子どものばね指の治療とは?治療の期間・費用・薬は?

1. 子どものばね指の治療方法は?

経過観察が基本

ばね指とは、関節を曲げようとすると引っ掛かりを感じ、指がはじけるような症状が出ることをいいます。

子どもの場合は、親指に出ることが多いです。

先天性で起こることが多く、成長に伴って自然治癒する子どもが大半なので、3歳過ぎまでは経過観察をするのが基本です。

装具療法

子どものばね指の治療には、まず装具療法が用いられます。

曲がっている指をあて木などで固定し、強制的に伸ばした状態にするのです。

子どもに装具療法を行った場合の完治率は、約50%といわれています。

手術が必要なケースも

6歳ころまで経過観察を行い、装具療法でも改善がみられなかった時には、手術を勧められることがあります。

ばね指の手術には、「腱鞘切開手術」と「内視鏡手術」があります。

手術自体は15分程度で終わりますが、子どもが受ける時には全身麻酔をすることになります。

2. 子どものばね指の治療期間?

装具療法の場合

装具療法を行う場合、1カ月ほど装具で固定するのが基本です。

痛みが強い場合は1日中装具をつけますが、夜間のみの固定でも治療効果があります。

手術を受けた場合

手術後に、指を動かすリハビリを行う必要があります。

術後3カ月は、毎日指を動かす訓練を続けます。

3. 子どものばね指の治療にかかる費用は?

健康保険が適用される

子どものばね指の治療は、健康保険が適用されるので、自己負担は3割です。

乳幼児医療費助成制度の対象になるので、さらに負担は軽減できます。

乳幼児医療費助成制度の内容は、自治体によって異なるので、居住地域の役所に問い合わせてみるとよいでしょう。

4. 子どものばね指で使う薬は?

装具療法で使う薬

子どもが装具をつけた時に痛がると、消炎鎮痛剤や貼り薬、塗り薬が処方されることがあります。

手術の前に注射することも

子どものばね指の手術を行う前に、関節内注射をすることがあります。

注射で腱鞘の動きをなめらかにする薬物を注入し、炎症を抑えるのです。

この注射により、症状が緩和されることもあります。