子どもの多指症の治療とは?治療の期間・費用・薬は?

1. 多指症の治療方法は?

指の数が多い多指症

多指症は、指の数が6本以上ある、先天性の形態異常です。

日本人の多指症の90%が、手の親指の数が多い、母指多指症です。

妊娠4~7週に指ができあがる過程で、何らかの遺伝子変異が起こったことが、原因と考えられています。

治療方法は手術

多指症の治療方法は、手術による、余剰な指の切除です。

ですが、多指症にも様々な症状があり、手術の難易度も異なります。

余剰な指に骨がなく、皮1枚でつながっている軽度なものであれば、切除するだけで済みます。

ですが、普通の指と余剰な指にそれぞれ骨があり、腱や靭帯を共有している場合は、機能障害が起こらないように、残す指に移動させなければなりません。

成長に伴い、変形性関節症を発症することもあり、関節や靭帯のバランスを整えるため、再術を行うこともあります。

2. 多指症の治療にかかる期間は?

入院することもある

多指症でも軽度で、機能障害がほとんどないと考えられる時には、乳児期に局所麻酔を用いて切除することもあります。

ですが、一般的には1~2歳になってから、全身麻酔で手術をすることが多いです。

手術後の経過がよく、在宅管理がきちんとできると判断されれば、ギプスをつけたままですが、最短3日で退院することができます。

もし、在宅管理が難しいと判断されても、3週間程度で退院するのが一般的です。

退院後の治療

手術後3週間ほどで、ギプスを外すことができます。

ですが、関節や筋を守るために、ドレッシングという、ガーゼで患部を固定する処置は続きます。

手術後6週間を過ぎると、ドレッシングも外すことができ、通常の生活に戻れます。

とはいえ、機能障害がないかどうか、長期的な経過観察は必要です。

3. 多指症の治療にかかる費用は?

症状によって治療費用は異なる

多指症の治療には、健康保険が適用されます。

多指症が軽度で早期切除が可能な時の保険点数は2640点ですが、関節や腱の形成が必要な時には、保険点数が13250点に跳ね上がります。

とはいえ、実際の負担額は3割なので、それほど高額にはなりません。

また、乳幼児医療費助成制度も利用できます。

助成内容は地方自治体ごとに異なるので、事前に役所に問い合わせておきましょう。

3. 多指症の治療に使う薬は?

手術薬剤が基本

多指症は投薬治療で治るわけではないので、使われるのは手術に関わる薬が基本です。

手術の際の点滴や麻酔、痛み止めが処方される程度です。