小児がんの原因は?どういうしくみで起こるの?

1. 小児がんの原因は?

基本的には原因不明

小児がんは、子どもがかかるがんの総称ですが、大人にはみられない腫瘍がほとんどです。

そして、特殊ながんを除き、原因は基本的に不明とされています。

小児がんの原因と考えられていること

小児がんの原因として考えていることを、いくつか紹介しておきます。

遺伝的要素

遺伝性の小児がんにかかったママを持つ赤ちゃんは、将来、がんを発症するリスクが高いと考えられています。

先天性の細胞異常

胎児期にすでにがん細胞がつくられ、出生後に発症するもので、先天性白血病や先天性神経芽腫がそれにあたります。

ダウン症や先天性無虹彩症の子どもには、ある種のがんが発生しやすいといわれています。

高齢出産

高齢出産により、ダウン症児を生むと、健常児よりがんの発生率が高くなります。

被ばく

レントゲン撮影程度では問題ありませんが、ママが妊娠中に放射能を浴びると、出生後の子どもに、小児がんが起こる可能性が高まります。

2. 小児がんが起こるしくみは?

細胞が増える時に異常が起こる

私たちの体は細胞によってできており、それが常に新しいものと入れ替わっています。

細胞分裂をする時には核が2つに分かれますが、その際にDNAが傷つくことがあります。

傷ついたDNAは修復酵素で元に戻るものですが、中には傷ついたまま分裂する細胞があり、普通は自ら死んでいきます。

ですが、異常な細胞のまま生き残ってしまい、それが増え続け、がん化するのです。

小児がんは体の深部で起こる

小児がんは、病理学的にみると「癌」よりも「肉腫」が多いです。

大人のがんは上皮から発症するものが9割を占めますが、小児がんは体内の深いところで起こります。

そのため、早期発見が難しいのです。