アメリカでの二人目不妊と流産の経験から夫婦の人生に対して考えたこと

1. 二人目を望んだ理由と時期

自己紹介

私の名前はカンナ(ペンネーム)といいます。

日本で4年間薬局の受け付けをし、その後アメリカに移住し、今では在住13年目になります。

私はアメリカで二人目不妊、不妊治療、流産を経験しました。

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当時描いていた二人目の妊娠・出産プラン

息子が3歳になる前、私と夫は2人目がほしいと考えました

兄弟の年の差を近くしてあげたい

私自身が姉と2つしか離れていませんし、まわりの家庭の子どもたちも兄弟で年齢が近く、年が離れてしまうと一緒に遊べないのでは?と思っていたからです。

夫婦の状況に合わせて出産したい

ただ、当時、夫はスキルアップのために働きながらオンラインスクールで授業を受けていました。

一人目の子どもである息子にさみしい思いをさせないためにも、夫婦揃って育児ができるよう、授業が終わる頃に生まれるように妊娠したいと考えていました。

妊娠するために大切なことは知っていた

タイミング法は意識していた

すでに一度、妊娠と出産を経験していたので、妊活の知識はある程度ありました。

タイミング法は知っていたので、基礎体温を測り、自分の生理周期やだいたいの排卵日は把握しながら妊活に取り組みました。

最初は楽観的に考えていた

ただ、一人目の妊活はすんなりとうまくいったので、日々の基礎体温の計測はあまりまじめにできていませんでした。

それよりも、一人目が男だったので、どうしたら女の子が生まれるかなーと思いながら、産み分けの方法について調べたりしていました。

2. じょじょに生まれる焦りと黒い気持ち

一人目のようにすぐに妊娠しない

主人は無事オンラインの授業を終えましたが、私は妊娠していませんでした。

まわりにも「2人目は?」「早くした方がいいよ~。」と言われるようになっていました。

息子も3歳になり、このままでは兄弟の年の差が開く一方だと思い、かなり焦りだしました。

まわりの友だちが恨めしくなる

いつの間にか20代での出産に執着

もちろん、自分が2人目を生む頃に30歳を超えてしまうという焦りもありました。

30歳はまだまだ高齢出産にはあたりませんし、今では30歳で初産も多いですが、なんとなく気になってしまい、いつのまにか20代で産むことに執着してしまっていたのです。

毎月の生理が悲しかった

焦ってもいい結果にならない、そうは思っても毎月生理がやって来ると悲しくなりました。

同時に2人、3人と子供のいる人たちに対して、うらやましいを通り越して恨めしいと思うようになっていました。

3. 夫ともギクシャクするように

お互いに気持ちの余裕がなくなる

夫との夫婦関係も、妊娠する為に「月のこのあたりに子づくりをしなくてはいけない」というような事務的な関係となってきました。

「妊娠したいのに妊娠しない、私は頑張ってるのに。」と思うようになり、相手の気持ちを思いやる余裕がなくなっていました。

夫も同じような気持ちだったと思います。

「仕事でも探したら?」と言われる

私が妊娠を焦る様子は、知らず知らずのうちに夫の負担になっていました。

悲しい気持ち、他の人達を恨めしく思う気持ち、「この日に子づくりしなくちゃ!」などの言動が、主人には負担だったのでしょう。

ある日、「仕事でもしたら?」と言われました。

「アメリカに来てから専業主婦でやってきた自分には無理だ!なんて意地悪なんだ!」と思わせる発言でした。

本当にアメリカで働き始める

最初は「仕事でも探したら?」と言ったら、私が少しは落ち着くと思ったのでしょう、

しかし、私は私の気持ちを抑えられず、相変わらず妊娠の事ばかり気にしていたので、主人は「働け!」と、とうとう本気で言ってくるようになりました。

最終的には、私も意地になって「働いてやる!」となり、アメリカで初めてパートで働きだしました。

新しい考え方と収入につながった

このパートの仕事は、アメリカで働いた事のなかった私の社会経験を豊富なものにしてくれました。

相変わらず妊娠はしたかったし、複数子供がいらっしゃる方々がうらやましかったですが、色々な人と知り合いになり、自分のことを知ってもらうことができました。

それにプラスして「私の収入」ができました。

なによりも、「アメリカでも働けるんだ!と」いう自信につながりました。

4. 原因を突き止めたくて不妊検査へ

妊娠したいと思ってから1年以上が過ぎても全く妊娠の気配はなく、時間だけがどんどん過ぎていきました。

あきらめようとしてもあきらめられない

生理が来るたびに、「もう1人でいい、その方が経済的にも余裕があるし」「もう妊娠の事は忘れて他に集中しなくちゃ。そうだ、旅行に行こう」と思うように努力しました。

ただ、心の底にあるのはいつも「赤ちゃんがほしい」という気持ちで、母に相談ばかりしていました。

子どもができない原因を突き止めたい

一向に妊娠しないので、「自分たちに問題があるのではないか?」と考えるようになりました。

私は、夫より6つ年下で2人目を希望した時もまだ20代だったので、自分に原因があるとはあまり考えておらず、どちらかと言えば主人の方に原因があるのではないかという気持ちもありました。

夫は10代の頃にかなりの高熱を出した事があると言っていたので、そのために精子が少ないのだろうと思っていました。

夫の精子の検査

何度もお願いしてようやく検査に

かかりつけ医に相談した所、夫の検査はまず精子の数を数える検査からすることになりました。

この精子の数を数える検査は、主人はかなり抵抗があったようです。

しかし、あまりにも妊娠しないので、私が何度もお願いしてようやく検査を受けてくれることになりました。

検査結果が夫の自信につながった

検査の結果としては、精子の数も運動量も標準的でした。

やはり主人も、不妊の原因が自分ではないかと不安だったのでしょう。検査の結果が良かったので、ある意味自信がついたようでした。

私の卵管造影検査

次に私の番となり卵管造影検査を受けました。

検査自体に痛みがある人とない人がいると知っていたので、少し怖かったです。

結果としては、私は痛みを感じない方だったらしく。知らない間に終わっていました。

そして、卵管は狭いがちゃんと開いていると言われました。

原因不明の不妊

二人ともこれといって問題はなかったのに妊娠しないので、これが原因不明の不妊なのかと納得しました。

年齢も、当時私はギリギリ20代、夫は30代半ばでしたので、高齢でもありませんでした。

もし何か問題があれば、体外受精など高額な不妊治療しか望みがなくなるので、問題がないのはうれしく思いました。

5. 待望の妊娠と流産

妊娠の発覚

卵管造影検査を受けてから数ヶ月後に妊娠しました。

ネットで、検査後には妊娠しやすくなるという情報を読んでいたので、「やっぱり!」「やっと赤ちゃんを授かった!」と嬉しくてしょうがありませんでした。

みんなに妊娠したことを報告

明るい気分のクリスマス

私の両親にも義父母にもすぐに報告しました。

その頃はクリスマスでしたが、息子に「妹と弟どっちがいい?」と聞いたりして、かなり明るい気分のクリスマスでした。

夫と二人で初めての検査へ

年明けの妊娠8週目くらいに、初めての検査に夫と行きました。

息子はプリスクールに行っていました。

今思えば、一緒に検査に来ていなくてよかったと思います。

生まれないなんて思ってもみなかった

検査では、お腹に超音波の機械を当てて心音を探しながら、おなかの中の様子をモニターに映像化します

私は、心臓の様なものが動いているのが見えた気がしました。

1人目の時とは違う先生たちの動き

しばらく心音を探して、婦人科の先生が新たにまた他の人を連れてきました。

今度はこの超音波技師が私のお腹を調べます。

そして次に、お腹の上からではなく膣内に超音波の器具を入れて心音を確認し始めました。

この超音波検査を終えた後、「とても残念で言いにくいんだけど赤ちゃんの心音が確認できない。」と言われてしまいました。

心音が確認できない

私は何を言われているのかわからず、「だってさっき心音見えたよ?」と言いました。

「あれはあなたのよ。」と言われ、ますますわけがわからなくなりました。

「とりあえず今は何も考えられないでしょうから、1回家に帰って自然に赤ちゃんが出てくるのを待つか、手術するか、薬を飲んで赤ちゃんを出してしまうか考えてね。」といわれました。

頭が真っ白になった

私は、妊娠したら赤ちゃんは産むもので。まさかこの赤ちゃんが生まれて来ないとは思っていなかったので、頭が真っ白になりました。

自分の両親、義両親、息子にも説明をするものの、「なんで?」という気持ちは消えませんでした。

「なぜ赤ちゃんが生まれてくることができなかったのか」、私たち夫婦こそが一番知りたいと思っていました。

手術

主人と話し合った結果、私がパートで働いている最中に赤ちゃんが出てきてしまったら大変なので、手術をする事にしました。

手術中は意識がありませんでしたが、おなかの中の赤ちゃんにただ申し訳なくて、その日は家に帰ってから義両親に預けていた息子と電話で話し、泣いてしまいました。

ますます強くなる妊娠への執着

流産すると妊娠しやすくなると言われていましたが、市販の排卵検査薬を購入して活用しても、全く妊娠する気配はありませんでした。

この頃にはもう、「男の子でも女の子でもどっちでもいいから妊娠したい」「赤ちゃんがほしい!」と、前よりも一層二人目の妊娠と出産に対して執着するようになっていました。

6. 本格的に不妊治療を開始

あまりにも妊娠しないので主人と話し合い、婦人科に不妊治療の相談をしに行きました。

排卵誘発剤(クロミッド)の服用

婦人科に行き、一年以上妊娠したいと思っているがしないこと、一度妊娠したが流産してしまったこと、タイミング法と排卵検査薬の使用にも取り組んだがうまくいかなかったことを伝えました。

先生からは、次のステップとして排卵誘発剤(クロミッド)の服用を提案されました

クロミッドは双子や三つ子が生まれる確率が高くなるという情報をネットで見つけて心配でした。

先生からは、そうなる確率はクロミッドを服用していない人たちよりは高いがほんの少ししか変わらないと説明を受け、使用することを決めました。

7. 再度の妊娠と忘れられない流産のトラウマ

服用から数ヶ月で妊娠できた

クロミッドを処方してもらい、飲み始めて数ヶ月後にまた妊娠しました。

これがクロミッドのおかげだったのか、自然にこの時期だったのかはいまだにわかりません。

ただ、妊娠がわかってからは、「また流産したらどうしよう」と怖くなりました。

毎日赤ちゃんが大丈夫か不安

8週目の心音確認をクリア

8週目の検診で超音波検査を行い、今度は心音が確認されとても安心はしたものの、いつまた心音が聞こえなくなるかもしれないという不安な気持ちは拭えませんでした。

ネットで初期流産、中期流産の記事を読むたびに不安を感じていました。

妊娠20週の血液検査

不安な気持ちを抱えながらも妊娠20週前に血液検査をしました。

この検査は、赤ちゃんに異常がないか確認する検査です。

検査から数日後、産婦人科医から直接電話がかかってきて、「あなたの赤ちゃんはダウン症である確率がとても高いです。大きな病院で3D超音波の診断を仰ぐ事をおすすめします。」と言われました。

8. ダウン症の疑いと不安と、それでも嬉しい気持ち

ダウン症の疑い

実は、息子を妊娠中も全く同じ事を言われました。

ただ、ダウン症は高齢妊娠ほど発症率が高く、若い年齢での妊娠ならかなり発症率が下がるそうです。

1人目妊娠は20代半ばでしたし、2人目の時にも私は31歳になったばかりで高齢妊娠には当たらないはずでしたが、胎児のダウン症の検査で用いる数値が高く出る傾向にあるようでした。(詳しいことはわかりません)

医師にすすめられて3D検査へ

医師や夫と相談して、3Dの超音波検査に行きました。

やはり息子のときと同じように、おなかに超音波の器具をあて、ダウン症の胎児に見られる特徴を探します。

息子のときもそうだったのですが、「この超音波検査だけでは確かな事は言えない、確かな結果が必要な場合は羊水検査をお勧めします。」と言われました。

羊水検査の拒否

「羊水検査は流産の危険性がありますよね?羊水検査をしてこの子がダウン症だとわかっても、私たちは生みたいと思っているので、必要ありません。」

私と夫は、羊水検査を受けないことを医師に伝えました。

不安と喜びと願い

この超音波検査で1つほぼ確実に分かったことは、お腹の中にいる赤ちゃんは女の子ということでした。

ダウン症ではないという確証のない不安、赤ちゃんが女の子だという喜び、障がいを抱えてもいいから元気に生まれてほしいという願い。

いろいろな気持ちが入り混じりながら、家に帰りました。

9. 不妊を経て自分の人生に対して考えたこと

娘の誕生

娘の出産予定日は11月16日だったと思います。実際に生まれたのは14日でした。

13日の午後からお腹に鈍痛を感じ始めました。

主人には休みをとってもらい、病院まで連れて行ってもらいました。

夜9時過ぎに病院に入り、看護師に診てもらったときにはまだ陣痛の初期だと言われたのですが、そこから一気に陣痛が進み、4時間後(日付が変わって14日)に娘を産むことができました。

不妊を経て感じたこと

私は不妊を経て、「夫婦関係」と「夫の存在」の大切さを以前よりも強く感じるようになりました。

もちろん、悩んでいるときに夫と分かり合えなくて、泣いたことも何回もあります。

でも、出産した場合に一緒に育児を乗り越えるのも夫ですし、妊娠がかなわなければその後の2人の人生を考えるのも私と夫だけです。

子どもがいなくても自分の人生は続き、人生を一緒に歩んでいくのはこの人なのだと改めて考えるようになりました。

最後に

私は幸運な方だと思います。

2人目を妊娠したいと思ってから3年近くかかりましたが、今は健康な子どもが2人います。

でも、不妊の悩みを少なからず経験したからこそ、子どもに恵まれない方もパートナーと幸せな人生を歩まれることを心より願っています。

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