基礎体温とは?高温期と低温期ってなに?妊娠しやすい時期はいつ?

1. 基礎体温とは?

基礎体温とは、生命維持に必要なエネルギーしか消費していない、安静にしている状態ではかった体温のことです。

基礎体温の平均値は?

基礎体温の平均値は存在しません。

基礎体温の値は個人差が大変大きく、さまざまな要因で変化するためです。

基礎体温は一定なの?

生命維持に必要なエネルギー消費量は、いろいろな要因で変化します。

  • 年齢
  • 性別(思春期以降の女性は、低温期と高温期に分かれる)
  • その日の体調

性別で変化する

思春期前の子どもや、男性の基礎体温は一定に保たれています。

しかし、思春期以降の女性は、排卵することで体内のホルモン分泌が変化するので、基礎体温が低温期と高温期に分かれます。

飲酒、睡眠時間などで変化する

たくさんお酒を飲んだ翌日は、アルコールを分解しようと肝臓などが活発に動いているため、基礎体温が高くなります。

また、極端な睡眠不足の場合、からだが安静状態になっていないこともあるため、基礎体温が高くなる傾向にあります。

基礎体温は外気温で左右されることも

暑い日や、部屋が暖かい状態だと、基礎体温は高くなる傾向にあります。

寒い日や部屋が冷えている状態だと、基礎体温は低くなりがちです。

マカ・葉酸サプリを超えた、ピニトール配合の妊活サプリ・ベジママとは?

2. 基礎体温をはかる目的は?

人間が基礎体温をはかる目的は、主に女性の妊娠に関することです。

妊娠するため

先に述べたように、思春期以降の女性の基礎体温は、低温期と高温期に分かれます。

これは、排卵が行われているためです。

基礎体温をはかることで、おおよその排卵日を知ることができます。

避妊するため

基礎体温は、避妊する目的ではかることもあります。

おおよその排卵日を知り、性交のタイミングをずらすことで避妊の効果がみられることがあります。

ただし、基礎体温だけで100%避妊することはできません。

女性の体調管理のため

女性は、低温期と高温期で体調に変化があることがあります。

基礎体温をはかることで、体調の変化に気づくことができます。

3. 基礎体温のはかり方は?

基礎体温は、安静にしている状態ではかる必要があります。

いつはかるの?

人間がいちばん安静にしているときは「眠っているとき」です。

しかし、眠りながら基礎体温をはかることは不可能です。

起きてすぐはかることで、安静時の体温をはかることが可能になります。

寝る前に枕元に基礎体温計を置いておき、起きたらすぐにはかれるようにしておきましょう。

体温計はどんなものを使うの?

基礎体温をはかるには、専用の体温計を使う必要があります。

普通の体温計ではなく、「婦人体温計」とよばれる体温計ではかります。

基礎体温の変化は、非常に小さいものです。

小数点第一位までしかはかることのできない普通の体温計では、基礎体温を正確にはかることはできません

婦人体温計は、小数点第二位まで計測することが可能です。

基礎体温のはかり方は?

婦人体温計は、口にくわえてはかるタイプの体温計です。

起きてすぐ婦人体温計を口にくわえてはかりましょう。

はかるときの注意点がいくつかあります。

強くくわえすぎない

基礎体温を強くくわえすぎると、体温が高くなってしまい正しい数値がはかれなくなります。

眠ってしまわないように注意する

婦人体温計を口にくわえたまま眠ってしまうと、口から体温計を落としてしまいます。

眠ってしまわないよう、頑張ってはかりましょう。

4. 女性の基礎体温が変化するのはなぜ?

先に述べたように、健康な女性の基礎体温は低温期と高温期に分かれます。

思春期以降の女性は、排卵があります。

排卵すると、ホルモン分泌の影響で基礎体温が上がるのです。

基本的に、月経から排卵する前は低温期、排卵後から月経までの間は高温期に分かれます。

基礎体温をグラフにすると、このような感じになります。

基礎体温,グラフ

ただし、このグラフはあくまで見本のためのものであり、この画像のように毎周期キレイな二層になる女性はいません。

5. 基礎体温の低温期って何?日数や平均値は?

基礎体温の低温期は、月経開始から排卵するまでの間のことです。

低温期の間、女性の体内で何が起きている?

低温期は、月経周期でいうと「卵胞期」にあたります。

卵胞期とは、卵巣内で卵胞が成熟する期間のことです。

卵胞期は、女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」が分泌されている期間でもあります。

エストロゲンのはたらきは?

エストロゲンは、卵胞の成長を助けるはたらきがあります。

また、子宮内膜を厚くするはたらきもあります。

低温期は心身ともに調子が良い日が多い

低温期(卵胞期)に分泌されるホルモン「エストロゲン」は、別名「美のホルモン」とも呼ばれています。

エストロゲンは、分泌されると同時に以下のような変化がみられることがあります。

  • 肌の調子がよくなる
  • からだの調子がよくなる
  • 気分が軽くなる

低温期は、エストロゲンの分泌によって、心身ともに調子が良い女性が多いものです。

低温期の長さってどれくらい?

低温期は、約2週間くらい続きます。

しかし、この期間はあくまでも目安であり、個人差が大きいものです。

卵胞の成長速度によって、低温期の長さが変わる

卵巣内にある卵胞には、中に卵子があります。

卵胞の直径が約2cmになると、卵胞をやぶって卵子がとびだします(排卵)。

2cmに満たない状態で排卵する人もいれば、2.5cmくらいまで成長してから排卵する人もいます。

卵胞の成長速度は個人差が大きいものです。

低温期の期間はどれくらいだと大丈夫?

低温期の長さは、大体11日~25日の間が基準値になります。

これより短い場合は、卵子が未成熟である可能性があります。

また、これより長い場合は卵巣機能に問題があったり、ホルモンバランスが崩れている可能性が考えられます。

低温期って何度くらい?

基礎体温は個人差が大きいものです。

また、さまざまな要因で変化することがあります。

35℃台を下回らなければ、特に問題はないでしょう。

6. 基礎体温の高温期って何?日数や平均値は?

基礎体温の高温期とは、排卵後から月経までの期間のことです。

つまり、排卵すると基礎体温が上がるのです。

排卵すると、なぜ体温が上がるの?

卵子を包んでいた卵胞は、そのまま卵巣内に残り黄体化します。

黄体化した卵胞のはたらきは?

黄体化した卵胞は、受精卵が着床しやすくするために、子宮内膜を維持するホルモンを分泌し始めます。

これを「プロゲステロン」、または「黄体ホルモン」と呼びます。

プロゲステロンが体温を上昇させる

プロゲステロンが分泌され始めると、体温がわずかばかり上昇します。

これにより、女性の基礎体温は低温期と高温期に分かれるのです。

高温期は普通の体温計で分かるの?

プロゲステロンによる体温の上昇は、普通の体温計でははかれないほど小さな差です。

婦人体温計を使って基礎体温をはかることで、はじめて体温が上昇していることが分かるのです。

また、起きているときにはかる熱は、からだが活動中にはかる熱です。

安静時にはかる基礎体温とは、はかる意味が違ってきます。

高温期は心身ともに不調な女性が多い

高温期に分泌される黄体ホルモンによって、以下のような症状があらわれることがあります。

  • 肌が荒れる
  • 頭痛・胃痛
  • 下腹部痛・腰痛
  • 便秘・下痢
  • イライラする・落ち込む
  • 胸の張り・痛み
  • 吐き気・嘔吐

高温期は、心身ともに不調を感じる女性が多いものです。

高温期にあらわれる心身の不調について

高温期に入って1週間くらいから、上記のような不調を感じることがあります。

これをPMS(月経前症候群)といいます。

PMSの症状があまりにひどいと、日常生活に支障がでることがあります。

症状がつらい場合は、婦人科を受診するようにしましょう。

高温期の長さはどれくらい?

高温期は低温期と違い、多くの女性が約2週間と決まっています。

これは、黄体ホルモンの寿命が2週間くらいだからです。

しかし、高温期が短かったり、長すぎたりする場合があります。

高温期が短い場合は?

高温期が約10日ほど続くのであれば、大きな問題はありません。

10日未満の場合は、黄体ホルモンの分泌が少なかったり、排卵そのものがおこなわれていない場合があります。

高温期が長い場合は?

高温期が16日以上続いている場合、妊娠している可能性があります。

しかし、妊娠していなくても高温期が続いてしまうことがあります。

これを「黄体依存症」と呼びます。

黄体依存症の、はっきりとした原因は不明です。

高温期の平均値は?

基礎体温のグラフの欄に、「36.70」のところに赤い線が引かれています。

「この線以上体温が高くないと、何か問題があるのでは?」と思われがちです。

しかし、この線はあくまで目安なので、気にしなくてかまいません。

低温期と高温期の差が、0.4℃以上あれば問題ないでしょう。

7. 基礎体温から、妊娠しやすい日は分かる?

妊娠を望んでいる女性は、基礎体温をつけることはとても大切です。

基礎体温をつけることで、妊娠に関するいろいろな情報を得ることができます。

  • 低温期と高温期に分かれていることで、排卵されているのかが分かる
  • 低温期の期間が分かることで、月経周期のリズムがつかめる
  • 高温期の長さが分かることで、黄体ホルモンの異常の有無が分かる

では、基礎体温をつけることで、妊娠しやすい日は分かるのでしょうか?

基礎体温で妊娠しやすい日って?

よく見かける「理想の基礎体温のグラフ」では、低温期の最終日に体温がガクッと下がる日があります。

この日が排卵日とされており、その前日くらいに性交すると妊娠しやすくなると言われています。

基礎体温がガクッと下がる理由は、排卵される前に分泌されるホルモンの影響によるものです。

基礎体温だけで妊娠しやすい日は特定できない

基礎体温は、おおよその排卵日を知る大切な情報源になります。

しかし、正確な排卵日を特定することはできません。

ガクッと下がる瞬間をつかむのは難しい

基礎体温はちょっとしたことで数値が変動します。

また、ガクッと下がるタイミングは、基礎体温をはかったときに必ずくるものではありません。

排卵するタイミングは個人差がある

基礎体温上で、排卵するタイミングは必ずしもガクッと下がるときではありません。

その前日に排卵する人もいれば、高温期に移行するときに排卵する人もいます。

こちらの画像は、排卵するタイミングを調査した結果です。

基礎体温,排卵

このように、排卵するタイミングは個人差が大きいのです。

基礎体温と排卵検査薬を併用しよう

排卵日をより特定できるツールとして、排卵検査薬があります。

基礎体温と併用することで、おおよその排卵日を特定することができます。

マカ・葉酸サプリを超えた、ピニトール配合の妊活サプリ・ベジママとは?

近所の産婦人科の病院を
探す・口コミを見る