小児がんの治療とは?治療の期間・費用・薬は?

1. 小児がんの治療方法は?

小児がんの治療方法はさまざま

小児がんは、年齢や種類、症状、進行具合によって、治療方法が異なります。

治療は、複数の方法を組み合わせて行うのが一般的です。

手術

手術によって、がんの原発巣や転移した部分を切除する方法です。

白血病や悪性リンパ腫の場合は、造血幹細胞を移植する手術を行います。

薬物治療

抗がん剤を使用して、がん細胞の増殖を抑えるとともに、それを破壊します。

化学療法とも呼ばれます。

放射線治療

腫瘍の成長を遅らせたり、縮小させるために、局所的に放射線をあてる方法です。

腫瘍だけに放射線を照射することができるので、臓器を温存でき、手術より体への負担が少ないです。

その他の治療方法

その他にも、本人の免疫細胞を体外で大量に増やし、機能を増強させてから体内に戻す「免責細胞療法」や、がん局部に陽子線を照射する「陽子線治療」、がん局部に重粒子線を照射する「重粒子線治療」などがあります。

2. 小児がんの治療に使う薬は?

抗がん剤を使用する

小児がんは薬物療法が有効なので、治療にあたって、抗がん剤を使用します。

小児がんに使われる薬には、「アルキル化剤」や「代謝拮抗剤」「抗がん抗生物質」「植物性アルカロイド」「分子標的剤」「ホルモン剤」などがあります。

3. 小児がんの治療にかかる期間は?

個人差が激しい

がんは再発のリスクがあり、完治する病気ではないため、共存できる状態に抑える治療を行います。

そのため、がんが完全に消失してはいなくても、影響が出ない程度まで抑え、コントロールができる「寛解」という状態を目指して治療します。

小児がんの治療にかかる期間は、がんの種類や進行具合、薬の効き方によって変わるので、一概にいえません。

4. 小児がんの治療にかかる費用は?

小児慢性疾患医療費助成制度が利用できる

がんの治療となると、高額な医療費を請求されるのではないかと、不安に思うママやパパがいることでしょう。

ですが、小児がんの場合は、小児慢性疾患医療費助成制度を受けられるので、そのほとんどを公費でまかなうことができます。

自己負担額は、保護者の所得に応じて異なり、それを超えた分はすべて免除されます。

治療費以外の費用も必要

小児がんの治療を受ける際、個室を希望すると、別途料金が加算されます。

また、自宅から病院への交通費、ママやパパの宿泊費、文書料など、細々した出費がかさむことも覚えておきましょう。