赤ちゃんのアデノイド増殖症とは?原因・症状・治療・ホームケア・体験談

1. アデノイド増殖症はこんな病気

鼻の奥にあるアデノイド、別名では咽頭扁桃が異常に肥大して、気道をふさいでしまう病気です。

いびき、睡眠時無呼吸症候群、中耳炎などを引き起こしやすくなります。

アデノイド肥大と呼ばれることもあります。

2. アデノイド増殖症の原因

アデノイドの役割について

小さな子どもは、体全体の免疫機能が十分にありません。

そこで、喉の周辺の扁桃、鼻の奥の扁桃いわゆるアデノイドが、細菌やウイルスの侵入から守っています。

喉周辺の扁桃のことを口蓋扁桃(こうがいへんとう)、鼻の奥のアデノイドに該当する扁桃のことを咽頭扁桃(いんとうへんとう)といいます。

体全体の免疫機能が高まると、扁桃の役割はなくなります。

口蓋扁桃は中学生くらいまでに小さくなり、アデノイドは5才で大きさのピークを迎え徐々に小さくなります。

アデノイド増殖症が起きる理由は?

現在のところ、はっきりとした原因はわかりません。

アデノイド増殖症は遺伝するの?

アデノイド増殖症になりやすい体質が遺伝するといわれています。

また、アデノイド増殖症になると、口蓋扁桃の肥大も併発しやすいといわれています。

3. アデノイド増殖症の症状

1. 鼻呼吸ができなくなる

鼻の奥の気道がふさがれてしまうため、口呼吸になります。

ドライマウスの原因にもなります。

また、口呼吸をすると顔のしまりがなくなります。

2. 鼻づまりや鼻水が多い

気道がふさがれるため、鼻づまりを起こす、鼻水が出てしまいます。

細菌感染により鼻の中に炎症が起きて、ちくのう症などを引き起こす要因にもなります。

3. いびき

気道がふさがれることで、睡眠時にいびきがひどくなります。

睡眠時無呼吸症候群を引き起こし、睡眠障害や不眠症の原因になります。

睡眠不足から、日中もボーッとしている、落ち着きがなくなります。

4. 中耳炎や難聴

細菌感染による急性中耳炎を引き起こしやすくなります。

また、アデノイドがある近くには、耳管咽頭口という穴があり、鼓膜のある鼓室につながっています。

鼓膜内の気圧を調整するはたらきがあります。

アデノイド増殖症により滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)を引き起こし、子どもの難聴を引き起こします。

声をかけても返事をしないだけでなく、学校の授業で話を聞き取ることができず、勉強が遅れてしまいます。

5. ちくのう症

鼻の中に膿ができて息苦しい、黄色い鼻水が出て臭う、頭痛や鼻周辺の痛みを感じます。

4. アデノイド増殖症の診断

鼻からファイバースコープを入れることにより、鼻の奥の状態を確認します。

必要に応じてMRIやX線検査で、詳しく診断することもあります。

5. アデノイド増殖症の治療&ホームケア

1. 経過観察

アデノイドは、5才をピークに大きくなり、その後は徐々に小さくなります。

ドライマウスの症状などをケアしながら、アデノイドが小さくなるのを待ちます。

2. 薬物療養

炎症を抑える薬を服用する、点鼻薬を用いて治療を行います。

3. 手術

アデノイド増殖症の症状が重い場合、呼吸障害の症状が出ている場合には、手術によりアデノイドを切除します。

また、喉の横の口蓋扁桃も肥大していることもあるため、あわせて切除することもあります。

4. ホームケアについて

アデノイド増殖症になると、細菌感染しやすいため、うがいや手洗いをして予防を行います。

必要に応じて、病院から処方された薬を服用します。

口呼吸になりやすいため、うがいなどをして口の中を清潔にして保湿します。

近所の耳鼻科の病院を
探す・口コミを見る

6. 先輩ママの「うちの子のアデノイド増殖症体験談」

岡山県・4才の男の子・雨の国の住人ママより

息子は新生児のころからいびきが大きいなと思っていました。

アデノイド肥大ということで、自然に小さくなる場合もあるらしいのですが、息子の場合は2才3ヵ月で手術をしました。

前の日から入院し、全身麻酔でアデノイドを切除。

出血が多かったため、念のためもう1日入院し、退院。順調に治りました。

いびきも気にならなくなっています。

引用元:いびきが大きいなと感じてたらアデノイド肥大で手術しました