妊娠しやすいセックスの方法とは?時期・体位・時間・回数

1. 妊娠しやすい時期はいつ?

妊娠しやすい時期とは、女性の排卵日2日前と言われています。

この時期をねらってセックスをすると、健康な男女の場合妊娠する確率は25~30%です。

妊娠率を上げるためには、まず排卵日を知ることが最も重要なのです。

1. 卵子の寿命はどのくらい?

卵子の寿命はとても短いと言われています。

受精可能な時間はさらに短くなります。

卵子がつくられるしくみ

女性が生まれたとき、卵巣内には卵子のもとになる細胞が約200万個あると言われています。

生まれてから月経が始まるまでに、170~180万個まで自然に消滅します。

1周期ごとに約1000個の原始卵胞の中から、最も優秀な原始卵胞のみが生き残り、卵胞として成長し始めます。

このシステムは、優秀な子孫を残すために自然にできたものと考えられています。

排卵されるまで

生き残った原始卵胞は、ホルモンの影響を受けて成長を始めます。

2週間ほどかけて徐々に育ち、約2cmの大きさになったとき脳から「排卵しなさい」と命令がきます。

性腺刺激ホルモン(HCG)が分泌され、卵胞から卵子が飛び出し、卵管の先にキャッチされます。

これが排卵までの過程です。

卵子の寿命と受精可能時間は違う

卵管にとり込まれた卵子は、卵管で精子を待っています。

卵子の寿命は24時間程度と言われています。

しかし、受精が可能な時間は、排卵から6~12時間程度というデータもあります。

卵子の寿命はとても短いのです。

残念ながら精子と出会わなかった卵子は、自然に消滅します。

2. 精子の寿命はどのくらい?

精子は卵子よりも寿命が長いことで知られています。

しかし、卵子が待つ卵管までたどり着くまでには、多くの試練を乗り越える必要があります。

この試練に最後まで残った精子のみが、卵子と受精することができるのです。

精子ができるまで

精子の元になる細胞は、精祖細胞と呼ばれています。

精祖細胞は、精巣の中にある精細管の中で細胞分裂をくりかえします。

約80日かけてできあがった精子は、精細管の中を進んで精巣上体にとり込まれます。

精巣上体で泳ぐ力や卵子に侵入する力をたくわえ、じゅうぶんに成熟し射精のときを待ちます。

精子は、男性の精巣内でほぼ無限につくられています。

射精のしくみ

脳からの指令で射精命令がくだされると、精子は精管を通っていき、分泌液などと一緒に体外に出ていきます。

精子の寿命は?

膣内に射精された精子は、子宮頸管を通って子宮内に入ります。

子宮内は精子にとって害のない環境なので、2~3日、長い場合は5日ほど生きることができると言われています。

ただし、精子も卵子と一緒で受精可能な時間があります。

射精されてから6時間~72時間後までが、受精可能な時間であるという説が有力です。

精子は弱アルカリ性

精子は弱アルカリ性の組織です。

このため、酸性の環境下では急速に死滅してしまいます。

一方、女性の膣内は普段は酸性ですが、排卵日前になるとアルカリ性に変化します。

排卵日前に妊娠しやすくなるのは、女性の膣内環境が変化するのも理由のひとつなのです。

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2. 排卵日を知る方法は?

排卵日を正確に特定するのはとても困難です。

医師でも、排卵する時間を特定するのは無理だと言われています。

しかし、基礎体温や排卵検査薬を使うことで、おおよその排卵日を知ることができます。

1. 基礎体温をつける

基礎体温をつけると、おおよその排卵日を知ることができます。

基礎体温は低温期と高温期があり、それぞれ2週間前後で推移します。

基礎体温上での排卵日はいつ?

低温期の最終日に、体温がガクッと下がる日が排卵日という説があります。

しかし、必ずしもそうでないことが最近分かってきました。

ガクッと下がる前日に排卵されたり、高温期に入る途中のタイミングで排卵されたりと個人差が非常に大きいのです。

そのため、基礎体温のみで排卵日を知るのは不可能です。

基礎体温は毎日はかるの?

基礎体温を毎日はかるのはストレスになるものです。

しかし、毎日はかる必要はありません。

基礎体温は排卵日の目安のひとつなので、ストレスを感じるならば毎日はからなくてもOKです。

2. 排卵検査薬を使う

排卵検査薬は、排卵前に分泌されるホルモンを検知し、おおよその排卵日を特定するものです。

基礎体温と併用すれば、自分がどのタイミングで排卵しているのかが分かるようになります。

排卵検査薬の使い方は?

生理開始から約12日頃に、排卵検査薬を試してみます(生理周期が28日前後の人の場合)。

生理周期がもう少し長い人は、これよりも遅めに試してみてください。

検知部分に尿をかけるか、紙コップなどに尿を入れて所定の時間浸しておきます。

排卵検査薬を始めて使う場合、失敗を避けるためにも紙コップを使ったほうがいいでしょう。

排卵検査薬が陰性の場合

排卵検査薬が陰性の場合は、まだ排卵までに時間がかかるということです。

翌日の同じ時間帯に、再度検査してみましょう。

陽性が出るまで検査を続けることが大切です。

排卵検査薬で陽性が出たら?

排卵検査薬で陽性が出ると、約48時間後に排卵される確率が高いです。

精子の寿命は約72時間なので、このタイミングでセックスすると妊娠する確率が高くなります。

3. 妊娠しやすい体位ってあるの?

妊娠しやすい体位については、多くの産科医が研究の対象にしています。

しかし「この体位だと妊娠する確率が上がる」という根拠は今のところありません。

1. 正常位は妊娠しやすい?

多くの研究者が「正常位だと妊娠する確率が上がる」という意見をだしています。

正常位は男性が上になるので、射精された精子が外に出にくいだろうという考えからきています。

確かに他の体位に比べると妊娠しやすいイメージがありますが、根拠となる研究データはありません。

2. 子宮後屈の人は、後背位や騎乗位のほうが妊娠しやすい?

ほとんどの女性の子宮は、前方に曲がっています。

しかし、まれに子宮が後方に曲がっている女性がいます(子宮後屈)。

この場合は女性が上になる体位の、後背位や騎乗位のほうが妊娠しやすいという説があります。

ただ、この説に関しても根拠となるデータはありません。

3. セックスの後、お尻を高くして寝るといい?

精子を少しでも子宮に送れるよう、お尻を高くして寝ると妊娠しやすいという説があります。

しかし、射精された精子は、約20~30分で子宮に到達すると言われています。

膣から子宮をつなぐ子宮頸管内で、約90%の精子が死滅し、生き残った精子が子宮に向かいます。

子宮から卵管へたどり着くことができる精子は、全体の約2~3%にすぎないと言われています。

この熾烈な闘いを生き残ることができる精子は、お尻を高くして寝なくてもすぐに子宮内に入り込める力があるものです。

4. 妊娠しやすい時間帯はあるの?

妊娠しやすい時間帯はありません。

「朝にセックスすると妊娠しやすい」と言われていますが、医学的な根拠はありません。

夫婦に合った時間帯でセックスをしても、全く問題はありません。

5. 妊娠しやすいセックスの回数は?

基本的にセックスする回数が多いほど、妊娠しやすくなります。

「セックスの回数があまりに多いと、男性の精子がうすまる」という説があります。

しかし、現在では男性の禁欲期間が短いほどよいと言われています。

禁欲期間が5~7日以上になると、逆に精子の数が減ったり、運動率が悪くなることが分かっています。

1. 月に何回くらいセックスすると妊娠しやすい?

夫婦生活が週に2~3回ほどある場合、排卵日前と重なることが多くなるので、妊娠しやすくなります。

2. 排卵日前にはどのくらいセックスするといい?

週に2~3回ほどのセックスが無理な場合、排卵日前にセックスをすると妊娠する確率が上がります。

排卵日の2日前に1回、その2日後に1回セックスすると、妊娠する確率が高まるでしょう。

6. 女性がオーガズムを感じることが大切

女性がオーガズムを感じると、膣内が収縮し、精子を子宮内に送り込む力が強くなります

妊娠するためのセックスは、とにかく作業をするような感じになってしまいがちです。

しかし、夫婦がお互いを思いやり、愛にあふれたセックスをすることで、妊娠する確率は自然と上がるのです。

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