赤ちゃんのミルクアレルギーとは?治る?症状・対策・治療まとめ

1. ミルクアレルギーは3大アレルゲンの1つ

3大アレルゲンは、ミルク、小麦、たまごのことです。

以前は小麦に置き換わって、大豆が3大アレルゲンとされていました。

乳幼児はミルクアレルギーをはじめ、上記の小麦、たまごのアレルギーを持っている可能性が高くなっています。

しかし、成長するにつれ、この3大アレルゲンが緩和または、完治する可能性の高いアレルギーです。

3大アレルゲンの比率について

具体的な比率は下記になります。

  • 卵:82パーセント
  • ミルク:32パーセント
  • 小麦:16パーセント

卵の次にミルクの比率が高くなっています。

ミルクが使われている食べ物の種類は?

洋菓子やアイスをはじめ、バター、チーズ、ヨーグルトなど、さまざまな食べ物に使われています。

粉ミルクをはじめ、飲み物にも使われています。

ミルクをメインとして使うだけではなく、スープや添加物にも用いられます。

2. ミルクアレルギーが出る原因

ミルクアレルギーが起こる物質は

ミルクに含まれるカゼインと呼ばれるタンパク質が原因で、ミルクアレルギーが出ます。

母乳でミルクアレルギーは出るの

ミルクアレルギーの原因となるカゼインは、母乳にも含まれています。

母乳のカゼインは分子が小さく、体内に吸収されやすいのに対し、ミルクは分子が大きく、吸収されにくいのが特徴です。

同じカゼインでも異物とみなし、構造が似ている母乳でも、ミルクアレルギーが出ることもあります。

ただし、母乳は母親の食生活により大きく左右され、食生活を改善したら、アレルギーが治まった、という子どももいます。

生と加熱によるミルクアレルギーの違い

ミルクアレルギーの原因となるカゼインは、熱にも強いのが特徴です。

火を加えてもミルクが含まれる食べ物を食べて、ミルクアレルギーが出る可能性は十分考えられます。

牛肉は食べても大丈夫なの?

ミルクと牛肉は、成分がまったく異なります。

アレルギーの原因となる、タンパク質にも違いがあります。

牛肉アレルギーでなければ、牛肉を食べても問題ありません。

豆乳でミルクアレルギーは出るの?

ミルクと豆乳は、成分がまったく異なります。

大豆アレルギーでなければ、豆乳を飲むことは可能です。

ミルクを飲むとお腹をこわすのはミルクアレルギーが原因?

大人の方でミルクを飲むと、すぐにお腹をこわしてしまう方がいます。

今までは平気だったのに、急にお腹をこわすことが多くなる方もいます。

実は大人になると、ミルクを分解する乳酸分解酵素(ラクターゼ)が減少することで、お腹を壊します。

ラクターゼの減少により、お腹をこわす場合は、ミルクアレルギーが原因ではありませ ん。

3. ミルクアレルギーは治るの?

ミルクをはじめ、たまご、小麦の3大アレルゲンは、成長するとともに治る可能性の高い食べ物です。

3歳までに50パーセント、6歳までに80パーセントが緩和または完治します。

理由は、腸内の免疫機能が高まることで、アレルギーの原因となるタンパク質の耐性がつくからです。

今はミルクアレルギーが出ても、成長するごとに、症状が治まる可能性は十分にあります。

4. ミルクアレルギーの症状

おもな症状としては、じんましん、口周辺の腫れ、喘息のような息苦しさ、下痢や嘔吐が出ます。

症状が重くなると、アナフィラキシー症状が出て、呼吸困難や命にかかわることもあるため、注意が必要です。

5. ミルクアレルギーの対策・治療

病院はどこで診てもらえるの?

まずは、かかりつけの小児科や病院にて、アレルギーも診てもらえるか確認しておきましょう。

確実なのは、アレルギー科がある病院です。

かかりつけの病院で、アレルギーの診断が難しい場合、診てもらえる病院を紹介してもらいましょう。

除去食を行う

ミルクを含んだ食べ物や飲み物を取り入れないことで、ミルクアレルギーを未然に防ぐ方法です。

ミルクはタンパク質が豊富で、栄養価も高い飲み物です。

あまり避けてしまうと、成長に影響を及ぼしますし、ミルクを完全に避けるのは難しいのが現状です。

ミルクアレルギーでも飲める粉ミルクもたくさんあります。

ミルクアレルギーの症状が軽い場合、先生に相談のうえ、抗アレルギー薬を処方しながら、ミルクを含んだ食べ物を食べる方法もあります。

食品パッケージの原材料を確認する

食品パッケージを見ますと、「乳」の漢字が含まれる成分がたくさんあります。

実は「乳」の漢字が含まれていても、ミルクを使っていない別の原材料が多くあります。

一例の原材料を紹介しますので、参考にしてください。

ミルクとは関係のない原材料

  • 乳化剤
  • 乳酸菌
  • 乳酸カルシウム

などがあります。

ミルクが使われている原材料

  • 全粉乳
  • 脱脂粉乳
  • 練乳
  • 乳酸菌飲料
  • はっ酵乳

などがあります。

ミルクアレルギーが出た場合の対策法

ミルクアレルギーの原因となる、食べ物や飲み物を取り入れることをやめましょう。

ムリに吐かせる必要はありません。

強いアナフィラキシー症状が出る場合、命にかかわることもあります。

アナフィラキシー症状を一時的に抑える、エピペン注射を用いて、応急処置をすることもあります。

呼吸困難の症状が出る、体調があきらかにおかしい場合、すぐに病院に連れて行きましょう。

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