子どもの乳糖不耐症の原因は?どういうしくみで起こるの?

1. 子どもの乳糖不耐症の原因は?

乳糖不耐症の原因

乳糖不耐症は、ラクターゼという消化酵素が欠乏することで、乳糖が消化吸収できなくなり、腸内に残ったままになることで起こります。

子どもが乳糖不耐症になると、母乳やミルク、牛乳を飲んだり、乳製品を食べて30分から1時間を過ぎると、下痢などの症状があらわれます。

乳糖不耐症には、先天性のものと後天性のものがあります。

先天性乳糖不耐症の原因

先天性乳糖不耐症になる原因は、生まれつきラクターゼが欠乏していることです。

新生児の時から、授乳が不要になる1歳を超えるまで、継続して治療することになります。

後天性乳糖不耐症の原因

子どもがウイルスや細菌に感染し、急性胃腸炎を起こし、消化吸収機能が低下して、ラクターゼの分泌が悪くなることが原因です。

二次性乳糖不耐症と、呼ばれることも多いです。

2. 子どもが乳糖不耐症になるしくみ

乳糖が不消化で腸に残る

乳糖は本来、小腸でラクターゼという消化酵素によって、ブドウ糖とガラクトースに分解され、消化吸収されます。

ですが乳糖不耐症だとラクターゼが不足しており、乳糖の分解がうまくいかず、消化できないまま腸内に残ります。

不消化の乳糖が大腸で発酵する

分解されなかった乳糖は、腸内細菌によって発酵し、大腸の中で脂肪酸と炭酸ガス、水に分かれます。

そのため、お腹が張ったり、ゴロゴロという腹鳴が起こります。

高濃度の乳糖が小腸に水分を引き寄せる

そして、腸内の乳糖が高濃度になると、小腸に水分を引き寄せます。

これが、下痢が起こるしくみです。

酸っぱい匂いの酸性便になるのは、大腸で腸内細菌は便を発酵させるからです。

3. 子どもの乳糖不耐症の治療

乳糖の除去が基本

乳糖不耐症の治療は、乳糖を除去して、腸の機能を回復させることが基本です。

お医者さまの指示に従って、時には薬を使いながら、治療を進めていきましょう。

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