子どもの肘内障の原因は?どういうしくみで起こるの?

1. 子どもの肘内障の原因は?

些細なきっかけで起こる

子どもの関節は未発達で、軟骨成分が多いことから、些細なきっかけで簡単に関節がはずれてしまいます。

不意に手を引っ張る

子どもが転びそうになった時など、ママやパパはとっさに手を引っ張ってしまうことがあるはずです。

子どもが意識していない時に大人が急に手を引っ張ると、肘内障の原因になります。

運動中に起こることもある

鉄棒にぶら下がったり、他の子どもと遊んでいて手を引っ張られた時に、ひじに力がかかることで起こることもあります。

寝ている間にも起こる

寝相が悪い子どものころは、体の向きをかえる間に、腕が下敷きになってしまうことがあります。

その時に手がねじれることが、原因になることもあります。

2. 子どもの肘内障が起こるしくみ

ひじの関節のしくみ

手のひらからひじの間には、「橈骨(とうこつ)」と「尺骨」という2本の骨があります。

そして、親指側にある橈骨の頭がある関節付近には、輪状靭帯があります。

この輪状軟骨が、関節がはずれないように、バンドの役割を果たしています。

この輪状靭帯の中で橈骨が回転し、手首の運動が行われます。

肘内障が起こるしくみ

子どもの橈骨頭は十分に成長していないため、軟骨成分が多く、輪状靭帯の柔軟性も高いです。

そのため、前腕を引っ張った状態になると、輪状軟骨から関節がずれてしまい、肘内障が起こるのです。

肘内障は整復術を行うことですぐに直すことができますが、くせになりやすい症状です。

7歳を過ぎるころには、骨や関節がしっかり形成されるようになり、肘内障を発症しなくなります。

それまでの間は、肘内障を何度もくり返す子どももいるので、大人が十分に注意してあげるようにしましょう。