んでいた卵胞は卵巣に残り、黄体化します。

そこから、子宮内膜を維持するはたらきのある「黄体ホルモン」を分泌するようになります。

黄体ホルモンが分泌されると、基礎体温がわずかに上がります。

女性の基礎体温が低温期と高温期に分かれるのは、黄体ホルモンのはたらきによるものです。

黄体ホルモンの寿命は誰でも2週間程度

受精卵が着床しなかった場合、黄体ホルモンは2週間程度で自然に消えます。

黄体ホルモンが消えると、基礎体温も低温期まで下がります。

低温期と違い、高温期は誰でも2週間程度で終わるのです。

3. 低温期が長くなる原因は?

低温期は約2週間ほど続きます。

しかし、卵胞の発育には個人差があります。

低温期に卵胞の発育を促すエストロゲンが分泌されるため、低温期の長さも個人差がでてきます。

12日くらいで低温期が終わる人もいれば、18日くらい続く人もいるのです。

低温期の日数の基準値は?

低温期の日数は、12~21日の間が基準値だと言われています。

低温期の日数が22日以上の場合、低温期が長い状態であると考えられます。

低温期が長くなる原因は?

低温期が長い場合、様々な原因が考えられます。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが乱れると、低温期が長くなることがあります。

ホルモンバランスが乱れる原因は以下の通りです。

  • 生活習慣の乱れ
  • 栄養のかたより
  • 睡眠不足
  • 過度のストレス
  • 過度のダイエット

卵巣機能の低下

卵巣機能が低下すると、卵胞がじゅうぶんな大きさになるのに時間がかかってしまい、低温期が長くなることがあります。

原因として、卵胞を育てるはたらきがあるエストロゲンの分泌が不十分になることがあげられます。

稀発月経や無月経、不正周期月経などの可能性も

低温期が長い場合、稀発月経である可能性もあります。

また、無月経や不正周期月経である場合もあります。

稀発月経とは?

稀発月経とは、月経周期が39日以上の場合です。

低温期の日数が22日以上の場合があげられます。

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しかし低温期が長くても、排卵がきちんとされていれば妊娠する力は全く変わらないことが多いです。

無月経とは?

無月経とは、生理周期が90日以上である場合です。

高温期はだれでも2週間程度なので、無月経の場合だと低温期は70日以上になります。

不正周期月経とは?

不正周期月経とは、生理周期がバラバラの状態のことです。

基礎体温もバラバラの場合が多いでしょう。

いつ生理がくるか分からず、排卵日も特定しにくいです。

4. 低温期が短くなる原因は?

低温期が12日未満と短すぎる場合、卵胞が未成熟である可能性があります。

また、卵胞の中にある卵子が未熟である可能性もあります。

この場合、精子と受精できたとしても十分に成長することができず、着床にいたらないこともあります。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが乱れると、卵胞がじゅうぶんに成熟しないまま排卵してしまうことがあります。

卵巣機能の低下による「卵胞期短縮症」

卵胞の成長を促す「卵胞刺激ホルモン」は、加齢とともに分泌が増える傾向にあります。

卵胞期短縮症とは、加齢による卵巣機能の低下が原因で、卵胞刺激ホルモンが過剰に分泌されてしまうことです。

過度に刺激された卵胞が、未成熟な状態のまま排卵してしまいます。

その結果、質の悪い卵子が排卵されてしまい、妊娠率も落ちてしまうことがあります。

更年期を迎えた人に多く見られますが、若い人でも起こることがあります。

頻発月経の可能性もある

低温期が短くなる原因のひとつに、「頻発月経」の可能性もあげられます。

頻発月経は、生理周期が25日未満の状態をさします。

5. 頻発月経の症状は?

頻発月経とは、月経周期が25日未満の状態のことです。

低温期が短い場合と、高温期が短い場合に分けられます。

低温期が短い場合

例えば生理周期が24日の人で、高温期が13日だと低温期は11日になります。

低温期が短いタイプの頻発月経になります。

低温期が短い場合の症状は何があるの?

低温期が短い場合、多くは卵巣機能の低下があげられます。

先ほども述べたように、卵巣機能が低下すると、卵胞が未成熟の状態で排卵がおきてしまうことがあります。

無排卵月経の可能性も

低温期が短い場合、無排卵月経の可能性も考えられます。

無排卵月経とは、排卵がおこなわれていないのに月経がある状態です。

無排卵月経の場合、以下のような症状があらわれます。

  • 基礎体温がバラバラになる
  • 月経の量がとても少ない
  • 生理不順である
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高温期が短い場合

生理周期が24日の人で、低温期が15日だと低温期は9日になります。

高温期が短いタイプの頻発月経です。

高温期が短い場合の症状は?

高温期が短い場合、黄体ホルモンの分泌の低下があげられます。

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黄体機能不全

黄体機能不全とは、黄体ホルモンの分泌量が少なく、子宮内膜を維持する力が弱まってしまう状態です。

黄体機能不全は以下のような症状があらわれます。