子どもがインフルエンザのとき、食事と家でのケアはどうすればよい?

1. インフルエンザってどんな病気?

インフルエンザウイルスを原因とする感染症です。

ふつうの風邪(感冒)に似ていますが、インフルエンザのほうが症状が重く進行も早いです。

おもな症状

  • 突然の高熱(38~40℃)
  • 関節痛・筋肉痛
  • 頭痛
  • 上気道炎
  • 消化器の症状(インフルエンザB型に多い)

2. インフルエンザのときの飲み物

高熱が出るとたくさん汗をかくので、体内の水分が失われやすくなります。

子どもは体が小さく、大人より脱水症状になりやすいという特徴があります。

脱水症状を防ぐため、食欲が無くても水分だけはしっかり摂る必要があります。

ノンカフェインのほうじ茶・麦茶や湯冷ましなどを、少しずつ飲ませましょう。

電解質を補うために

汗をかくと、体内の水分とともに電解質も失われます。

食事を摂りにくい場合、市販のスポーツドリンクなどで電解質を補うことができます。

スポーツドリンクがなければ、家にあるもので経口補水液を作ることもできます。

経口補水液の作り方

  • ぬるま湯…500ml
  • はちみつ…大さじ1(はちみつがなければ、砂糖大さじ2で代用)
  • 塩…小さじ1/4
  • レモン汁…大さじ1

ぬるま湯に上記の材料を加えてよく溶かし、冷まして常温にします。

はちみつは殺菌効果が高く、かつ天然のビタミン・ミネラルを含んでいます。

ただし日持ちはしないので、作ったその日のうちに飲み切りましょう。

1歳未満の赤ちゃんにははちみつを与えない

はちみつには、ボツリヌス菌が含まれている恐れがあります。

ボツリヌス菌への抵抗力がない1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを与えないで下さい。

赤ちゃんに大人用スポーツドリンクはNG

赤ちゃんに大人用のスポーツドリンクを飲ませると、高血圧の症状が現れることがあります。

母乳・ミルクを飲めないようなら、市販の赤ちゃん用イオン飲料水を飲ませましょう。

赤ちゃん用イオン飲料水が手元になければ、自分で作ることもできます。

赤ちゃん用イオン飲料水の作り方

コップ1杯の湯冷ましに、塩・砂糖をそれぞれひとつまみ加えてよく混ぜます。

3. インフルエンザのときの食事

おすすめの食べ物

インフルエンザのときの食事は、うす味で栄養価が高いものがおすすめです。

無理に食べさせると嘔吐して水分が失われることがあるので、少しずつ与えましょう。

  • おかゆ
  • うどん
  • ポタージュスープ
  • ヨーグルト
  • プリン
  • すりおろしたりんごなど

避けたほうがよい食べ物

たとえ子どもの好物でも、胃腸に負担をかける食べ物は避けましょう。

  • 油っこいもの
  • 味が濃いもの
  • 消化が悪いもの

4. インフルエンザのホームケア

お風呂はどうする?

熱が下がって体調が少し安定したら、ぬるめのシャワーで汗を流しましょう。

長風呂や熱いお風呂は体に負担がかかるので、短時間のシャワーにとどめます。

熱が下がらない場合

汗が気になるときは、お湯でしぼったタオルで汗を拭いてあげましょう。

その後清潔なパジャマやシーツに替えれば、いくらか気分がさっぱりするでしょう。

出席停止期間中は外出しない

インフルエンザになると、1週間ほど園・学校が出席停止になります。

熱が下がると子どもは動きたがりますが、出席停止期間中は家でおとなしく過ごしましょう。

無理に外出すると、体調がまた悪化する恐れがあります。

また、周囲の人へ感染を広げる原因にもなります。

他の家族の過ごし方

インフルエンザウイルスは、非常に感染力が強いです。

家族への二次感染を防ぐため、以下の点に注意しましょう。

  • 必要以上の接触を避ける
  • 手洗い・うがいをこまめに行う
  • 家の中でも、できるだけマスクを着用する
  • タオル・食器の使い回しは避ける
  • 抵抗力を落とさないよう、栄養バランスや生活リズムに注意する

早めにインフルエンザワクチンを接種しておく

インフルエンザが流行し始める前に、できるだけ家族全員でワクチンを接種しましょう。

ワクチンを接種しても感染・発症することがありますが、未接種の状態より軽症で済みます。

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参考:病院で処方される薬