血管腫の治療はどうすればいいの?レーザー治療以外の方法はある?

1. 血管腫って?

血管腫は先天的な病気のひとつで、血管の異常によってあざができます。

血管腫のおもな種類

サーモンパッチ・ウンナ母斑

良性のあざで、赤~ピンク色で平らなのが特徴です。

自然に消えることが多いですが、なかなか消えない場合はレーザー治療を行うこともあります。

単純性血管腫(ポートワイン血管腫)

境界がはっきりした、平らな赤あざです。

自然に消えることはなく、思春期以降に濃くなることがあります。

また、発生する部位や大きさによっては目・脳などに異常をきたすことがあります。

いちご状血管腫

いちごのように赤く凸凹になり、押すとぶよぶよと柔らかいのが特徴です。

7歳ごろまでに自然に消えることが多いですが、皮膚がつれたような痕ができることがあります。

海綿状血管腫

奇形性の静脈が塊状となり、ぶよぶよした瘤のようになります。

赤あざ・青あざ状になったり、皮膚と変わらない色の瘤ができたりと、でき方はさまざまです。

2. レーザー治療

皮膚科・形成外科・美容外科などで行われる治療法です。

患部にレーザーを照射すると、あざの原因となる細胞だけが壊れます。

細胞が壊れた後に新しく健康な細胞ができると、あざが消えます。

レーザー治療の痛みと副作用

照射時に、ゴムではじかれるような痛みがあります。

軽い照射なら麻酔無しでもできますが、子どもの場合軟膏・テープなどで局所麻酔を行うことが多いです。

施術後は軽いやけど状になったり、内出血・かさぶたができたりすることがあります。

これらの症状はきちんとケアすれば自然に治るので、心配要りません。

レーザー治療にかかる期間

大人より皮膚が薄く患部が小さい乳幼児では、レーザー治療の効果が現れやすいです。

あざの状態にもよりますが、3ヶ月ごとに1回の照射を3~5回繰り返すときれいに治ることが多いです。

レーザー治療が可能な血管腫

  • 重度のサーモンパッチ・ウンナ母斑
  • 単純性血管腫
  • いちご状血管腫 など

レーザー治療にかかる費用

単純性血管腫・いちご状血管腫などの場合、健康保険・乳児医療が適用されます。

ただし、3ヶ月以上空けて治療する場合に限られます。

3割自己負担の場合、10cm四方までの照射で約6500円となります。

10cm四方を越える場合、10cm四方増えるごとに料金が加算されていきます。

3. 海綿状血管腫の治療

レーザー治療で治せない海綿状血管腫は、以下の方法で治療します。

塞栓療法

血管腫のまわりの血管に詰め物をし、血管腫への血流を止めます。

すると、しだいに血管腫そのものが小さくなっていきます。

硬化療法

血管腫に特殊な薬剤を注射し、硬くする方法です。

硬化療法の前に塞栓療法を施す「塞栓硬化療法」を行うこともあります。

摘出手術

塞栓療法や硬化療法で治せない場合は、手術で血管腫を摘出することがあります。

4. その他の治療方法

圧迫療法

手足に血管腫ができた場合、患部を包帯などで圧迫して治療することがあります。

患部を圧迫することで、たまった血液やリンパ液などを逃がす効果があります。

時間はかかるものの、副作用などのリスクが少ない治療法です。

ステロイド治療

ステロイド剤の局部注射、もしくは内服によって治療します。

目に見えて効果があらわれますが、副作用が出やすいので注意が必要です。

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