子どもの乳糖不耐症の治療とは?治療の期間・費用・薬は?

1. 子どもの乳糖不耐症の治療法とは?

腸の回復を促す

乳糖不耐症の原因は、ラクターゼという乳糖を分解する消化酵素が少なくなり、乳糖が消化吸収されずに、腸内に残ることが原因です。

腸の機能を回復させれば、腸内に溜まっている乳酸ガスを排出し、下痢を止めることができます。

そのため、腸の機能を回復させる治療を行います。

母乳の場合

子どもの乳糖不耐症の症状が軽い時には、ママが乳糖分解酵素薬を服用してから、母乳を飲ませます。

症状が重い時には、母乳を止めて、一時的に無乳糖ミルクに切りかえることもあります。

ミルクの場合

子どもに飲ませるミルクを、無乳糖ミルクに切りかえます。

ラクトレスやボンラクト、大豆ミルクなど、種類もいろいろあります。

離乳食の場合

離乳食が進んでいる場合は、メニューから牛乳やチーズ、バター、ヨーグルトなどの乳製品を除外します。

合わせて、消化しにくい脂肪分や食物繊維も減らすことをおすすめします。

2. 子どもの乳糖不耐症の治療期間

先天性か後天性かで異なる

乳糖不耐症は、先天性と後天性に分かれます。

治療期間は、どちらの乳糖不耐症かによって異なります。

先天性乳糖不耐症の場合

赤ちゃんが先天性乳糖不耐症の場合は、新生児の時から、離乳が進んでミルクが不要になる1歳を過ぎるまで、治療を続ける必要があります。

ただし、ミルクが不要になっても、乳製品の与え方には注意が必要です。

後天性乳糖不耐症の場合

後天性乳糖不耐症の場合は、症状の重さによって、回復期間が異なります。

軽症の場合は1週間程度で回復しますし、治るまでに1カ月以上かかる子どももいます。

一般的には、2週間ほど無乳糖ミルクを与えて治療を行い、様子を見ながら普通のミルクに戻していきます。

3. 子どもの乳糖不耐症の治療にかかる費用

健康保険が適用される

子どもの乳糖不耐症の治療は、健康保険が適用されるだけでなく、乳幼児医療費助成制度を利用できるので、費用はそれほどかかりません。

ただし、場合によっては無乳糖ミルクに切りかえる必要があるので、別にミルク代が必要です。

4. 子どもの乳糖不耐症の治療に使う薬

ママに処方される乳糖分解酵素薬

乳糖分解酵素薬とは、子どもが乳糖を摂取することで起こる消化不良を改善するための薬です。

母乳育児をしているママは、子どもに授乳する前に内服します。

乳糖分解酵素薬だけでは足りないと判断されると、無乳糖ミルクに切りかえることがあります。

ミルクに乳糖分解酵素薬を入れることも

ミルクを飲ませている赤ちゃんの場合、まず普通のミルクに乳糖分解酵素薬を混ぜて与えることがあります。

ただし、ミルクの温度が50℃以上になると、効果がなくなるといわれています。

そして、乳糖分解酵素薬を使っても症状が改善しなければ、無乳糖ミルクに切りかえて、経過を観察します。

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