赤ちゃんの筋性斜頸(しゃけい)とは?原因・症状・治療・ケア・体験談

1. 筋性斜頸はこんな病気

首にある筋肉である、胸鎖乳突筋にしこりでき筋肉が引っ張られます。

結果として首に傾きができ、顔がしこりのない反対側に向いている病気です。

先天性の病気ですが、1才半くらいまでに自然に治る場合がほとんどです。

2. 筋性斜頸の原因

胸鎖乳突筋とは?

「きょうさにゅうとつきん」と読みます。

胸鎖乳突筋は、頭蓋骨の後ろから、鎖骨の中央そして胸骨中央の上部にくっついています。

首の骨中心から見て、胸鎖乳突筋は左右に2つあります。

胸鎖乳突筋は、首を傾ける、曲げる、回転させるといった役割があります。

筋性斜頸が起こる確率は?

出生した赤ちゃんのうち、100人に1人起こります。

確率としては比較的多い病気です。

筋性斜頸が起こる原因は?

多くの場合、分娩時による外傷が原因とされています。

分娩時に首に負荷がかかると、胸鎖乳突筋に傷がつきます。

胸鎖乳突筋に傷がつくと、肉芽腫(にくげしゅ)と呼ばれるしこりができます。

結果として、しこりができた側の筋性斜頸が引っ張られ、首の傾きができます。

3. 筋性斜頸の症状

顔がいつも同じ方向に向いています。

また、顔を向けている反対側の首を触ると、しこりを感じます。

しこりは生後1週間ごろから触ることができます。

3週間ごろにいちばん大きくなります。

向き癖との違いは、しこりの有無です。

症状が進行するとどうなるの?

多くの場合、1才半までには自然治癒します。

しかし、治りが遅い場合、しこりのある側の顔が歪む、左右の目の大きさが違うといった症状があらわれます。

姿勢も悪くなり、背骨が曲がるといった症状があらわれます。

4. 筋性斜頸の治療&ホームケア

骨の異常や斜視で筋性斜頸になっていることもあります。

X線検査や超音波検査などをして、筋性斜頚であることを診断します。

筋性斜頸と診断できた場合、下記の治療を行います。

1. 経過観察

多くの場合、しこりが自然となくなり、生後3~4ヵ月ごろからだんだんよくなります。

1才〜1才半に自然治癒します。

その間、治療は必要ありません。

昔は首のマッサージをしていましたが、逆に筋肉の組織を傷つけるため、今はマッサージを行いません。

赤ちゃんが自然に反対側を見るように、おもちゃであやす、声をかける、テレビやライトを置くようにするといいでしょう。

2. 手術

1才半過ぎでも治らない場合、2~3才で胸鎖乳突筋を切開して治療を行います。

5. 先輩ママの「うちの子の筋性斜頸体験談」

埼玉県・1才6ヵ月の男の子・アキタクママより

1ヵ月健診で、首の左側にしこりができているようだからと、整形外科を紹介されました。

X線撮影をして、斜頚の可能性が高いとのことです。

普段の生活で、向きにくい方向にも顔を向けるように背中にタオルを置いたり、顔を向けていない方向から呼びかけるように心がけてと言われました。

毎日のことなので、面倒でしたができるだけ頑張って、1才健診では大丈夫と言われました。

引用元:首の左にしこりができて右側を向く斜頸でした