ぜんそくの治療ってどうするの?治療費は?成長して大人になると治る?

1. 子どものぜんとくとは?

子どものぜんそくは、「小児ぜんそく」や「乳児ぜんそく」とも呼ばれます。

気管支に慢性的な炎症が起こり、刺激によって気道が狭くなり空気が通りにくくなる病気です。

子どものぜんそくの80%は3才までに発症するといわれており、そのうちの多くがアレルギーが原因であると考えられています。

2. 子どものぜんそくの治療

子どものぜんそくの治療には、3つの基本的な柱があります。

薬物療法、環境整備、体の鍛錬の3つを、バランス良く行うことが大切です。

1. 薬物療法

薬物療法では、一時的に発作を止める気管支拡張薬の使用がベースとなります。

症状がおさまらなければ気管支の炎症をおさえる薬も併用し、長期的に発作のない状態を維持していくのです。

抗アレルギー剤

内服薬であるロイコトリエン受容体拮抗薬がよく使われます。

アレルギー症状をおさえ、発作を予防する働きがあります。

吸入ステロイド剤

6才未満では、ネブライザーを購入し1日1~2回パルミコートを吸入します。

6才以上では、フルタイド、キュバールなどの円盤様の吸入薬が使用できるようになります。

気管支拡張剤

内服薬(メプチン、テオドールなど)と、外用テープ(ホクナリンテープなど)があります。

発作で細くなった気管支を拡張させ、炎症をおさえて症状を和らげる働きがあります。

2. 環境整備

気管に刺激を与え、ぜんそくの発作を引き起こす原因物を取り除きます。

ハウスダストや花粉、たばこ・線香の煙などを室内から除去します。

室内の空気をきれいに保ち、すみずみまで掃除することが欠かせません。

布団はこまめに干す、床はフローリングにする、カーテンよりブラインドを使うなどの方法があります。

3. 体の鍛錬

スポーツや規則正しい生活、栄養バランスの良い食事などを心がけることで、ぜんそくの症状緩和を目指します。

特に水泳が推奨されています。

運動強度がほど良いので体への負担が少なく、呼吸筋が鍛えられるので肺活量が増えます。

3. 治療期間は?大人になると治るの?

子どものぜんそくでは、治療を行えば約70%は症状が出なくなります。

また、12~13才頃までには50%が治るといわれていますが、16才以降に持ち越すと治りにくく「大人のぜんそく」へと移行していく可能性が高くなります。

しかし一般的には、年齢が大きくなるほどぜんそくの症状は軽くなる傾向にあります。

治療期間の目安

乳幼児にぜんそくが発症した場合、早めに治療を開始すれば2~3年くらいで発作の頻度低下を実感できるようです。

発作が出なくても発作予防のための薬は服用を続けますが、中学生になる頃には発作が出なくなる子がほとんどです。

4. 子どものぜんそくの治療費用

入院費用

乳幼児のぜんそくでは、発作が重くなり入院という事態になることも珍しくありません。

入院費用は5~10万円くらいが多いようですが、自治体によって子どもの医療費が助成されるところも多いため、一概には言えません。

入院費を支払っても、後で申請すると還付されるケースもあります。

薬の費用

ぜんそくの治療では長期間薬を使用することになるため、費用がかかります。

吸入ステロイドや抗アレルギー剤などを使用する場合、1ヶ月の医療費は4000~8000円程度が目安となります。

ただし、「18歳未満の児童」を対象に医療費の助成制度を設けている自治が多いため、実際にかかる費用は目安以下となることが多いようです。

助成の内容や認定要件は自治体によって異なります。

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参考:病院で処方される薬