赤ちゃんの小麦アレルギーとは?治る?症状・対策・治療まとめ

1. 小麦アレルギーは3大アレルゲンの1つ

3大アレルゲンとは、食物アレルギーの中でも、とくに起きやすい3つの食べ物です。

3大アレルゲンの食べ物は、小麦の他に、たまご、乳製品になります。

小麦が使われている食べ物は、身近にあるため注意が必要な食べ物の1つです。

小麦が使われている食べ物の種類は?

小麦が使われている食べ物はたくさんあり、逆に避けるのが難しいくらい、加工食品をはじめ身近に使われています。

パンは代表的ですが、他にうどん、そば、パスタの麺類にも使われています。

たとえば、そばの「つなぎ」、天ぷらやフライの衣、ホワイトソースなど、気づきにくいところに小麦が多く使われています

また、洋菓子を中心に、小麦を多く使っています。

2. 小麦アレルギーが出る原因

小麦アレルギーに反応する物質は?

おもな原因として、小麦グルテンと呼ばれるタンパク質になります。

基本的にアレルギー反応は、食べ物に含まれるタンパク質により引き起こされます。

小麦アレルギーの赤ちゃんは増えている

花粉症のように、特定の物質に何度も接触することで、徐々にアレルギー反応が強くなります。

私たちの身の回りにある食べ物は、昔に比べて小麦を使う食べ物が増えました。

意識的、無意識的に関係なく、小麦の入った食べ物を食べていることもあります。

結果として、小麦アレルギーを持つ赤ちゃんも増えているのが現状です。

小麦アレルギーが遺伝する確率は?

赤ちゃんに小麦アレルギーが出ている場合、親の遺伝も影響しています。

両親が小麦アレルギーを持っていると、50パーセントの確率で遺伝します。

両親どちらかが小麦アレルギーを持っていると、30パーセントの確率で遺伝します。

逆に両親共に小麦アレルギーを持っていない場合、10パーセントの確率で遺伝します。

このように小麦アレルギーの遺伝率は、100パーセントとはかぎらず、逆に突然小麦アレルギーが出ることもあります。

大麦やライ麦にもアレルギー反応は出るの?

大麦の場合、小麦アレルギーの原因となる、小麦グルテンが含まれていないため、アレルギーが出ない可能性があります。

ただし、似たような食べ物の場合、物質に含まれる成分が非常に類似しているため、アレルギー反応が出ることもあります。

このようなアレルギー反応を交差抗原性と呼ばれます。

大麦やライ麦の交差抗原性によるアレルギーが出る確率は、20パーセントと言われています。

確率は低いものの注意は必要となります。

3. 小麦アレルギーは治るの?

小麦アレルギーは比較的治りやすい、食物アレルギーの1つです。

乳幼児の食物アレルギーで最も多く見られる物質は、たまご、乳製品そして小麦です。

この3つの食べ物は、成長するとともに、食べられるようになる確率が上がります。

3歳になると約50パーセント、6歳になると約80パーセントの子どもが小麦を含め、たまごと乳製品を食べられるようになります。

つまり、今は小麦アレルギーがあっても、成長することで治る可能性は高くなります。

小麦アレルギーが治りにくいケース

学童期以降そして成人になってから、小麦アレルギーが出た場合、治りにくい可能性があります。

4. 小麦アレルギーの症状

小麦アレルギーは即時型と呼ばれ、食べたあとすぐにアレルギー症状が出やすい物質です。

おもな症状としては、かゆみを伴う湿疹、目の充血、呼吸が苦しくなる、下痢や嘔吐があります。

母乳のときには何もなかったのに、離乳食を食べるようになってから、上記症状が出た場合、小麦アレルギーなど注意が必要です。

5. 小麦アレルギーの対策・治療

病院はどこで診てもらえるの?

理想的なのは、アレルギー科がある病院です。

ただし、アレルギー科は少ないため、かかりつけの小児科で相談してみましょう。

小児科により診てもらえるところもあり、難しい場合には紹介してもらいましょう。

気になるならアレルギー検査を

アレルギー検査は、小児科またはアレルギー科で行うことができます。

血液検査をすることで、小麦などの穀物を含め、アレルギーになりやすい物質、約30項目を検査できます。

生後4ヶ月以降検査が可能となり、乳幼児医療助成制度を利用すれば、費用をかぎりなく抑えることができます。

食品パッケージの原材料を確認する

最近の食品パッケージの原材料表記には、アレルギーの原因となる物質の表記が多くなりました。

小麦については、食品パッケージの原材料に明記することが義務付けられています。

事前に確認をすることで、小麦アレルギーを避けることができます。

除去食を行う

除去食とは、アレルギーになる食べ物を避けることです。

アレルギーになる食べ物を避ければ、必然的にアレルギーを引き起こす心配はなくなります。

しかし、栄養バランスの面から考えて極端に行うと栄養が偏り、赤ちゃんの成長にも影響を及ぼします。

また、アレルギーになる食べ物を完全に避けるのは、今の時代難しい場合もあります。

医師に相談の元、抗アレルギー薬を服用しながら、小麦と付き合う方法もあります。

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